劇場公開日 2024年10月25日

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「ボート競技を通した青春群像劇」がんばっていきまっしょい ひろちゃん千葉さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ボート競技を通した青春群像劇

2024年10月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

予告編だけの情報で原作未読、ドラマや実写映画があった事すらのこ映画視聴後に知った有様。

進学校に入学したもののやりたい事がある訳でもなくやる気が起きなくて直ぐに投げ出してしまう悦子。彼女は小学生の時は背も高く勉強もできてクラスのリーダー的な存在で(悦ねえ)と言う愛称で慕われていた。しかし皆の背が伸びて中学の頃にはなにもかも並になり自分が特別な存在ではなく普通の人間だと思い知る。それ以来何に対しても本気になれず飽きっぽい性格になった。高校だけは進学校に受かったがそこでも中の中。進学校なのに何故か漕艇が強かった過去の栄光からクラス対抗ボート競技会が学校行事で行われておりそこでも負けが見えてきたらやる気を失い漕ぐのをやめて批判を受ける。
そんな頃に埼玉から転校してきた高橋(リー)がボート競技をやりたいからボート部に入りたいと相談を受ける。所がボート部は三年生の引退で廃部寸前。
唯一残った男子部員二宮に頼んで部の復活を頼むが人数が足りない。仕方なく悦ねえと友人の姫が名義貸ししてなんとか存続したがそれでも競技に出るに人数が足りない。うまい具合に二人入部希望者があり何とかチームを作る事ができた。しかし元々名義貸し入部の悦ねえはやる気がなくチームの足を引っ張ってしまう。彼女達はチームとしてまとまって行くのか?大会で成績を収められるのか?
そんな感じの映画。
悦ねえ視点で彼女の思いや友人、ライバル校との関係、成長を見る青春群像劇。
それとスポーツ部活ものでありがちな根性とかスパルタとは無縁と言うか好きだから、面白いから皆勝手に頑張るって感じでスポコンで無いのは珍しいかな。
ライバル校は勝利至上主義でもろスポコンって感じでしたが、楽しく?部活やっている悦ねえ達を少し羨ましく見ていましたから。

そうそうこのアニメはモーションキャプチャーを多用しておりアニメなのに人間の自然な動きになっている。ただそれが逆に不自然に見えてしまう。
オールを漕ぐ所とかは上手く表現できているが、普通に歩くシーンはアニメとしてみると逆に不自然に見えてしまう。アニメはアニメ的な表現の方が自然に見える気がするのは自分だけだろうか?
モーションキャプチャーは必要な所だけで良い気がする。

ひろちゃん千葉