幸福な装置のレビュー・感想・評価
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宣材ビジュアルは良いがこの形式の展開はキツい
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率直に申し上げて、草野なつか監督作品『王国(あるいはその家について)』と
構造がそっくりだと感じました。
ゆえに構造的な既視感があって、二番煎じ感は否めませんでした。
そして、このSFのストーリーに、台本を読み合う形式&ところどころにイメージが
差し込まれるつくりについて、私はしんどかったです。
田中晴菜監督の別作品のように、ちゃんと動きがあるつくりの方がよかったと思う一方で
このストーリーだと予算がそれなりにないと映像化は難しく、
むしろよく考えられた手法であるとも言えそうです。
宮崎県出身俳優、岡慶悟が出演していなかったら、さらに低評価だったかもです。
映画ですよね…
生き物がいなくなった星に残された小石の様な見た目のAIの話…を読む朗読劇。 序盤と終盤で少々挿絵的にAIと思しきものの女性の映像があるけれど、椅子に座った人物が、その物語が記されている本を読む姿をみせるばかりで、あらすじ紹介を読んでいないと読み上げられる内容を観るべきなのか、映像で展開されていくものを観るべきなのか判りにくい。 朗読劇の内容は懐古、孤独、喪失といったところが主という感じだけれど、あらすじ紹介に書かれていることがほぼ全てで映画としては面白みに欠けた。
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