「ジャッキー・チェン50周年の「集大成」」ライド・オン 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)
ジャッキー・チェン50周年の「集大成」
かつて数々のスタントシーンをこなした名スタントのルオ・ジーロン(ジャッキー・チェン)も年を重ねた今は撮影所で仔馬から育てたチートゥ(「赤兎」)と共に観光客相手のパフォーマンスで日銭を稼ぐ日々。その愛馬さえも借金のカタに取られそうになって――
映画の宣伝文に「人生の集大成」と書かれていた意味が鑑賞してわかった。
ジャッキー・チェンファンにとっては懐かしい今までの名スタントシーンが度々流れてファンとしてはかなりうれしかった。
御年70才となりかつてのような危険なアクションスタントは望むべくもないが、コミカルなカンフーアクションは健在。
また馬という相棒を得たことでアクションシーンの多彩さは増したように思える。
彼自身の映画人としての半生をつづると共に、若き日に大ケガを負うスタントシーンを経験した自身も含めたスタントマンに対するリスペクトにあふれた作品です。
特に物語終盤の部分はスタントと言う物の映画における意味を考えさせられる名シーンだったと思う。
ジャッキー・チェンの吹替えと言えばこの人!の石丸博也さんが引退していたにも関わらず今回特別に吹き替えてくださったのもファンとしては嬉しい限り。
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