「29号線を走りたくなる」ルート29 新米エヴァンゲリストさんの映画レビュー(感想・評価)
29号線を走りたくなる
観終わった後に、
色んな監督で、「ルート○○」シリーズがあっても
面白いんじゃないかと思った。
鑑賞後、原作の詩も購入して読んでみたけれど、
ここからあの脚本を書き、
映像化したのは凄いの一言。
元になった詩は、
言葉のイメージがどんどん膨らみ
紡がれていって、
特定の誰かが登場するわけではない。
ただ、劇中で印象に残る形で出てくるものは
詩の中に、重要なモチーフとして登場する。
でも、そこから
トンボとハルの二人旅まで発想が飛ぶのは
凄いなと。
ただ、詩の根底に流れるニュアンスは
確かに感じた気がする。
良くできた俳句のように、
詩という題材から発想を飛ばして
物語を紡ぐ作業は、
クリエイターとしての凄さを実感した。
演じている人が、あみ子と同じ
大沢一菜さんだったので
「こちらあみ子」の後日談か
と言われても違和感がないかもしれない。
ロードムービーとしても傑作だと思います。
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