「ウマンフー」ライド・オン ブレミンさんの映画レビュー(感想・評価)
ウマンフー
ジャッキー×馬というお得すぎる作品に惹かれて鑑賞。
特典はポストカードでした。
アクション映画というよりかは、最前線から退いた一流スタントマンの馬と娘とのドラマがメインで、思ってたものとは違うなーとは思いつつも最後までしっかり観れました。
なんたって馬のチートゥが素晴らしい演技をしてくれていて、ここまで人に愛を持って接してくれる馬なんて珍しいよなぁと感心するばかりでした。
撮影方法もこだわって、馬の担当さんもいたからこそだとは思いますが、ここまでやり切ってくれるお馬に感謝しかないです。
しっかし賢すぎる…。会ってみたい…。
御年70のジャッキー、アクションのキレはまだまだ健在で、くるっくる回るし、よく飛ぶし、物を使っての回避&対応も素晴らしく、改めて見ても凄いなとなりました。
ただバックで流れる過去のジャッキーのアクションがぶっ飛び過ぎていて、過去の回想とはいえ、これ流しちゃうと霞んじゃうよなとなりました。
正直言って娘とのドラマは個人的にはうざったいなぁと思いました。
基本的に父のアクションに口出しし過ぎ、すぐに機嫌が悪くなるなどなど中々観ていてイライラするキャラになっていて、出てくるたびに絶対揉めるじゃん…ってなって素直に喜べなかったです。
スタントは生身でやるものという考えが覆らずに自分を押し通す考えこそ良いと思うんですが、本人はともかく、馬にあの高い位置から飛ばさせるというのは馬に愛のある人が取る行動ではないし、安全面に配慮するというのは作る側も演じる側にもメリットのあるものだと思うので、そこを意固地になってやろうとした姿勢にはあまり共感できませんでした。
生身のアクションが好きだからこそ、製作側のことも思って妥協するという判断も視野に入れて欲しかったものです。
アクションもっと観たかったなーとはなりましたが、ジャッキーもこういう作品撮りたかったんだなぁってメイキングを観ながら思いました。
まだまだ現役で手足捌きまくって欲しいです。とりあえず過去作巡回してきます。
鑑賞日 6/3
鑑賞時間 15:45〜18:00
座席 G-4