劇場公開日 2024年5月31日

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「ありがとうジャッキー。」ライド・オン 大吉さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0ありがとうジャッキー。

2024年6月5日
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鑑賞方法:映画館

あかん。泣いてもうた。
ジャッキー・チェンの映画で泣くなんて。
劇中父娘で昔のスタントシーン観てるところ、涙が溢れて止まらなかった。あんなに涙が出たんリリー・フランキーの「東京タワー、オカンとボクと、時々オトン」読んだ時以来やった。
過去作のシーンもあるし、再現したようなシーンもあるし、ファンにはたまらない。
ファンでなくても、ジャッキー初めて観る人だって楽しめるはず。
これはジャッキーの「グレートスタントマン」だ。

「酔拳」「蛇拳」「クレイジーモンキー笑拳」と初期の作品は東映のトラック野郎の同時上映だった。ブルース・リーの真似をしてた男の子はみんなジャッキーの虜になった。でもジャッキーの真似はできなかった。ハリウッドへ行ってジャッキーでなくてもいいようなアクション作品が続いて。香港へ帰ってきてジャッキーが自ら作ったのは「プロジェクトA」、「香港国際警察」、、。勧善懲悪、アクション満載、大人から子供までみんなが楽しめる映画を半世紀にわたって、命をかけて作ってきてくれた。
CGのあるなしに関わらず、今の映画のアクションはジャッキーやスタントマンたちがいなかったらこんなにすごくなってなかっただろう。

映画ファン、そして映画に携わる仕事についている人たちは、感謝と敬意を込めて劇場へ行かなきゃ。

かつてある評論家の方が、ジャッキー・チェンの映画だからって馬鹿にして観ないのは、東ヨーロッパやアジアの作品だから手放しで高く評価するよりも悪い、と言っていた。誰だったろう。石上さんかな。まさにその通りだと思う。

平日の昼間とはいえ、貸し切りだった。
ジャッキー・チェンの映画を一人きりで観るなんて。

ジャッキーありがとう。

尊敬する三大映画人。
チャールズ・チャップリン、ジーン・ケリー、そしてジャッキー・チェン。
3人とも俳優であり、監督であり、プロデューサーであり、アクションができて、ヒューマニストであり、チャレンジャーである。そして何よりもムービー・スターである。

大吉
赤福餅さんのコメント
2024年6月14日

大吉様
評価をいただきまして誠にありがとうございます。
ジャッキーの『笑顔』やっぱり最高ですね!!
こちらまで嬉しくなってしまいます。
次回作も是非とも観てみたいですが、
「スタントマンは止めるのが難しい」と言われるでしょうねぇ(笑)

赤福餅
映爺さんのコメント
2024年6月14日

大吉さんジャッキーは本当に根っからの映画人ですね。
今回はメガホンを取ってないので、役に徹した“名優“ジャッキーを堪能できますが、監督作品ではサムペキンパーやウォルターヒルっぽいアクションシーンなど、研究熱心なジャッキーの映画バカっぷりが垣間見えます。
ボリスストーリーにいたってはスクリーンから溢れ出るジャッキーチェンの情熱だけで泣きました。

映爺
かばこさんのコメント
2024年6月10日

私もうるっとしました。
ルオが、意地を張って自分の思い通り昔ながらの撮り方を要求しながら、アクション開始後に考えを巡らせ、「止めよう」と結論出したところ、じーんとしました。
その後も、潔く笑顔で周囲に頭を下げて、ジャッキーらしい、伝説のスタントマンらしい美しい引き際!でした

かばこ
SAKURAIさんのコメント
2024年6月6日

おはようございます!

私もジャッキー映画で泣く予定無かったんですがね、過去作のオマージュ、名シーン、NGシーンをあんな形で観るとは思わなかったので嬉しくて泣いてしまいました(笑)

結構、泣きましたよ私!(笑)
過去作のシーンを覚えて方には刺さるんですかね~

SAKURAI
トミーさんのコメント
2024年6月5日

共感ありがとうございます。
次! と軽々に言えないお話なのがちょっと気になりますが、もう少し演ってほしいです。

トミー
ふわりさんのコメント
2024年6月5日

共感ありがとうございます。
「人生の集大成」とか言われると、これで最後なのか?と勘違いしそうになりますが、今作良かったですよね。
貸切状態は少し寂しいような、でも贅沢な時間でしたね!

ふわり