「おーい!とんぼ」ルート29 uzさんの映画レビュー(感想・評価)
おーい!とんぼ
綾瀬はるか主演の割に、話題にもなってないし評価も低いが…なるほど。笑
喫煙する中学生やら、簡易宿泊所での容疑者確保やら、冒頭からよく分からない。
でも何故か分かる、これは今後に一切絡まないと。
わざとなのはすぐ気付くけど、全体的に棒読みです。
等間隔に棒立ちしたり、同じようなものをやたらと並べたり、シュールながらリズムのある画づくり。
この辺りはウェス•アンダーソンか『物語シリーズ』か。
また、独特の擬音こそ出てこないが、言葉選びや台詞のリズムは完全に宮沢賢治だ。
となると、やりたかったのは現代版『銀河鉄道の夜』だろうか。
…と、推察できるのはここまで。
旅の中で出会う人物や起こる出来事にも、物語的あるいはテーマ的に意味があるのでしょう。
でもまったく理解できないのだから仕方がない。
重要に思えたノートも、水没したきり。
予告で男の子だと思ってたハルは、本編を観てもやっぱり女の子には見えない。
顔立ち、髪型、服装、声、仕草、言葉遣いまでそうなのだから、これも意図的なのだろうが…
森の緑にトンボのピンクが絶妙に映えてたりと端々にセンスは感じるが、これは絵画ではなく映画だ。
平坦な演出で何かが浮き上がってきただろうか。
ただ感情移入やテーマへの理解を阻害していたようにしか思えず、役者も誰一人活きていない。
これでは“ルート”ではなく“アート”だよ。
アートですね。納得 綾瀬はるかは地味すぎますし、相手の子役さんは 全てが全て 悪い意味で男子でした。いくら多様性と言っても拒絶感大でした。年上をタメ口 あだ名で呼ぶな と思いました。
アングラ無名俳優が演じるべき作品でした。綾瀬はるかさんである必要性全くわからず。
イイねありがとうございました😊😊