室井慎次 敗れざる者のレビュー・感想・評価
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お久しぶりです!室井さん!
室井さんは私が思っていた室井さんだった。
見て良かった。
最近映画見てて「今どれくらいかな」て時間見ることが多かったけど、今回は最後まで見なかった。
思い出に浸りつつ、今を生きる室井さんを見たい人は是非。
後編が気になります!
冤罪の根源
過去の名場面→田舎の星空→早朝の静かな田舎道を走るバイク(ワンカット長回し)。
ここまでは面白い映画が始まりそうな雰囲気があった。
ただ、この映画に期待できたのは、この映画開始数分だけだった。
お巡りさんが訪問先の家の玄関を開けたら、秋田犬が出てきてびっくり。
この時のお巡りさんのリアクションが過剰。
まるでコント。
ここまでの良い雰囲気が台無し。
テレビのバラエティー番組なら良いのかもしれないが、映画でこの演出は不快。
本作は全体的に演技がオーバーで、真面目に観る気が失せてしまった。
特にこのお巡りさんの出てくる場面は全部イライラした。
玄関、開けっぱなしにしてどっか行くな!
後半からは全く出てこなくなったのが救い。
音楽演出も気になった。
こちらも過剰。
「この場面はこういう感情になりやがれ」と言わんばかりに大袈裟な音楽がかかり、こちらの感情をコントロールしてこようとする感じがウザかった。
音楽で洗脳しようとするのはやめてください。
長男の貴仁が、母親殺害の容疑で逮捕された男と面会する場面。
男の悪びれた態度を見て、貴仁は出会って数分でこの男が犯人と決めつけて、説教開始。
待て待て待て、と思った。
今の日本では冤罪事件が社会問題になっているのに、態度が悪いくらいで犯罪者認定はどうかと思った。
容疑を認めていない男からすれば、被害者家族は冤罪をなすりつけてくる忌むべき相手、と思っていてもおかしくはないはず。
読書家で知的な設定になっている貴仁の取るべき行動は、今まで見て見ぬ振りをしてきた母親殺害の事件を徹底的に調べ上げることでしょ。
その上で「やっぱりこの男が犯人」と思うなら、問題なかったと思う。
なぜ今日本で冤罪事件が増えているかといえば、警察は一旦犯人と決めつけた相手に対しては、たとえ証拠が乏しくても、「拷問まがいの取調べによる自白強要」や「証拠捏造」によって犯人に仕立て上げてしまうから。
最近は「証人に警察にとって都合が良いことを言わせる」みたい手口も発覚。
『踊る大捜査線』シリーズはこの「警察は犯人と決めつけた相手には何をしてもOK」みたいな風潮を作った根源のように、この映画を観ながら思えてきた。
「犯人からの手紙」も、偏見を生みそうな作りで不快だった。
以下、他にこの映画を観て気になったところを箇条書き。
室井と子供二人が土鍋料理を食べる描写がやりすぎていて、食べている時の顔がドラッグでラリっている人にしか見えなかった。
村長みたいな人が語る「旅人が果物を食べたら蛇になってどっか行った」みたいな話が、イマイチ意味がわからずポカーン。
倒れている女の子を見つけたら、すぐ救急車を呼ぶべき。
男しかいない家で女の子を看病しようとする発想が凄い。
室井が元部下と宅飲みする場面。
次男の凛久が室井に抱きついて親しげにしていたが、直前まで室井に対して心を閉ざし関係を断絶するような展開があったはずなので、違和感が凄かった。
室井の「無職です」からの履歴書が凄すぎて笑った。 こんな履歴書作ってみたい。
「封鎖はできなかった」ギャグを多用しすぎ。
最初笑っていた近くの客が、後半は笑わなくなったのが印象的。
ラスト、「後編に興味を持たせるためにとりあえず燃やしておきました」感が凄かったが、「どけ」とか言ってないで、まず消防車呼ぶべき。
うーんだけど期待値込みの4.0
DMM TVで過去作を観てから鑑賞
自分の中で熱狂してる状態で見に行って過去作の人物が出てきてその事についてはかなりワクワクしました。
展開も早く飽きる事なく見ることができました。
ただ、室井さんが警察を辞めるにしては動悸が薄すぎる事に違和感がありました。
人物を登場させるだけさせて後半に持っていくのはメタ的に考えてありだとは思いますがもう少し深掘りがあっえも良かったと思いました。
後半に期待します。
この映画の中にはこれまでの踊るにいたあの室井さんはいなかった
ドラマ版の復習と後編の為の予習?
久々の踊るシリーズ懐かしさ満載だけど…
何ひとつ解決せずスッキリしないまま、あまりにも中途半端に終了で残念。
その分、後編は盛り上がるんだろうなと楽しみではある。
ただ、今作の登場人物は全く好きになれない。
矢本悠馬演じる警官…こんなレベルで大丈夫?ホントに試験受かってるのか疑問。
生駒里奈演じる弁護士…あの態度の犯人がホントに反省してると思っているのか、新人弁護士にしてもあまりにも被害者の子に対する配慮がない。
村人達…あまりにも閉鎖的。自分達と合わない人間は村から出ていかないなら殺すのかな?死体埋めたのこの村人達じゃない?と勘ぐりたくなる。
室井慎次、村の人達との最低限の関わりは必要では?村の会合にも出ないとか村人同様閉鎖的。
この内容なら、前編は半額、後編は通常料金が妥当かな。
約束を果たせなかった男のその後の生き様
もっと展開して欲しかった。
柳葉さんと映像美のみ
綺麗な山奥の自然の中で室井慎次と子供たちとの共同生活を映しながら新たな事件が起こる。これが前編。
この脚本家の作家性なのだろうか?それぞれの登場人物の背景が安易に想像したものなのだろう、あまりにも薄っぺら過ぎて話に全く入り込めなかった。
また、演出が想像以上に残念だった。このタイミングで何故このBGMかけるのか、観てる人ここで感動してくださいねって作り手が考えていそうな箇所が多過ぎて興醒めしてしまった。
さらに、若手警察官等や弁護士、田舎の地元の人達を貶める為だけの演技・演出をしているのが目に見えてしつこかった。後編はさらに酷くなると思うのでもうよいかなと思った。
最後に、昔の踊る〜の映像を頻繁に入れてくるのはもしファンサービスのつもりなら論外。無駄に多過ぎるし時間をかけ過ぎ。少しだけならよかったが途中から勘弁してくれと思ってしまった。
ただ、私も昔からの踊る〜ファンだから柳葉さん達の演技を見れたのは嬉しかったし、子供達の演技もよかったので、その点では観る価値はあると思うし、劇場であの綺麗な風景は印象に残った。
評価割れ?
この監督には「他人」ってこう見えてるんだろうな。
ドラマシリーズ、劇場版の1作目は楽しんだ世代です。
2作目の『レインボーブリッジを…』の酷さに愕然として、それから離れていましたが、今回は時間も経ってあらたな『躍る』が見られるなら、と劇場へ。
謂わば本作は前編。
わざわざ二部作に分けたなら、それぞれにクライマックスをちゃんと作って頂きたい。
結局、過去の名シーンと人物紹介で描かれる「ただのプロローグ」でしかない。
冒頭に事件らしきものは起きるのだが、室井本人も近づこうとしないため、作品中でこの事件が進展することはない。
ただただ室井の生活を見守るというのが今回のお話。
で、それがこちらの心を打つようなハートウォーミングなものかと言うと、なんだかモヤモヤ。
もちろん次の『生き続ける者』で回収されるのかもしれないけど、わざわざ我々も費用や時間や手間をかけて来場しているワケで、そんな観客が満足する商品に仕上がっているとはとても言えない。
シリーズのファンが「懐かしい」と喜んだのなら結構なことだが、そのノスタルジーと作品のクオリティは別。
加えて言うと、メインの登場人物以外みんな「嫌なヤツ」か「関係ないヤツ」しかいないなんだけど、それでいい?
私は、「この監督には『他人』ってこう見えてるんだろうな」という、うすら寒い感覚があった。
警視庁のヤツらはみんな嫌なヤツ。
県警がらみは関係ないヤツ。
冒頭からコメディシーンを一手に受けてる新人お巡りさんの矢本悠馬なんて、ただの「役立たず」としてしか描いてないし、彼を見る視線も非常に冷たい。
村の人たちも、「排他的」を遥かに越えたケレンだけが描かれる。
とにかく出てくる大人がみんな嫌なヤツばっかりなのよ。
弁護士の生駒里奈。
あれはどういうつもり?
被害者の前で言うべきじゃないセリフ連発だし。
母親を殺した、それもあんな態度のヤツに拘置所で息子に無理矢理会わせて、心象が良くなるはずないじゃん。
弁護側としては、貴仁の気持ちを開いて心象改善のために会わせるって算段でしょ?
何の根回しもなくぶつけたの?
バカなの?
でも、もちろん犯人はちょっと改心。物語は都合よく進む。
あと、貴仁の高校の同級生の丹生明里が、貴仁のお母さんは殺されて亡くなってるけど、裁判が結審していないって話を聞いて「じゃあ、お母さんはまだ天国に行けてないんだね」っていうシーン。
あれはどういうつもり?
貴仁自身がそう受け止めてるって話ならともかく、他人が「あなたのお母さんは天国に行けていない」って、仮に思ったとしても本人には絶対言っちゃダメなヤツだよね。
メイン以外の登場人物たちに共通するのは、みんな外から見てどう考えても「無神経」ってこと。
さらに、これを作ってる側が無自覚どころかむしろ「良かれ」と思ってるフシが感じられるから、これはヤバいと思うんだよね。
そして「偏見」。
地方の集落に住む人たちへの視線とか、元警察だから…とか、ヤクザだから…とか、その人が所属しているカテゴリーにまとめて、ラベルを貼る感じ。
そこにいるのはあくまで「カテゴリー分け」されたパーツであり、一人の人間ではない。
だから、会話にもリアリティがなくて、物語を進めるために必要な話をしてるようにしか見えない。
この感じって、過去のこの監督作には多く見かけるので、そもそもそういうふうに他人を見てるんだろうな、と思う。
かなり最後で、室井が警察辞めて秋田にやってきて、自分で古民家をリフォームしようとして苦労する回想シーンが急に始まって、あまつさえうまく行かなくて頭をかきむしったり。
すごく変な流れで「何これ?」と思ってたら、ラストにその家が燃やされるって展開の『エモの事前注入シーン』だった。
…下手かよ。
もう少し自然にやってよ。
室井さんはどんなに暑くても、動きにくくても、あの白っぽい襟つきのシャツでちょっと袖をまくって、黒いベスト着て農作業とかするんだ。家のリフォームもそれでするよ。
…って。もうさ、近所付き合いしなくてそうなってくると完全な「変人」じゃん。そりゃ村人も「出ていってくれ」ってなるわな。
シリアスっぽいドラマなのに、リアリティなかったら伝わらないよ。
これだけ『破れざる者』で、種だけまいてフラグだけ立てまくって、ほぼ未回収なんだから、『生き続ける者』はきっちり盛り上げてくれるんだろうけど、いや、まずこの映画を観た観客を喜ばせて下さいよ。
あと『破れざる者』ってタイトル、なんか今回の話と関係あったかな。
まーいーや。
あー
また悪口ばっかり書いちゃった。
続きが…
踊る大捜査線をずっと見ていた人間としては面白かった。回想シーンが多かったから
踊る大捜査線を知らない人はこれはどうなのかとも思う。
こんな終わり方だと、続きは見ないとね。
それと、これは映画じゃなくてもいいんじゃないかなと思い、
ここで星満点にしませんでした。
会社を年齢60前で、偉くなれなかった同じ人間としては非常に気持ちがわかるストーリーだった。
みんな年をとってしまった。
この後、織田裕二の映画続編があるのか?
もしあるなら、どんな内容になるのか?
いろいろ考えてしまったが、
ドクターコトーのように、続きがあるなら、
私は絶対に見たいと思う。
でもがっかりさせないでくださいね。
難しいお願いですが。
フジテレビのドラマ、映画は「北の国から」
「ドクターコトー」「踊る大捜査線」みんな大好きですよ。
敗れざるもの、まさに
ドラマは観ておらず、たぶんテレビで映画を見たかな、くらい。ストーリーや登場人物、関係性はなんとなく知っている、という前提。ストーリーについては後述するとして、室井さんや青島刑事やすみれさんのかつての映像が随所で使われているのだけれど、カッコいい…!こんなにカッコよかったのか、何故私は当時見なかったんだ…!というのが一番の印象(笑)リアルタイムで観ていたら、ただその懐かしさだけでも堪らない映画だと思う。
でも、ほんのり知っているという程度でも十分楽しめたし、かつてあった事件(おそらく過去作の)がベースにありながら、過去作を知らなくても置いていかれることがない。上手に説明がされていて、むしろ過去作を観てみようという気持ちになる。おそらく作品を知らなくても皆知っているであろう、あの有名な台詞がうまく使われていて、何度も吹き出してしまった。
ストーリーとしては前後編の前編だから、大きな事件の真相には辿り着かないし、後編に向けた種まき的な内容。でも、室井さんの新しい家族との関係性が丁寧に描かれていて、その中ではしっかり起伏があり、一つの答えに辿りつく。そしてそれもその先があるんだろうとわかり、後編が楽しみになる。
タイトルは「敗れざる者」であるけれど、室井さんは作中で、自分は「敗けて、逃げてきた」のだと言う。でも彼の仕事に対する熾火のような思いは、観ている側にはわかるし、松下洸平さんが演じるクセの強い刑事が言う台詞が、何気ないようで、まさにタイトルに繋がっているように思う。
総じて、とても質のいいエンタメ作品だと思う。後編が楽しみ。
”踊る“はやっぱ良いね。
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