「マサルだって女の子」室井慎次 敗れざる者 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
マサルだって女の子
定年前に退職し秋田の集落で里子と暮らす室井慎次が過去の事件と向き合わせられることになる話。
近所の池のほとりで異臭と草花の異変をみつけて通報したら、腐敗した遺体と腐ったあるものがみつかって…と始まっていくけれど、途中から事件の話しはすっかりどこかへ。
新たに室井家にやって来た杏の不穏な様子もどこへやら。
今作は高校生の里子の話しがメインですか?
一応そこの話しはちゃんとみせてくれたけれど、全然足りないんですが…、
TVドラマやTHE MOVIEの映像を劇中だけじゃなくエンドロールまでふんだんに織り込んだり、懐かしい人物が登場したりという面白さや、このシリーズらしいちょっとズレたネタでの笑いがあったりと、嘗ての作品を知っていればそれなりには楽しめるけれど、今作だけでみたら本当にただの序章という感じで、とりあえず次作に期待というところではあるけれど、もうちょい何か一山みせて欲しかった。
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