室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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次回作も鑑賞する、約束はまもる!
久々の新作!
思い出すだけ映画。
りく良い子
カバーはないでしょ
踊るシリーズは好きだが、本作はあくまでスピンオフ。室井さんの警察退職後の話になる。踊るシリーズの所轄にいたメインどころのキャストたちは過去映像しか映らないが、それでも懐かしさを感じられるだけでアリな演出。じゃ、昔を懐かしむだけのノスタルジックな映画かというとそれも違う。室井さんの不器用さや実直さ、温かみ、洞察力の鋭さがうまく表現された物語だった。
ただ、2部作の前編と考えると問題提起がやや曖昧だったように感じてしまった。何かの事件が起きているということ、それは過去のレイボーブリッジ封鎖の事件が関係していそうであることが示されただけだ。
それでも面会のシーンはよかった。間違いなく本作のクライマックスだ。3人の子どもたちがどう変わっていくのかも続編の楽しみとなる作りだった。踊るシリーズのような盛り上がりはなく、実直に人間ドラマを描いた本作だが、踊るのスピンオフとしての楽しみもそれなりに用意されている。続編をそれなりに楽しみにできそうだ。
1点気に入らなかったのは挿入曲。古いレコードプレイヤーでかけた曲が「Without You」なのはいいが、それがカバー曲ってどうなのよ。オリジナルを使用できなかったとか、使用料が高かったの理由があったかもしれないけど、聴くだけで気づいてしまうとかなり冷めてしまう。だいぶオリジナルに寄せたカバーで逆に驚いたけどね。
後編が楽しみ
事件は起こった
2部作で、今作が「起」「承」の部分、次作が「転」「結」のはず。
だから、単独で評価する映画じゃないと思う。けど、評価するならば、後編に期待してこれぐらいの採点かと。
単純に、「踊る~」ファンだったらじゅうぶんにワクワク出来る。TVシリーズと踊る大捜査線 THE MOVIE 2を予習しておけばなお良し。で、どうなるか気になりすぎて次回作まで待ちきれない気分になってる。
映画の内容というか、この映画に、織田裕二と深津絵里が出ていないことの方が気がかり、というか。さみしい、というか。次作にも出ないみたいだけど、どうなんだろう。なぜ2人は出ないんだろう、ってそればっかり考えちゃってる。織田裕二が本当に言ったのか分からないけど「柳葉さんの映画だから・・・」的なコメントがWEBにあふれてる。だから、さすがにもう復活しないのか。「Final」もやったんだし。それとも、またTVシリーズをやる伏線のための今回の2部作なのか。でも、いまさら27年近く前のドラマの続編シリーズ、って言っても、観てない人はピンとこないだろうし。
・・・と、映画の内容じゃなく、それを取り巻く環境というか、フジテレビの状況の方が気になる。この映画を作らなきゃいけないほど、フジテレビは危機的状況なのか、とも。踊る~をベースに、織田裕二・深津絵里・柳葉敏郎じゃない、新シリーズをやってくれても良いと思う、というかやってほしいけど、そんな情報も見えてこないし。
もやもやの1ヶ月をすごさないといけないらしい。
フジテレビはテレビ離れの理由と向き合った方が良いのでは
テレビ離れによる広告収入減少で、テレビ局の収益はかなり厳しい。
このタイミング、この内容で2部作はそういった台所事情からかな。
後編を鑑賞せずに判断するのは早計かもしれませんが、私は後編は映画館でなくて大丈夫です。すみません。役者さん(それと犬)を悪く言うつもりはないです。
色褪せない
捜査分析センター
室井慎次、ついに隠居。フラットな組織を実現できず早期退職。
隠居して田畑を耕すも、刑事の目は衰えず。
村八分に耐え、近くで死体が見つかり、またまた事件。
おまけに、本作は重大事件への単なる序章にすぎなかったというオチ。
柳葉の実際の故郷の秋田を舞台に、飼い犬として秋田犬が登場。里親室井慎次という設定も、シニアの役目としてありだと思った。
驚いたのは、同僚の新城が、早期退職した室井の替わりに秋田県警本部長になっていたこと。
そして青島は今何処? 新城の口から、内勤の捜査分析センター所属であることが明かされた。もう、青島は現場にいないんだ、となぜか涙が出た。いつまでも現場にこだわってはいられない。姿なき青島を実感した時、室井慎次の現在の姿以上にぐっとくるものがあった。
警察官の再生
踊らない、踊らされない。
これの前に観た映画はミニシアター系だったので、やっぱり制作費のあるTV映画はすごいなぁ…というのが一番の感想。
人もクルマもいっぱい出てくる。
そして、室井さんの話の1本目という気持ちでいたけど、大きな話の前編だった。
踊るシリーズはリアルタイムで観てない。
再放送とか映画を家族が見てるのをついつい一緒に見ちゃった程度。
なので時折映る回想シーンは、
いかりや長介と深津絵里が「元気」なのに懐かしい気持ちになる。だけ。
そういえばレインボーブリッジの映画は、小泉今日子がハンニバルのレクター博士みたいな予告に衝撃を受けて映画館で観たかも。
話は面白い。続きがめっちゃ気になる。
でもどんなに星空が綺麗でも、待てる人はDVDで充分な気もする。
これは演者の問題では無く、作品の問題。
室井さんは…
ついこないだの朝ドラで、人情だけでいつも呑気でニコニコしてるお父ちゃんの印象がまだ残ってたから…無愛想なエリート出身の室井管理監にビックリする。
すごいな、柳葉敏郎。
よく考えたら哀川翔と一世風靡セピアで歌手としてデビューした人だよな?と思ってちょっと調べたら、役者デビューの方が先だったみたい。
ある年齢層の人にはエンドロールが一番沁みるかも。
スーツ、似合うね。
過去作鑑賞本数ゼロ。オーバーロードに引き続き、またもや完全初見でやって来てしまいました。日本映画を代表する大ヒットシリーズだし、当時のスタッフも大集結したということで不安要素はかなり多かったけど、これまたさほど問題なく、ストーリーそのものは踊るシリーズ未見でも十分に楽しめた。
ただ、およそ12年ぶりの最新作。お待たせしました!と言わんばかりのファンムービーっぷり。過去作の名シーンが相当数映し出され、なんの思入れもない自分にとってはもちろん心に響くことはなく、ちゃんと予習してたら存分に楽しめんだろうな〜と思わずにはいられない。
しかも前後編の二部作という、なかなかに気合いが入った上映形態。こんなに攻めて大丈夫か?と心配だったけど、良くも悪くも丁寧な作りといった印象で、ファンにはたまらないだろうけど初見にはどうしても長ったらしく感じてしまった。合わせて4時間もあるわけだから本作オリジナルのキャラに関しても、室井慎次という男の人柄も無知な自分にも分かりやすく、そして魅力的に描くことが出来ていたし、随所に笑いも起きていて人物を際立たせるという意味ではとても良かったと思う。
だけど、前編にあたる本作「〜敗れざる者」では事件が起きただけであって、本当にびっくりするくらい何も進まない。散りばめただけ。回収作業は後編「〜生き続ける者」に全振り。前後編としてのバランスは悪いし、めちゃくちゃずるい作りだよね...。
それでも、踊るシリーズを予習して見ようと思うくらいには面白かった。またこうして室井慎次というキャラを再演するというのは、柳葉敏郎にとってこれまでの俳優人生を振り返る集大成的な意味合いを持つだろうし、今後この役をもう一度演じたことは役者としての魅力を更に高めてくれると思う。室井慎次は初めてだったけど、柳葉敏郎はずっと見てきた。過去作に思い入れはないけど、同じ役を何十年も演じてきた彼の姿に、なんだか感極まるものがあった。柳葉敏郎という男を知るために、室井慎次を見ていきたい。そういう思いに駆られた。
あとひとつ。少なくとも前編の本作は刑事ドラマとして見に行ってはならない。現役を引退した有名刑事の人間ドラマ。これを前提に見る必要がある。てっきり緊張感たっぷりのゾクゾクする刑事ドラマが見れると思っていたから、肩透かしを食らってしまった。ただ、人間ドラマとして見ればなかなかに質の高いものに仕上がっているのでご安心を。室井さんの人との接し方を見て一瞬で好きになったし、展開も順当でとても良かった。子ども達との平穏な日々に心が浄化される。「人はたまに笑うくらいがいいんだ」意外とそれは的を得ているかもね。
いつもおでこにシワを寄せる室井慎次。無愛想で頑固そうな見た目とは裏腹に、愛で溢れる心の持ち主。彼の周りにはそれを理解している人が多く集まる。初対面なのに、この映画を通して何故彼が愛されるのかわかった気がする。そういう目線で見れば、とてもよく出来た作品。
事件が何も解決していないというのもあるけど、結局後編が楽しみ。全ては後編にかかっている!にしても、前編なのに過去シーン流しすぎじゃね?最終回かと思ったわ。
室井さんの物語
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