劇場公開日 2024年11月8日

「29号線を走りたくなる」ルート29 新米エヴァンゲリストさんの映画レビュー(感想・評価)

4.029号線を走りたくなる

2024年11月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

幸せ

観終わった後に、
色んな監督で、「ルート○○」シリーズがあっても
面白いんじゃないかと思った。

鑑賞後、原作の詩も購入して読んでみたけれど、
ここからあの脚本を書き、
映像化したのは凄いの一言。

元になった詩は、
言葉のイメージがどんどん膨らみ
紡がれていって、
特定の誰かが登場するわけではない。

ただ、劇中で印象に残る形で出てくるものは
詩の中に、重要なモチーフとして登場する。

でも、そこから
トンボとハルの二人旅まで発想が飛ぶのは
凄いなと。

ただ、詩の根底に流れるニュアンスは
確かに感じた気がする。

良くできた俳句のように、
詩という題材から発想を飛ばして
物語を紡ぐ作業は、
クリエイターとしての凄さを実感した。

演じている人が、あみ子と同じ
大沢一菜さんだったので
「こちらあみ子」の後日談か
と言われても違和感がないかもしれない。

ロードムービーとしても傑作だと思います。

新米エヴァンゲリスト