「5.385ヘラる話。感情が静止感極まって詩的すぎ~」ルート29 The silk skyさんの映画レビュー(感想・評価)
5.385ヘラる話。感情が静止感極まって詩的すぎ~
もうちょっとぉーーー(´-ω-`) (@_@;)
なんとかならんのかいぃぃ・・・
今日は 絵が止まり過ぎな 「ルート29」を観たよ。
毎年1作位はこんな作品にぶち当たるってのがコレかな。
原作:中尾太一氏「ルート29、解放」
監督・脚本:森井勇佑氏
---------MC---------
中井のり子(トンボ)役:綾瀬はるかさん
木村ハル 役:大沢一菜さん
木村理映子(ハルの母)役:市川実日子さん
中井亜矢子(のり子の姉)役:河井青葉さん
--------話展開
心に闇を抱えてある意味病んでいるのり子。誰とも会話が弾まない。でも精神病院?の清掃員で真面目に仕事してる。ある時一人の患者と出会い、禁止されている会話をしてしまう。どういう訳かイキなり写真(メモ)を見せて この女の子は自分の子で もう直ぐ死ぬから連れてきて欲しいと依頼する。
言う方も 聞く方もどうかしてるって話。きっかけはそれだけ。
清掃車奪って、子供見つけて、山のねぐらで追いかけて。
有り得んの連発。 勝手な行動のオンパレ-ド。
母の元まで 連れて来る ル-ト29号線をひた走るロードムービ-となってますね。
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まぁ見てて ほぼ総てにツッコミ入りますかね。
指摘したらきりが無いけどw。
もうちょっと 詰めて策を練らないといかんかな~って感じしました。
荻上さん系の詩的作品を目指してるのかもだけども、雲泥の差があると感じましたです。
折角 母に再会させたのに心が晴れて行かない・・・そこは表現ダメかな。
晴れを狙って無いのかもだが、
締めなきゃイケないところが 甘いまま。 寒さしか残って無い。
それとタバコ吸い過ぎ。喫煙場面多いかな。
シ-ンに間が持たない だから吸わせる。作り手のアイデアが詰ってないのでは無いでしょうか。それが絵に出ちゃってそう。
イメ-ジ先行タイプの場合、音とか、光等表現でかなりカバ-して情的な波動を創って置かないと 感情が湧き起る波に出遅れが生じてしまう。ピッタリリズムを合わせたら爽快感が増すのだが それが出来ていなくて。アングル含めて。
観ている側から 常に気分を乗せに行かなくてはならず、そこが残念なポイントですねかね。撮りがこのままなら編集で繋ぐしか無さそうに感じました。
これだけ静止絵があるのにタイミングが出て行かないのが不思議と感じます。
(良かった所)
・清掃車内で ハルが養生テープを顔に付けて外に顔出してる所。
他車の子供が目撃して ”お父さん、なんか事件~”って言うのは唯一ワロタ。
・商店街の通行人 全員静止してる場面。そして スーパ-ムーンの被せ。
自動車事故と救急車、その中を のり子がハルを探す所でしょうか。
エキストラの皆様の努力の結晶ですね。 よくやったと思いました。
静止 ⇒ 動きだす ここのタイミングは良い感じしました。
監督は こういった絵を狙いたかったんですね。
綾瀬さんらしい もう一つの顔が観れたのは良かったかも。
興味ある方は
劇場へどうぞ!