がんばっていきまっしょいのレビュー・感想・評価
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う~ん
主人公がやる気がなくしかも才能も高くなくリーダーシップもないという珍しいスポ根アニメ。いやスポ根というよりは10代の少女の揺れ動く感情を表現した青春アニメと言ったほうがいいのだろう。
ただ途中で恋愛要素を絡めてくるのかなと思ったらそれもなし。
最後も大して練習してないんだからそりゃ負けるよなという感じ。
盛り上がりに欠けるかな。
主人公がやる気のない状態から立ち直ってくれたのは良かったがもう少し努力して脱皮していく過程も描かれていれば共感できたかなぁという感じです。
廃部寸前のボート部に引き寄せられて集まった5人の女子高生が、素人同然から始めた部活動を通して成長する姿を描いた学園ドラマ。登場する人物が魅力的な良作です。
正直、予告映像を観た際の感想としては今ひとつ響かず。
キラキラした女の子が一杯登場する今風のアニメ作品かと
思い込んで、鑑賞対象外の作品でした。
愛媛県が舞台の地方色の出ている作品 と小耳に挟んで興味が
涌いて観てみることに。
さあ鑑賞開始。
で、すぐに単なるキラキラな作品では無いなと分かりました。
登場人物の性格がみんな魅力的で、会話もテンポ良く進みます。
楽しい世界観に冒頭から引き込まれました。・_・
(先入観から決めつけてはダメですね。うーん。反省)
で、登場する主な人物たち。全員高2。
村上悦子 (悦ネェ) メインヒロイン。何となく気だるげな雰囲気。
佐伯姫 (ヒメ) 悦ネェとは小中一緒の幼馴染み。参謀タイプ?
高橋李衣奈(リー) 埼玉からの転校生。翔んで…は来てません。
兵藤妙子 (ダッコ) 地元の大手漁業事業者の娘。実はお嬢様。
井本真優美(イモッチ) 由緒ある家のお嬢様。妙子はライバル。
あ、唯一の男子部員を忘れてました。・∇・; ゴメン
二宮隼人(???)高2。三年生引退後に残った唯一の部員。
舞台は四国。愛媛県松山市の三津東高校。
進学校らしいです。かつてはボート部が強かったそうな。
海が近く、ボート部は畝も行き交う海で練習します。
県大会は、山の中の湖で開催されます。その名も玉川湖。
後でマップで確認したら、細長い湖のようです。こじんまり。
ボート競技に適した湖なのかも。
悦ネェと姫が同じクラス。そこに転校生がやってきます。
ボート部に入りたいと言う転校生=リー。
海で競技会を行っているのを見て、ボート部があるものと思って
いたようですが、その時点で「廃部寸前」。@_@;;
三年生の引退後、残った部員は男子一人だけ。
その唯一の部員に会いに行こうと…しないリー。 「?」
リーは家庭環境と女子校育ちのため、男子が苦手。あらら。
泣きつかれて、二宮クンの所に付き添う悦ネェと姫。
そして三人で二宮君の前に。
「ボート部に入りたいんだけど。残せないの?」
そう尋ねると ” 残せる ” との返事。ただし、と二宮君。
「三人が入部してくれれば」
部の人数要件を満たすのだそうだ。
自分は付き添いで来ただけ。そう告げて入部の意志が無いことを
口に出す悦ネェ。入るのはこの子だけ と、リーを指さす。
「お願い!一緒に入部して!」
必死に悦ネェと姫を勧誘するリー。…彼女は男性が苦手。
幽霊部員として名前だけでもと、入部することになる二人。
こうして入部することとなった三人の元に、ボート部に勝つため
との理由で更にダッコとイモッチが入部。怒濤の展開。・_・;
女子だけで5人になった。4人乗りのボートを漕げる。
競技に対する熱意の温度差はあるものの、部活動スタートだ。
と、まあ
5人の練習する姿や、出場した大会の様子が描かれます。
また、” 真面目に取り組んでも意味が無い ” と
練習に身が入らない悦ネェの姿、
ライバル高の生徒との間でバチバチと火花が飛ぶ様子などを
ときに軽妙に、ときに本音混じりに描き出します。
全体を通して流れる雰囲気が軽妙洒脱で良い感じのする
「青春・学園・スポ根・ヒューマンドラマ」 でした。・_・;
登場人物の性格がしっかりと描かれている点、話がブレずに
進んだのが良かった。
観て良かったと思える作品です。
満足しました。
◇
鑑賞後、この作品をもっと知りたくなって色々調べたのですが…
あ、原作あったんだ。@-@ ;
あ、実写映画もあったんだ。@-@ ;;
あ、連続ドラマもあったんだ。@-@ ;;; キャー
原作は1995年に発表されてます。ほぼ30年前ですか。
…うーん。
当時の作品を全く知らずに鑑賞してしまいました。・_・;; けど
それでも尚、しっかり伝わってくるものがある良い作品でした。
あ、10年後を描いた続編小説もあるんですね。
これも気になります☆
◇あれこれ
■ボート競技
の事をを調べてみたのですが、現在は「ローイング競技」と呼ぶらしい
です。この作品で描かれた競技のような「1艘に5人乗って4人が漕ぐ」
競技を「舵手付きクォドルプル 」と呼ぶようです。
高校の競技ではこれが花形種目らしく、距離は1000メートル。長いなぁ
舵手は漕ぎませんが、楽チン…な訳ではなく、司令塔なのでしょうか?
一人だけ進行方向を向いて乗っている訳ですから。
他にも漕ぎ手の人数や手に持つオールの数で競技が分かれるようで
人数の違いは「エイト、フォア、ペア、シングル」
オールの数は「スウィープ(一人1本)、スカル(一人2本)」
…うーん複雑 @_@;
■ボートって軽いの?
前半の描写で、女子が4人がかりで担ぎ上げる場面がありました。
中盤では、二宮君(男子部員)が一人で運んでいました。しかも
頭に乗せてました。
最初の場面からは、一艘4~50㎏ありそうな印象を受けたのです
が、頭に乗せて移動するには重すぎるかなぁという気も…。
そんな訳で、ボートの重さが気になって調べていたのですが
女子が運んでいたのは4人乗り、男子が運んでいたのは1人乗り。
重量が違うと分かりました。4人乗りは50㎏を超えますが、一人乗り
ボートは14㎏程度のようです。
そういえば二宮君。
1人用ボートで女子のボートに並走する場面もありましたね。
(※忘れてました。ごめんなさい)
■モデルになった高校
三津東高校として登場する主人公たちの高校、モデルとなっているのは
松山東高校、とのことなのですが、その松山東高等学校ボート部。
創部136年とか。歴史と伝統の重み。というヤツですね。
これからも頑張って下さいまっしょい。(えへ☆)
◇最後に
この作品の原作が書かれたのが30年前と知り、最初は" へー ” と思った
のですが、個性ある登場人物と良く練られたストーリー、そして演出に、
最後まで楽しんで鑑賞しました。
良い作品の魅力は30年過ぎようが色褪せない。昨年のスラムダンクも
そうでしたが、これもまた、その見本のような作品かなと思います。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
スポ根じゃなかった(笑)
原作は未読。昔、田中麗奈が主演をやった実写版があったのは記憶してます。
CGの出来は好き嫌いが分かれるでしょう。
ただ、がんばっていきまっしょい と題名そのものが作品のテーマになっています。
転校生のいいねから始まったボート部活動。
全てに上手くいかなくなった主人公が、頑張ることに再帰する過程が良く描かれています。
残念なのは話題に殆どなって無いので爆死作品なるのではと思われることです。声優さん達は有名どころを揃えてるのに。。
最後の高校総体県予選決勝の結果、次の大会にも出場が叶ったようなので是非続編が観たいですね。新入部員も入ったようですし。
全てが中途半端
タイトルどおり色々な意味で中途半端な作品です。どの辺りが中途半端なのかを簡単に箇条書きにします。
①ボート部の話であるにもかかわらず、競技ルールや各ポジションの役割り、道具に関することなどの説明が殆どない。
②各キャラの人物像の描き方が浅い。特にメインキャラである悦ネエに関する描写が足りないため、いまひとつ行動に共感できない。
③ボート部5人の友情物語として見ても、悦ネエがやる気をなくしてもほったらかしで盛り上がりに欠ける。
④悦ネエが休んでいる間、他の部員もボート部を休みにするって大会で勝とうと思っているとはとても思えない。
⑤恋愛に発展しそうなシーンが少し出てくるが、その後はうやむやで何も起こらない。
⑥そもそも、ボートにおけるナックルフォアという競技は一人がオールを1本ずつ持つはずなのに、何故か2本ずつ持っている。実写版ではちゃんと1本ずつ持っているのに適当すぎるとしか思えない。
以上、尺がたりないのか、原作をちゃんと読み込んでいないのか、全体に中途半端でいい加減な作品でした。
追記〉
作画についてですが、静止画はとても綺麗なのに動きが不自然なのが終始気になりました。
王道中の王道
マニュアルでも出来上がってるのかと思うくらい王道中の王道で、ハズレない代わりに目新しさもない。
安心して感動できる。
絵が綺麗だなぁとか
目の色がカラフルだなぁとか
モデリングがたまにおかしくないかとか
50を越えたおっさんが観るには、そんな感想しか浮かんでこない。
が、この手の作品を初めて観る世代は必ずいるので、需要も必要性もあると思われる。
と、こんな冷めた感想を抱くおっさんでも、薄っすら涙を浮かべながら観れるので、ご安心を。
やっぱり泣いてしまう話
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高校生の悦子は子供時代、体が大きく運動もでき、輝いてた。
でも今は凡庸となり、人生にやる気を失ってる状態。
そこへリーが転校して来て、ボート部に入りたがる。
ボート部は廃部になってたが、悦子らが名前を貸し、復活。
こうして女子5人のボートチームが、なりゆきで出来上がる。
悦子は全くやる気なかったが、試みに出た大会で大敗し、
負けたくない気持ちから、積極的に練習する気力が生まれる。
でも競技中の事故でチームメイトに怪我をさせてしまい、
またやる気がなくなって、チームから距離を置く。
人数がギリギリ5人なので、チームは実質停止状態に。
悦子はついにそれを乗り越え、チームは復活。
愛媛大会で2位になり、四国大会へ。
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先日見た「きみの色」と同じパターンで、泣きまくり。
青春時代を精一杯に生きる、自分がやれなかったことを、
主人公たちがやってくれる、そんな作品。
とくに悦子には、自分と似た部分を感じたなあ。
基本的にHSP気質で、心を揺らさずに生きてたいタイプ。
有能だと信じてた自分が、実はそうではないのかも??
青春時代にありがちなそんな現実と直面した時に、
「どうでもいい」と自分に言い聞かせて逃げる。
そういうタイプはきっかけさえつかめれば、
心の奥底にしまい込んだ情熱が再燃し前を向ける。
若いうちに、打ち込めるものに出会えてよかったね。
ボートの仲間達も、みんな個性的でみんな根が優しい。
見てるこちらも優しい気持ちになれる。
原作を知らんけど、この後どうなるんやろな。
舞台の松山の一六タルトをモジった広告があった。
十七本舗の十七タルトやってさ。思わず笑ってもたわ。
でもエンドロールで、協賛・一六本舗って出てた。
ならばモジらずそのまま出しゃあええのにw
一艇ありて一人なし
原作はおろか、実写映画やドラマ、漫画のいずれもノータッチのため、新鮮な気持ちで鑑賞。
とりあえず、CGのクオリティが目茶苦茶高い。
『ガルクラ』のような崩した表現こそないが、動きや表情はかなり自然で、髪も柔らかく揺れる。
硬さや違和感が無いとは言わないが、キャラと背景とも違和感なく馴染んでおり本当に素晴らしかった。
ボート競技同様、CGだけでなく色彩や撮影など多部署の息が合わないとこうはならないと思う。
反面、ストーリーは可もなく不可もないレベルで、主となるハズの悦ネエの心の機微は正直、雑。
急にやる気を出したと思えば、二人で話していただけで勝手に負けインぶって。
きっかけとなった出来事に解決も変化もなく復帰し、メールの内容も明かされないので少しモヤモヤ。
恋愛要素も一時離脱の役目を果たしたら自然消滅だし。
結局オールを買ったかどうかの描写もないならリーのバイトシーンも不要かと。
渋ジイの実は凄い人設定も、終盤で唐突に出すくらいなら二宮に全部やらせた方がよかったのでは。
何語かも分からない挿入歌には違和感Max。
花火ひとつにも多彩な音が使われていたのは感心した。
演技は総じて良かったが、萌え声なのに不快にならない高橋李依のアクセント付けがクセになった。
竹達さんも、悪目立ちしない抑え加減で地味にいい仕事。
伊藤美来の「あはは〜」だけはやや浮いてたかなぁ。
キャラ的には、違和感には気付けども理由までは察せないヒメのリアルさが好きなのだけど。
ダッコ・イモッチ加入時のテンポ感とリーの反応は最高。
尺不足は感じるが、キャラの魅力はしっかり出ていた。
合間の話もその後の展開も気になるし、梅子サイドや二宮の試合なんかも是非見たい。
質的に難しいかもだが、TVシリーズを希望します。
【”一艇ありて一人なし!”小学校高学年の頃から、直ぐに諦めてしまう癖がついていた女子高生が、ボート競技に関わる中で諦めない気持ちを持つ大切さに気付く過程を、チームメンバーとの友情を絡めて描いた作品。】
ー 一艇ありて一人なし:ボート競技において、チームワークの大切さを示す言葉。-
■エツネエは、小学校の頃は背が高く、走るのも早くて親分気質からエツネエと呼ばれていた。だが、中学生になると、男子の背も大きくなりエツネエは走るスピードも一番ではなくなり、徐々に諦め癖が付いてしまっていた。
だが、ある日、埼玉県からリーが転校してくる。ボート部に入りたかったリーだが、ボート部の部員は、男子の二宮一人。
部として成立させるために、エツネエは親友ヒメと名前だけを貸すが、そこに小さい頃からライバルだったダッコとイモッチも加わり、エツネエはやる気がないまま、ボートの初試合に臨む。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・「がんばっていきまっしょい」と言えば、田中麗奈さんデビュー作の逸品(ア!レビューあげてないや!!)が有名であるが、今作は流麗な絵(CGかな。)で彩られた比較的落ち着いた作りが印象的である。
・エツネエ、親友ヒメ、ダッコ、イモッチのキャラ立ちも良く、トーンとしては”熱血!”というよりも比較的冷静な物語運びで、エツネエの心の成長を描く作品として私は鑑賞したな。
・観ていると、どうしても4人の女子高生に目が行きがちになるが、私はこの作品の陰のMVPは二宮だと思ったな。
たった一人でボート部を支えて来て、自分もチームでボートを漕ぎたいはずなのに、一人でボートの手入れをしたり4人を指導したり、ボートの片づけをしたり、良い奴だと思ったな。
・後は、一言も喋らないお爺さんコーチかな。実は凄い人だという事が分かるのだけれど。
・松山が舞台と言う事もあり、”大街道”の商店街が描かれたりするところも嬉しかったな。
■アニメ化して一番良かったと思ったのは、絵の流麗さかな。ボートが進む中、光が反射するシーンや、エツネエと親友ヒメとが海岸に寝転がって見る空の青さとかね。
<ラストの締め方も良かったな。
優勝常連校の選手とエツネエとの会話や、試合後に”未だ先がある!”と言う終わり方も、抑制したトーンで描かれていて、今作は品の漂う青春スポーツムービーだと思いましたね。では。>
普通に良作。 とても見やすい映画
事前情報なしで鑑賞。
ストーリー構成は綺麗で終わり方までもちょうど良い。
ボート部設立から挫折や大会そして、最後まで凄くちょうどいい。ご都合主義も少なく等身大の作品という感じで楽しめる!
ただ、個人的に主人公がめんどくさいのが難点。周りがいい人すぎる。自由人すぎるんじゃないかな、、、。成長物語って言えばそうだけど言葉足らずだし、自分勝手がすぎる、、、まぁ、終わり良ければみたいなとこあるけど。
あとは、男。あれいるかな?変に関わりが大きくてラブコメったら蛇足だとは思うけどあそこまで関わらないのだったら、、、って。花火大会とかのフラグ?っぽいのも正直いらないかなーって。すごい良い奴なのは分かるんだけどね。もっとアドバイザーって立ち位置だけにしとくとか?
でも、作品として普通に楽しめたし面白かった!映像も綺麗だし歌も良かった!声優も豪華で素晴らしい!あはは〜が少し気になるくらい笑
見に来て普通に良かったです!
いっそのこと、ED担当のグループメンバーに演じさせた方が伝説になったかもしれません
2024.10.28 MOVIX京都
2024年の日本のアニメーション映画(95分、G)
原作は敷村良子の小説(1996年)
ボート部を通じて親交を深める女子高生たちを描いた青春映画
監督は櫻木優平
脚本は櫻木優平&大知慶一郎
物語の舞台は、愛媛県松山市
地元の三津東高校の伝統行事であるボート大会を見学していた転校生の梨衣奈(髙橋李衣)は、そこで途中で競技を諦めてしまう悦子(雨宮天)を見つけた
その後、梨衣奈が自分のクラスに向かうと、そこには悦子と彼女の親友の姫(伊藤美来)がいて、担任(中村早希)は彼女らに梨衣奈のあれこれを押し付けてしまった
梨衣奈は、父親の転勤でこの街に来たが、かねてからボート部に入ることを楽しみにしていた
だが、ボート部は人数不足で休部状態になっていて、ショックを受けざるを得ない
悦子は、隣のクラスにいる二宮(江口拓也)に相談すれば良いというものの、梨衣奈は共学に入るのが初めてで、男子とはうまく話せないという
そこで、悦子と姫が梨衣奈の手助けをすることになったのだが、クラブ活動には最低4人は必要ということで、悦子と姫が名前を貸すことになったのである
映画は、クラブ活動の再会をどこかで聞きつけた妙子(鬼頭明里)と真優美(長谷川育美)が加入し、その流れで悦子と姫が巻き込まれていく様子が描かれていく
三津東高校の伝統行事にボート大会というものがあって、それに勝つためにボート部に入った妙子と真優美だったが、結局はガチのボート部の大会を目指すことになる
大会で顔を合わせることになった港山高校の梅子(竹達彩奈)がライバル視することになるのだが、その実力差は天と地ほどの差があって、最終的には、梨衣奈達の実力も上がって、予選で接戦を繰り広げるほどに成長していく様子が描かれていた
かなり昔の原作で、これまでにアニメ化もドラマ化もされた作品で、なぜ今になって再アニメ化に至ったのかはわからない
おそらくはCGアニメとしての新しい試みのように思えるが、その意義はあまり感じなかった
映像は確かに綺麗なのだが、人物表現として適しているかは微妙で、常にゆらゆらとう揺らめいているのは実写ではリアルに感じても、アニメだとノイズのように思えた
物語は、やる気のない女子高生が心を入れ替えるというものだが、さらにやる気を失うエピソードとして花火大会のエピソードがあった
そこでは、おめかしして二宮に会いに行ったものの、梨衣奈と一緒にいるところ見ただけで嫉妬心を感じてしまう
その後もギクシャクしてしまうのだが、その恋愛感情はいつの間にか消えてしまい、回収されないのはモヤモヤしてしまった
恋愛要素自体は不要なのだが、花火大会のエピソードを入れると無視はできなくなる
なので、回収をしないのなら、無理にイベントを挟む必要もなく、何度やっても勝てないので無意味に思えたとか、それぞれの目標がバラバラで自然分解するとかの方がまだマシだったように感じた
いずれにせよ、若い女の子がキャッキャしているタイプのアニメが好きな人ならOKの作品で、それ以外の層には刺さらない作品のように思えた
エンディングは主役5人の声優が歌うのかと思っていたのだが、どうやら無関係のアイドルのようで、これまたプロモーションとして何がしたいのかよくわからなかった
せめてアイドルグループのメンバーに演じさせて、その集客をした方が結果は良かったと思うので、色々と大人も目論見が瓦解した映画なのかな、と感じた
シンプルな青春部活映画
原作小説は90年代で
過去には映画・ドラマ化もされていたらしいが
過去作はまったく知らない
ボートの知識がなくても
映画は楽しめると思う
3DCGアニメなので
CGに慣れないと違和感がある人がいるので
それだけで人を選ぶと思う
内容はシンプルな青春部活映画
転校生がきっかけで
ボート部に入ることになって部活に熱中することになる
メンバーが5人そろうところはコミカルでよかった
キャラクターのあだなは原作通りなのだろうがテキトーに感じる
主人公は過去の挫折で無気力で
最初は部活にも消極的だったが途中からやる気になる
しかし、途中でいろいろあって
また消極的になってしまう
そのあと、やる気を取りもどすが
その理由はちょっとよくわからない
恋愛要素っぽいところはあるが
別になくても関係ない感じだったと思う
ストーリーはシンプルすぎるので
なんとなく主題歌を歌っているアイドルソングの
MVっぽい作品に感じてきた
挿入歌も歌っているらしい
鉄板の青春映画!
子供の頃は足が速くクラスでリーダーだったが、周りが成長していくうちに挫折し、生きていく目標が見いだせずにやる気も根気もなくなった女の子「悦ネェ」と幼馴染の「姫」。
海無し県の埼玉から舞台の愛媛に転校して来てボート部に入りたいという「リー」と家業がライバルの網元の娘「ダッコ」と「イモッチ」の計5人の女の子が、男部員「二宮」一人で潰れそうなボート部に入部し、女の子4人で漕ぐボート競技を通じて青春の目標を見つけ出すという女の子達の物語。
最初の失敗からの練習、主人公の離脱と復活というありがちなストーリーだけど90分間にうまくまとめられた青春物語の佳作ってとこかなぁ。
オールCGアニメで好き嫌いはあるだろうけれど、キャラデザはラブライブの人ということで手描きっぽいキャラは嫌じゃなかった。(男の子が猫背っぽく歩いたり、いかり肩ポイところがあったのはいかにもCGぽかったけれど)
最近の劇場アニメでは珍しく売れっ子の本業の声優さんたち、雨宮天、伊藤美来、高橋李依、鬼頭明里、長谷川育美と江口拓也、竹達彩奈等々が演じられており、声の演技は安心して観られました。
ただ、主人公の気が強い「悦ネェ」は他のメンバーに迷惑かけても絶対に「ごめんなさい」と謝らないんだよなぁ。(友達に気を遣わせるタイプ)それには共感できず、また、最初の試合で何故「リー」が挙動不審だったのかの説明が全く無かったこと。(男嫌いの「リー」が車の中でキョドるのはわかるけど、競技中のボートに乗っているときまでキョドっていた理由の説明が無かったこと)以上の点がマイナス点ですね。
感動で感極まったり、涙することはなかったけれど、青春の爽やかな雰囲気になるには持って来いの映画でした。
PS.初めて舞台挨拶のライブビューイングってやつを観たんだけれど、アラカンおやじには1時間程の有名声優達と主題歌を歌ってるアイドル達の内輪乗りの雰囲気には全く馴染めませんでした。
空色の水しぶき
原作と実写映画の方は触れずにアニメ版の今作が初めまして状態で鑑賞。
特典はイラストカードでした。
どストレートな青春ものでキラキラときどきドロドロな感じな作りで、高校生の時に部活にのめり込めなかった自分からするとこうやって真っ直ぐに一つの目標に進んでいく姿っていいな〜ってなりました。
過去の経験から諦め癖がついてしまったダウナー女子な悦ネエ、そんな悦ネエに寄り添ってるヒメ、転校してから勢いそのままボート部に入部&勧誘をこなすリー、犬猿の仲のダッコとイモッチと個性豊かな面々がボート部に集結して県大会出場に向かって練習していくという王道ストーリーです。
唯一の男子部員である二宮も出てくるんですが基本的にはアドバイザー的ポジションに収められているので大学ではたくさんボート漕ぐんだぞ!ってなりました。
ボートについての描写は難しすぎず、でも簡略しすぎないちょうどいいバランスで展開されるので、公式サイトにあった説明文をあらかじめ読んでいたのもあってかボートの調整の仕方だったり、それぞれの練習が持つ意味だったりがしっかりと理解できたので、ボート入門的な意味でも良い教材になるなと素人ながら思いました。
会話のテンポが凄まじく良くてまるでコントや漫才を見てるんじゃないかってくらいボケとツッコミがはっきりしていて笑えるシーンが多かったのも特徴的です。
二宮が登場するシーンの多くは二宮イジリが発生するんですが、イジリに対しての二宮の反応速度が関西人のなんでやねんの勢いそのままやってくれるので見応え抜群でした。
今作の欠点は恋愛要素をぶち込んだところかなと思いました。ここを最小限にとどめて、ボートを通しての成長を軸に描けば原作と相違あれどナイスなスポ根ものに仕上がっていただろうなと思うと唇噛み締めてしまうところです。
もちろん二宮が支えてくれるからこそ悦ネエが奮起しましたし、惚れる理由も分かるんですけどそれが原因でボート部の活動が止まってしまうというのはちょっとなぁってなってしまいました。
その恋心に気づいたヒメが何か特別な感情を抱いているとかではなく、ただ動揺した表情や仕草を観客側にだけ向けているというのも違和感が拭えず、ヒメは結局そんな感情無かった様子でしたし、なんであんなにアワアワしてたんだろうとどうにも引っかかりっぱなしでした。
リーと二宮が打ち解けただけで嫉妬心爆発させたのは年頃だよなぁでギリギリリカバリーできますがそこから寝込みまくりサボりまくりは現代のダウナー女子の項目にいくらなんでも当てはめすぎではと首を傾げてしまいました。
アニメーションはCGがちょいちょい気になるところはありましたが水面のシーンなんかはとても綺麗でしたし、ボートを動かしているときの躍動感なんかは良かったと思います。
例年ならこの感じでも良いかなと思えるんですが、今年は「ガールズバンドクライ」というCGのお化けみたいな作品が出てきてしまったのでついつい比較してしまうんですよねぇ。
同じ映画という枠組みでも「数分間のエールを」が違和感なくそして独特な色を発揮していたのでそちらとも比較してしまうと一枚落ちるかなとは思います。
吹っ切れてボートに再び挑むボート部の結果は負けは負けでも県大会の権利を得て再びリベンジという感じは今作のアレンジだったみたいでそこは良かったと思いますし、新入生も入ってきてボート部存続!で幕を引くのは1本の映画として綺麗にまとまっていたのはポイント高かったです。
声優陣は皆々様最前線を走ってる方々なのでもう最高です。
ダウナーな天さん、純粋キュートな伊藤さん、快活元気盛り盛りなりえりー、ギャルギャルしい鬼頭さん、お嬢様風味な育美さんとこの5人の駆け引きを見るだけでも鑑賞代の元は余裕で取れちゃいます。
脇を固めてくれる方々も本当に豪華で、本職で揃えきってくれたところには感謝が尽きません。
主題歌は…これは好みかもしれませんが歌い出しからなーんか引っかかる歌い方がどうにも気になり、サビで全員集合してちゃんと歌になってたのは良かったんですが、これなら主役の5人に任せた方が映画としての色も際立ったのになとは思ってしまいました。
1クールかけてじっくり見たかったなぁと思うくらいギュッと詰め込まれていましたがボートを通じての汗水流したひとときの青春を味わうには抜群の1本だと思います。
鑑賞日 10/25
鑑賞時間 16:50〜18:35
座席 H-13
描写不足
ビジュアルとスポコン青春という題材に惹かれて観に行きましたが、期待を越えない出来でした。主人公のやる気のなさは分からなくはないのですが、突然やる気になった心境の変化が良く分からない。周りのメンバーは何故、自分勝手に途中でボート部を抜けた主人公を何事もなく受け入れられたのだろうか。主人公視点ではある程度はみている側は理解できるが(二宮に対する気持ちの揺れ動き、アクシデントに対する心の乱れ)、ボート部のメンバーからみたら只の気分屋でボート部を離れた奴にしか見えない。この辺りの主人公がボートに戻ってくる描写はもっと丁寧にやって欲しかったですね。青春がしたいの?スポコンがしたいの?あるいは恋愛要素を入れたかったの?短い時間なので仕方ない面もありますが、中途半端になっているのは残念でした。じっくりとアニメ1クールでやるべきお話かもしれませんね。ビジュアルは良かった。松山市内の様子も綺麗な画で描かれていましたし、まあCGアニメは賛否両論はあるかと思いますが。
浅く軽く
つい、実写版と比べてしまう。
悦ネエはただの我儘な気分屋になってしまい、チームは大した練習もせず、休んでばかりいるのに、なぜか強くなる。
時代の設定が50年ほども違うので、仕方がない部分もあるのだろうが、今の若い人をなめてしまっているようにも感じた。
とにかくキラキラ青春!ひょんなことでふさぎ込んでしまうのもリアル。でももっとボート部ウンチクもボート部楽しい!ももっと観たかったよ。
実写版のDVDは買ったままで観ようと思ったけど間に合わず
ドラマ版は最初の数話でNEWSの問題でゴタゴタで観なくなっての鑑賞です。
観て良かったです。
とにかくキラキラ青春!
おかしなことで悩んでふさぎ込んでしまう無限ループ。
アルアルです。
でもそこが結構長い。その分、練習の日常や、ボート部あるあるや、ボートのうんちくが観れた方が面白かったのに残念。伊藤美来
最近の作品にありがちな、暗い方に引っ張られすぎ。
上手く漕げたときの喜びや、一致団結の楽しさなどをもっと味わっても良かったと思います!
声優さんたちも良かった。
特に姫の口癖とか、伊藤美来さん上手い。
一言も話さない伝説の部長も良かったよ。
おまけに主題歌もノリが良くてぴったりでした。
美少女アニメで、グループに必ず「便利な」お金持ちお嬢様がいるのはお約束なの?
それとも原作通り???
王道の青春物語
主人公がなんとなく入ったボート部で、やる気を出したのに、やっぱりやる気をなくして、またやる気を取り戻して結果を残すという王道の青春物語
ただ、やる気をなくした理由が、
・ちょっと気になる男の子が、同じ部の女の子と仲良く話していたのを見て少し嫉妬し
・その気の落ち込みからか風邪を引いて部活を休み
・部活を休んだのを取り戻そうとして無理な練習をした結果友達に怪我させた
から、というだいぶひどい行動なのでこれが許せるかどうかで評価が変わるかも。わたしはこのシーンめちゃくちゃイライラしながら観てました
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