「【不思議過ぎるテイストの、ファンタジックロードムービー。国道29号線が、幻想世界と現実とを結びつけているのだろうか。観賞中に意識が飛びそうになります。綾瀬はるかさんの別の一面が見えます。】」ルート29 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【不思議過ぎるテイストの、ファンタジックロードムービー。国道29号線が、幻想世界と現実とを結びつけているのだろうか。観賞中に意識が飛びそうになります。綾瀬はるかさんの別の一面が見えます。】
■のり子(綾瀬はるか)は、精神病院と思われる所で清掃婦として働いている。ある日、入院患者の女性(市川実日子)から”姫路にいる娘を探してきて。”と頼まれる。
姫路で無事に娘のハル(大沢一菜)を探し出したのり子は二人で病院へ向かうが・・。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・のり子は、殆ど無表情である。他人との関りを持とうとしないが、何故か娘探しに出掛ける。
■この娘探しの過程の中で現れる様々な人たちが、不思議過ぎる。
1.道の真ん中に横転していた車の中から引っ張り出したお爺さん。笑っているだけで、一言も喋らない・・、と思ったら”カヌーに乗りたい”と言いだす。
そして、途中でカヌーに乗った人達と共に、消えていくのである・・。
2.日本の現状を憂える父(高良健吾)と息子。ザックを背負って放浪している。のり子とハルにオイル漬けの岩魚を差し出す。
3.赤い服を着て、二匹の大型犬を連れているオバちゃん(伊佐山ひろ子)。物凄く謎。もう一匹の犬を探しにのり子が盗んで乗って来た軽トラで、何処かに行ってしまう。
4.のり子の小学校教師の姉(河井青菜)。のり子とハルが宿を借りる。ピアノを弾いていると、臨家の夫婦から怒られる。
このシーンも不思議過ぎる。
<一人が平気だったのり子の心が、二人で国道29号線を旅をするうちに少しづつ変化をしてきて、のり子はハルを役所に連れて行くのである。
今作は、物凄く不思議な物語である。
国道29号線が、幻想世界と現実とを結びつけているのだろうか。
良ーく、睡眠を取って見ないと意識が飛びそうに成程、不思議な映画である。
このサイトの感想で、”寝られる”にチェックを入れた初作品でもある。怒っちゃ嫌よ!>