「還してほしいのは香港映画。※この映画は普通話です。同時上映:伊賀野カバ丸」ライド・オン たちつてとんさんの映画レビュー(感想・評価)
還してほしいのは香港映画。※この映画は普通話です。同時上映:伊賀野カバ丸
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当方の地元ではアクション映画やホラー映画に字幕も読めないような子どもがワイワイ押しかけ休日は賑やかだった。スターは当然ジャッキー・チェン。字幕がわからなくてもとにかく楽しい。
成人してからはCDVで酔拳を買った。ワンチャイも買ったけど。
広東語の喧嘩売ってるみたいな「〜あ?」が好きである。
なので今回の吹き替えの価値がピンと来ない。たとえそれが普通話だったとしても、オンドルだったとしてもこちらは字幕で見たい勢である。
ジャッキーは共産党に阿り大批判を浴びた。華麗なる女性関係が大っぴらになった時より批判された。北京オリンピックの開会式に絶望した人も多かろう。
たしかに香港(「シャンガン」て呼ばれるとなんか寂しい)に拘ってたら今映画なんか撮れない。
のはわかるが、香港映画じゃないという事実、映画開始時に思いっきり現れるthe共産のクレジットが悲しいんである。
過去のジャッキー作品が断片的に再生されても、あの頃は香港映画だったのに……といろいろなこと……レスリー・チャンのことまで思い出して余計に悲しくなってしまうんである。
そりゃわけわからんインドとの共作映画よりははるかにマシよ。
でも、家屋に壁がなくても生きていけるどこだかわからない中国でメソメソされても(音楽うるさいし)共感めいたものはありません。
還してほしいのは香港映画なんだから。
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