「「燃えよドラゴン」からジャッキーを観ている者には感涙の一作!」ライド・オン Mr.C.B.2さんの映画レビュー(感想・評価)
「燃えよドラゴン」からジャッキーを観ている者には感涙の一作!
TOHOシネマズ池袋で「ライド・オン」を。
「燃えよドラゴン」では、まだジャッキー・チェンは敵のその他大勢の一人であった(ブルース・リーにやられる役)。
その後、主演するようになりスタントマンを使わずに自分で演じる身体を張ったアクションで人気を博した。
冒頭「プロジェクトA」の時計台のオブジェが登場する。あのシーンもハロルド・ロイドのパロディだし、バスター・キートンの「蒸気船」のパロディもあった(情けない、作品名が思い出せない)。
主演する俳優がスタントマンを使わずに自らアクションを演じる事にジャッキー・チェンはこだわり続けた(今、それにこだわっている俳優はトム・クルーズ位だろう)。
そのために骨折は言うに及ばず、死にかけた事も何度もあった。それでもジャッキーは自らアクションを演じ続け、我々観客はそれを観続けて来たのだ。
娘の彼氏の父親に「お仕事は?」と聞かれて「傘でバスにぶら下がったりしてます」と答え、その「ポリスストーリー」のシーンが後で挿入され観る事が出来る。
「ドランクモンキー/酔拳」でやらされた修行を、娘の彼氏に課す所も笑える。
娘が父親の部屋で見つけたUSBに収録されていた父の出演作。それがジャッキーの過去作の数々。ここ、もっと観たかったなぁ。
1歳になる前に離婚して、あまり交流が無かった娘との話や裁判沙汰など脚本がイマイチの所もあるが、この映画の肝はそこではない。アクションするジャッキーである(CGの所もあったけど)。
お約束のNGシーンもジャッキーファンには堪らない。後方にいた御婦人方たちからはすすり泣きが聞こえていた。
初めてジャッキーを観た人にはどう映ったかは判らないが、ジャッキー・チェンの集大成として観る事、感じる事が出来た人には感涙の一作だったのではないかと思う。
あと、愛馬チートウには助演馬優賞を。
今晩は
昨晩、寅さんのレビューにコメント頂きまして、ありがとうございます。私の家人はロシアン系クォーターですので、いしだあゆみさんよりもクリステン・スチュワートに似ております。尚、私が一緒になったのは美貌はもとより、彼女が持つ聡明さとおおらかさです。
あ、石を投げるなら”そーっと”お願いいたします。
これからもよろしくお願いいたします。では。
今晩は。
ゴジラの逆襲にコメント頂き有難うございます。本当に映画にお詳しいのですね。私は配信を見てのレビューですので、底が浅いです。
ジャッキー・チェンの映画も好きですが、映画館で観た映画は近年の数作のみで、彼の方が若き時の作品はコロナ禍前まではレンタルかTVで観ていました。
今日、コロナ禍により大変な目に遭った若き女性の映画を観ましたが、配信の普及や、リモートの普及はコロナ禍が齎した数少ない幸なる事と思っています。いつもありがとうございます。では。