サユリのレビュー・感想・評価
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ばあちゃん覚醒!命を濃く!
ホラーは苦手なのですが、あまりのレビュー評価の高さに誘われて、勇気を振り絞って遅ればせながら鑑賞してきました。公開から1週間が経つというのにまあまあの客入りで、その期待に応えるおもしろさでした。高評価にも納得です。
ストーリーは、中古ながら念願のマイホームを手に入れた7人家族の神木家が、引っ越し直後から不穏を感じる中、家族が一人また一人と謎の死を遂げ、生き残った長男・則雄と祖母・春枝は、この家に取り憑く悪霊・サユリが原因だと突き止め、対峙していくというもの。
冒頭からこの家に取り憑く呪いの正体をチラ見せして、そこから年月が過ぎ、新たな住人を迎えて引き起こされる惨劇が描かれる…と、ここまではよくあるパターンのホラー。特に集客力のある俳優を起用しているわけでもなく、映像や演出に特筆すべきものがあるわけでもありません。
しかし、家族5人を亡くし、生き残った則雄とばあちゃんの二人だけになったところで、ばあちゃんの突然の覚醒!重い認知症だったはずなのに、覚醒ばあちゃんがファンキーに無双し、孫を鍛え上げる姿が秀逸です。ここに“スポ根ファンキーホラー”という新ジャンル爆誕といった風情です。その後も、悪霊サユリを上回るような覚醒ばあちゃんの暴れっぷりに、むしろこっちを祓ったほうがいいのではないかとさえ思えてきます。
また、則雄が友達・住田に寄せる淡い恋心もエッセンスとして、命を濃く生きることに繋げているのも悪くないです。ちょっと下品ではありますが、この世代の男子らしい雰囲気を感じます。ラストは、冒頭シーンへ戻りながらサユリの謎に迫る伏線回収で収まりもよく、家族の絆と強く生きることの大切さを感じさせ、鑑賞後の後味も爽やかです。
ただ、ラストバトルでのチープなVFXだけはちょっと萎えます。ばあちゃんに激しいアクションシーンを演じさせることができなかったためかもしれませんが、教えを受けた則雄が住田のために無我夢中で戦えばよかったのではと思ってしまいました。
主演は南出凌嘉くんで、サユリにビビる感じがよかったです。脇を固めるのは、根岸季衣さん、近藤華さん、梶原善さん、占部房子さん、きたろうさんら。中でも、本作最大の立役者である根岸季衣さんの演技が秀逸です。あと、ドラマ「ばらかもん」以来注目している近藤華さんが見られたものよかったです。
陳腐で悪趣味な映画
事前情報無しで、ふらっと立ち寄った映画館で観てきました。
まず、邦画はつまらないことが多いので、あまり期待せずに見ましたが、その低いハードルを大きく下回る特級クソ映画です。
細かいシーンでクスっと笑える箇所は多少ありましたが、
基本的には呆れ笑いの連続、中盤から後半は呆れを通り越して不快でした。
鑑賞後、あまりにも酷かったので、原作も読みました。
結果、原作にない子供に対する加虐要素が不快なシーンや展開につながっていることが分かりました。
何故こんなことをしたのか理解に苦しみます。
大きく分けて前半パートは呪怨、後半はベスト・キッドです。
呪怨パートではよくある急に大きな音で驚かせる陳腐な演出の連続、
家族が高い所から落ちたり、ケガをしているのにすぐ救急車を呼ばない、
邦画でありがちな絶叫で誤魔化すシーン等、
挙げたらキリがないほどの幼稚なシーンの連続です。
後半ベスト・キッドパートでは、理由もなく何故か痴呆のBBAが正気に戻り、太極拳の達人として主人公の孫を鍛えますが、鍛えている約一か月間、何故か怨霊は待ってくれています。
そして、鍛え終わっても見た目に何の変化もないガリガリ高校生の主人公。
「祓って済ませるつもりはねぇ、地獄送りにしてやるんじゃ」と、
大見得を切っていたBBAも結局最後には日和ってしまいます。
途中でBBAがさゆり家族を拉致してきた時には、これでBBAがさゆり家族を皆殺しにして、さゆりもろとも地獄へ道連れエンドなら、まぁ多少は納得出来るかとも思っていたのですが、まさかのさゆり母(加害者)の「ゴメンネ、アイシテル」で成仏してしまうさゆり。
自分の夫が、小学生くらいの娘をレイプしているのを黙認していた上に、家族で協力して殺害した娘に対して、何を今更、どの口が言ってんだと思いました。
これは決して謝って済む問題ではないと思います。
あそこはBBAが「謝って済むかぁ~!」と叫びながらさゆり母を撲殺し、さゆりと共に地獄へ落ちるべきシーンだと思いました。
最低でも、さゆりに殺させて恨みを晴らした上で成仏という流れにしなければ理屈が合いません。
原作では性的虐待要素自体が無いため、生前のさゆりの問題行動へのさゆり家族の対応にある一定程度の理解は可能ですが、映画バージョンでは100%さゆりが被害者という立場上、さゆり家族に対して全く同情の余地がありません。
特に、レイプされたくないから自分で髪を切り、引きこもり、お菓子を大量に食べ太るという選択をしたサユリに対し、「お願い、もとの家族にもどろう」などと見当違いのとち狂ったことを言う母親は殺されなければ理屈に合わないと感じました。
さらに、さゆりが狂った経緯を知ったからか、家族五人を殺されているBBA&主人公の孫もトーンダウンしてしまい、どっちらけの空気でエンディングということになります。
映画オリジナル要素の、子ども(弟)の顔面を柱に打ち付けたり、階段から突き落としたり、三階から落として殺すシーンは見ていてとても不快でした。
原作では無かった、子供時代のさゆりへの性的虐待シーンも不必要に長く、作中一番不快な部分です。
とても趣味の悪い、反吐が出るような映画でした。
サービス満点のフルコース・ホラー(婆ちゃん覚醒‼️)
怖くてエグくて面白い。
怖くて、しかも面白いって言えるホラー映画は、
「ビートルジュース」以来かもしれないです。
(ぶっ飛んでる意味で・・・)
フルコース?
殺人鬼、幽霊、オカルトなどの要素に加え、
恐怖とスプラッターが仲良く同居している。
「見える霊」と「見えない霊」
「ミンナのウタ」のじわじわ・・・としのびよる恐怖より、
分かりやすく、パワフルさや動きの賑やかさが、
全く退屈しないし、飽きないし、笑って泣ける。
内容は、
前→中→後編の三部構成になっている感じで、
それにエピローグが少しくっ付いています。
①神木家の惨劇
アパートから戸建中古物件に引っ越した家族7人の内、
な・なんと5人が2ヶ月足らずで不審死を遂げる。
どうも家に「サユリ」と言う名の少女の霊が
長年棲み着いているようだ。
②婆ちゃん(根岸季枝)覚醒‼️
生き残った2人は祖母の婆ちゃんと孫の則夫だけです。
婆ちゃんはそれまで、半分呆けていたのに、家族の死と共に
復活・覚醒して生き残った則夫(南出凌嘉=中3)と共に
サユリの霊に真っ向から戦いを挑みます。
《根岸季枝の怪演はROCKだ‼️ブルースだ!!》
ハイテンションにカリスマ性と根性・生命力。
動きが太極拳交えて、兎に角、笑える。
主演・根岸季枝・・・そう言っても過言ではありません。
③サユリの生い立ち、
サユリは如何にして家に憑依する霊となったか?
これが結構泣ける・・・
元々、神木家の引っ越して来た3階建ての洋館に住んでいた4人家族。
父親が美少女サユリを溺愛する。
それが度を越していた。
父親の虐待を避けてせ部屋に閉じこもり出して10数年・・
サユリは巨大化した巨体になり、暴力をふるうようになる。
持て余しはじめた、両親と姉はサユリを殺して庭に埋めた。
★★エピローグ。
書きませんが、
ラストの締めくくりとしてカタルシスがありますね。
BGMも凝っています。
石塚徹他作曲の「サユリ」オリジナルサウンドトラックも発売。
「ラジオ体操」のアレンジ曲や、
ベートーベンのピアノソナタ「悲愴」などのクラシックも。
ユーモアと重量感とコミカルに満足感高かったです。
喜怒哀楽の心をあっちこっちに揺さぶられる
元気ハツラツ〜
「死」に濃く彩られた呪われた家ホラーの前半から、「生」を濃くする師弟リベンジカンフーな二幕の後半を経て、サユリの凄惨な過去が明かされ、お馴染みの触手対決となる第三幕と、思いもよらぬ展開が楽しい快作。
「化け物よりもおぞましいのは権力勾配を利用して理不尽に欲望を果たす人間」「家父長制や男権社会に抗うために化け物にならざるを得なかった女性」という近年の白石作品に通底するテーマが、エンタテインメントに昇華されて表現されていた。
「幸せな家族」を取り繕うために実父によるサユリへのレイプを見なかった事にし、悲劇を招いた九条家の母と、「幸せだった家族」や父の思いに執着して逃げ出す事ができず、破滅に至った神木家の母という対比も良かった。
大人のくせに実父からの性暴力を見て見ぬふりをしてた母の罪は子供だった妹より全然重いのではとか、性暴力被害者であるサユリにあのキーワードは、知らぬこととは言えどうなのかとか、いろいろもやるところはあり。
軽快な特訓描写や、自分も含めニコニコ楽しそうに帰る観客たちからは2022年の『ブラックフォン』も連想。
「面白い」というより「面白がる」映画
当然観る作品は自分で選んでるワケだけど、その度に「やっぱりホラーは苦手だな」と思っていたりする。
「こわい!」「びっくりした!」「気持ちワル!」全部私にはストレスだ。
でも、映画好き達がこぞって話題にしてるなら、食わず嫌いで置いていかれるワケにはいかない。
私がホラーを観るのはその程度の理由なので、私のレビューや評価など、気にせずすっ飛ばして頂きたい。
ここはあくまで年老いた私の備忘録の場なので。
で、この『サユリ』である。
もちろん原作も知らない(観終わってから「ハイスコアガール」の作者だと知った)し、予備知識もほぼナシで劇場に乗り込んだ。
んんんと。
これは、ホラー…なんですよね?
まあジャンルなんてどうでもいいんだけど、観る側の心構えとしては中盤までホラーで入るんだけど、その後はエラいことになっていく。
そもそも家族が登場した辺りの芝居のやり取りから「ははぁん、これは怪しいな」となる。
原作通りなのかも知れないが、あんな話し方をする老人は(コミックやアニメにしか)存在しないし、痴呆っぽい演技もおかしい。お父さんのセリフの全てが空々しく現実感がない。
だから「別のリアルが存在するんだな」と思っていると、このイカれた話が走り出す。
婆さん最強かよ!
太極拳で戦うって!
物語的な「裏切り」「肩透かし」「そっちかい!」「なんでやねん」で進んでいくオカルト系残酷コント。
だから観客はしっかり心の中でツッコミながら観ていくのが正しい気がする。
「面白い」映画というよりは、こちらから「面白がる」映画。
それなのにサユリの過去は、結局「笑っちゃいけないヤツ」なワケだし、子供にも容赦ない暴力シーンとかもドキッとする。そういう意味で、ホラーに対して受け身で積極性に欠ける私には、うまくこのノリにライドできなかった。
前述したとおり、私の様な「ホラー弱者」や「器用に展開に気持ちを合わせられない人」が観るには、ちょっと厳しいのかも知れない。
🅑🅑🅐「命を濃くしろ」!!!
特に思い入れもないまま、為すすべもなく家族がやられていくので序盤は微妙に感じましたが、中盤のBBA覚醒からはギャグを交えつつも、BBAのキャラが激熱なため楽しめました。個人的には玄海師匠やビスケが実在化した感じ?で、根岸さんはフュリオサより遥かに激熱でした。「気を強く持て」ではなくて、「命を濃くしろ」と言うのが特に印象的で、鑑賞後も死んだように生きている現実に何か活かせる気がしました。打撃音等がでかすぎて何か笑えました。祈祷師が関暁夫みたいで胡散臭かったですが、家にすら入れず笑えました。現在と過去で家の中の色味が違って、映画のサイレントヒル1作目みたい(触手攻撃もありますしね)で良かったです。BBA以外のキャラクターは、まあぶっちゃけ普通だと思いますが(失礼)、根岸さんが米アカデミー助演女優賞なのは、もう間違いないと思います。「貞子VS伽椰子VS根岸」や「八尺様VS根岸」(リゾートバイト)、「根岸@羽生蛇村」(サイレン)等も観たいです。
怖いけど、カッコいい
漫画にしろ、映画にしろ、ホラーってコメディーだと思います。
恐怖に叫んだ後は、必ず笑いだしてしまいます。
楳図かずお作品が怖すぎて笑う
日野日出志作品がグロすぎて笑う
森由岐子作品が色々ヤバすぎて笑う、などなど色々ありますが、かつてのホラー漫画の巨匠達は、この物語はフィクションですの注釈の代わりに、笑いを入れて子供心を多少は安心させていた気がします。
森先生にそこまでの配慮は似合いませんが。
サユリの原作はまだ読んでいないのですが、ホラーかつコメディーなんだろうなとは想像出来ます。
前半ホラー、後半コメディーにはっきり振り切った監督は潔かったし、生きるパワーが悪霊を追い返すというのはまさに真理であり、押切先生のメッセージは素晴らしいと思いました。
しかし、原作を知らずに観たものにしてみれば、後半コメディーとは予想外でしたので、最後までホラーとして笑わして欲しかったのが本音です
根岸季衣ファンなので、満足は満足です。
酒を飲みながら、若手と演技論について戦わす根岸さんの日常が観たい。
怖いけど、カッコいいだろうな~
生命力
激ヤバで最高なホラーでした。
しかもジャンルを転換させるという荒技を見事にやってのけて面白さに繋げていて、さすが白石監督だ、さすが押切先生だとなりました。
序盤は間取りが不気味だったり、女性の霊がちょろちょろ現れて不穏な雰囲気が漂っているんですが、まだ違和感程度というホラーあるあるですが悪くない出だしだなぁと思っていたところで一気にギアが入っていきます。
序盤から良い子感全開の則雄がとても良いキャラしていて頑張ってくれ…!と応援に身が入りました。
見える系女子の住田ちゃんが何やら怪しい発言で不安にさせてきますが、そんなもん遥かに超えてくるものが出てくるもんですから大変です。
お姉ちゃんが弟の顔を柱に思いっきりぶつけて怪我させた辺りからゾッとさせられ、サユリの霊が原因だという事は分かりますがなぜそうなったのかというのが分からないまま父も急に死に、続け様に祖父も死んでいくので戦々恐々していました。
呪いが回りに回って弟は3階から突き落とされてグチャグチャに、姉は自分で首を刺して死に、母はコードを首に巻きつけて自殺(若干ここでの母の絵面はやり過ぎ感はあった笑)ととにかく絶望を叩きつけまくってくるので大変でした。
母が引っ越さない理由とか家の呪いとはなんなのかという細かな疑問にも納得のいくシーンがあったり、この後の展開に活きてくるものもあって巧いなぁと思うところがたくさんあったのも良かったです。
家族全員死亡というとんでもない展開、特に子供が死ぬシーンって邦画にはあまり無かったのでその点でもインパクトがデカかったんですが、ここにきてボケてた婆ちゃんが覚醒して師範代の頃の自分を取り戻してサユリに立ち向かうという復讐胸熱展開はめっちゃ燃えました。
ボケを直した後の婆ちゃんがピンピンしまくっててさっきまではなんだったのかくらい拳は振るうわ口は悪いわで面白いですし、この作品の根幹にある生きる事の大切さを常に問いてくれるのも良かったです。
食事をしっかり取り(めっちゃ美味しそうで予想外の飯テロ注意)、しっかり寝て、しっかりと運動して、どんなことも笑い飛ばしていく姿勢には勇気をもらえました。
アクションも派手にやってくれますし、霊媒師が来た時に思いっきりボコボコにしてたのは面白すぎました。そんなやらんでもってくらいには大暴れしてくれる婆ちゃんに感謝です。
サユリの過去が中々に悲しいもので…。
父親に近親相姦させられ、母に助けを求めても見て見ぬフリをされてしまい、引きこもってからいざ部屋を出て復讐しようとしたら家族に殺されてしまいという思わず息が詰まるような展開がサユリの暴力性や行動の真の意味を表しているようで凄いなともなってしまいました。
サユリの家族を拉致ってくるハチャメチャな婆ちゃんの行動には笑いましたが、3人を見事にまで痛めつけていくのは中々にパンクでした。
もうサユリの分までやってるんじゃってレベルの傷つけっぷりに味方であるはずの則雄と一緒に引いて見ていました。
サユリも見事に恨みを晴らすように父親にAF(死を孕む)をキメて行くところはぎゃあー!!と叫びそうになりました。
妹にも容赦なくバールのようなものを振るい、母の目を潰してと復讐のオンパレードには傍観することしかできませんでした。
完全にモンスターと化したサユリに立ち向かう2人の前向きさが本当に見ていて清々しく、血反吐吐こうがボコボコにやられようが生き延びる事大前提で突き進んで行くので応援に力が入ります。
生きるための呪文を唱えて、住田に思いの丈を伝え、なんなら伝えすぎでサユリを突破していく様は最高でした。
その後も怪しげな雰囲気で終わらすという愚行は全くせず、元通りの日常に戻り、その中でより生きることを楽しく思いながら家へ帰るという爽やかな終わり方まで美しかったです。
ホラー映画を見て感動するというのは初体験で一本取られました。
原作ありというのも込みで1本で作品が完結しているというのもとても良くて、1から10まで無駄なく楽しめるJホラーで最高でした。今年ベスト候補です。
鑑賞日 8/26
鑑賞時間 15:20〜17:20
座席 D-18
根岸季衣vs柴田理恵 が見たい!
原作未読。観終わって原作が押切蓮介だと知って納得。ババアがやたら強いのはまさに押切イズム。
前半はありがちなJホラーだが、中盤からの気合いで悪霊に逆襲していく展開がアツい。
霊感強め美少女・住田さん役の近藤華が良い。
お隣さんが連れて来た最強霊媒師を、根岸季衣演じる婆さんが文字通り一蹴するシーンに爆笑。
作品違いだがここで登場する霊媒師が柴田理恵だったら、と一瞬夢想する。根岸季衣vs柴田理恵の最強ババア決定戦を誰かマッチメイクしてくれ。
B級ホラーと侮る事なかれ
生きているものの武器は"いのち"
ホラーをあまり観なくなったのは、怖いのが苦手ってのもあるんですが、なにそれっていう感じの終わり方、スッキリしない後味の悪い、訳のわからない作品(後味の悪いのはそれはそれでいいんです、よく出来ていれば)が増えたから。
今作は、最初からわかりやすく普通に怖いし、一転して笑えるし、サユリがなぜ、のところは泣けるし、観終わった後に元気を貰える稀有な作品です。こういうの好き。
アンソニー・ホプキンス、奥田瑛二、藤竜也と認知症の名演技が続いたところで、根岸季衣のボケっぷり。と思ってたらそういうことか。エブエブのミッシェル・ヨーみたいにブレイクしないかな。
つかさん、とし江さんやってくれてますよ!
(根岸季衣さんもちろんよかったけど、こういうのを吉永小百合さんとか三田佳子さんとかがやってくれたら面白いのにね。)
元気ハツラツ、お のアレ、おまじないの言葉として流行んないかな。無理だろな。
心霊ものとかで霊媒師が唱えてたら効果ありそう。
いのちを濃く、とかホント、名言ばかり。
のりおと住田とおばあちゃんの三人で悪霊バスターズシリーズ作ってほしい。「元気ハツラツ、○○○○まんまんシリーズ」
ホラーって若い人たくさん観にくるんだ、お化け屋敷感覚か。前の日、同じ時間帯であんなに面白い「モンキーマン」ほぼ貸切だったのに。
純然たるホラーコメディです。短髪デブの女悪霊に乾杯。
めちゃおもしろかったです。
簡単な紹介文だけ読んで、鑑賞しました。
原作未読です。
終始、楽しかったです。
自然に囲まれたマイホームを購入して意気揚々としている家族の風景から、
だんだん姉がおかしくなって、家族が不穏になっていく空気。
溢れるように家族の死体が増えていく様。
幸せから不幸のどん底にかんたんに落ちていく。ホラーとして最高に楽しいです。
あとでおばあさんの変異が待っていると思うと(紹介文を読んでいるからね)、たまらなくワクワクします。
おばあさんの役者さんは、名前は知らなかったけど、テレビ等で当然存じている、なんかガタイのいいかっこいい女性です。それがファンキーババアになるのです。期待しないわけがない。
期待通り、ババアは大活躍してくれます。あんだけかっこいいババアなら、疑うより前についていこうと息子が思うのも納得です。
悪霊のサユリもブタ女で、最高の醜さで言うことなしでした。蔑むにはピッタリの外見です。
しかし後半に、サユリの背景も出てくるので、それはもう同情しきりです。あの設定はかわいそうしかありません。
一番の悪役は別にいましたね。
誘われて行った映画でしたが、最高のホラーコメディでした。
新感覚ホラー映画
誰のレビューも見ずに劇場へ!
押切蓮介さんの別作品が好きで彼がホラー?と気になり見に行きました。
大正解でした。
さすが押切さんという展開、力強さ、程よい下品さ、
そして押しつけがましくない愛。
※ここからは作品関係ないです。
観客に若い人が多く、においのきつい食べ物の持ち込みや大声での会話など
正直作品に失礼な人が多かったです。
おそらく若い人向けの宣伝かなにかがバズッたんでしょう
あんなに上映前にマナーについての映像が流れるのに・・。
若い人が呼べる映画は貴重だと思う。
でもマナーも大事。イオンシネマさん、見回りや注意もしましょう。
2時間ドラマの名バイプレーヤーが所狭しと駆け回る🤣
ホラーなのにゲラゲラ笑い声が聞こえるという、画期的な作品ですね(笑)
カメ止めを観終わった時に感じた何とも言えない高揚感、Gメンの吉岡里帆さんの演技を観た時の何か得した感じに近いかもしれません😂
2時間ドラマ大好き人間の私めには名バイプレーヤーのやりたい放題の生き生きとした名演が刺さりましたが、苦手な人は0点付けてもおかしくないくらい賛否は激しいでしょうね😌
同じ名バイプレーヤーでも平泉成さんの主演作品はレビューが芳しくなかったので観ていませんが、やっぱり映画やドラマの良し悪しは脚本が8割〜9割を占めるって事が分かる典型的な作品でもありました😆
後、変な家に出演した名バイプレーヤーの黒歴史がこの作品で帳消しどころか、お釣りが来るくらいの大活躍が何よりも嬉しかったです😭
石坂浩二さん、高嶋政伸さんも黒歴史が帳消しになるくらいの演技が観たいです(笑)
これはビックリ‼︎
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