「ジャッキー最高」ライド・オン ケヴィンさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー最高
もうじき近くでは公開が終わりそうなので、滑り込みで鑑賞
ジャッキー・チェン70歳!映画主演50年、そして中国映画製作100年らしい。香港映画でなく中国映画という点に色々と考える点はあるものの、李小龍でなく成龍世代としては観て良かった作品。そしてまさかのアクション映画というより、親子愛のヒューマンストーリー
内容は、昔は有名で弟子や慕ってくれる後輩が大勢いる引退間際のスタントマン。馬と一緒に生活をして、少しの仕事とあとは静かな余生を送っていたが、その馬が借金のかたに取られそうになったので、離婚後に音信不通となっていた弁護士の卵の娘を頼るという流れ
要所要所に借金取りとのアクションはあるもののいかんせん寄る年波に勝てずでキレがないが、ただジャッキーがカンフーアクションをしているという点だけで満足できる
あと娘役の女優さんが、本仮屋ユイカさんと川島海荷さんを足したようなルックスで最高にカワイイ!
さらに馬の演技が、スゴくて本当に意思疎通が出来ているんじゃないかと思うレベル
日本語吹き替えは石丸博也さんで、ほぼ幼少期から観ていたジャッキーチェンそのもの、そこにも感動
娘がお父さんと復縁した時に見る父の昔の出演作品映像が、ジャッキーの香港アクション作品ばかり(たとえばプロジェクトAやポリスストーリー)だったり、いろいろな小物やエピソードが、昔のオマージュになってて、そこにも反応してしまうw 娘の彼氏を家の庭で鍛える時は酔拳のワンシーンだし、借金取りから逃げる時に小道を使ったり、時計台の針にぶら下がってる人形の置き物はプロジェクトA、仕事を聞かれ、飛んだり落ちたり傘を使ってバスに引っ張られるというのはポリスストーリー
あと、最後のエンドロールで、NG集をやってくれるのも往年のジャッキー作品で、なんか懐かしい