「マジで酷い」コードギアス 奪還のロゼ 最終幕 カスさんの映画レビュー(感想・評価)
マジで酷い
映像化されたギアスは全部見てて、アキトと復活はBDまで買いましたが、今回のロゼについてはこれはないなぁと。
アキトは大量の回収されない伏線とか色々あったけどキャラの魅力で乗り切れたけど、ロゼは厳しかったですね。
まずロゼの正体を隠してるせいで男受けするビジュアルのサクヤを全面に押し出してローンチ広告を打てなかったと思いますが、割とあっけなく序盤に正体を晒す→そういう前提のあらすじにしてサクヤを使って広告を打った方がよかったのではと思いました。
少なくとも僕は当初全く興味がなく、キャサリンとサクヤを広告で見た事で行くことを決めました。
そういう層も少なくないのでは?
こういう事は割と一事が万事的に随所に見られ、意味ありげの設定や会話が全然生かされなかったりと、かなりモヤモヤする構成でした。
ロキ出現のタイミングで外伝作含めたオールスター総出演でみんなでノーランドを倒しに行くのか!?豪華だな!?と思ってたらアッシュロゼで宇宙行って15分くらいで倒して終了。余韻に浸る間もなく終戦処理の終わった世界に飛ばされて訳がわからないまま終幕しました。
全体的に設定の必然性に乏しいのですが、個人的に納得が行かないのはロキ周りの説明です。
一地方ブロックでしかない北海道ブロックで武装蜂起から数年で世界を圧倒する兵器を量産、しかも超巨大母艦まで建造してるとか意味がわかりません
実は旧ブリタニアのKMFプラントが北海道に集中してるとか、そういった説明がないと圧倒的な国力差があるブリタニア共和国側が押されていた理由が超無能集団だったことになってしまう笑
最終話周辺は「実は1話分寝てたのでは?」って思うほど超特急で終わりました。
もっと丁寧に描いて欲しかったですねー