「とってもスリリング!」ルート29 羅生門さんの映画レビュー(感想・評価)
とってもスリリング!
綾瀬はるか、頑張っていたね。ミシェル・ウィリアムズのようだった。まるでヨルゴス・ランティモスの一連の映画のようでもあり、ケリー・ライカートのような乾いた感じの女の子たち・人間関係の面白さのようでもあり、夏のロードムービーで言えば北野武「菊次郎の夏」のようでもあり、カラフルで仰々しく子どもの純真さをデフォルメするのは台湾映画チャン・ユーシン監督の「熱帯魚」のようで懐かしい。また、ストーリー展開は伏線回収もせずにほったらかしな様は「アンダー・ザ・シルバーレイク」を彷彿とさせた。監督の前作「こちらあみ子」より断然良かった。次に期待したい。
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