「もしやこいつら助かる気ねえな?」逃走中 THE MOVIE ぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
もしやこいつら助かる気ねえな?
最初からデスゲームなのかと思ったら、途中から松平健に乗っ取られてデスゲームになる展開はとても良いと思いました。
でも、感動モノにしたいのかちょいちょい過去や主人公たちの今現在のストーリーを挟むのが本当に無駄に感じました。
まず、敵が人間の全力で生きる様を見たいのは分かりますが、敵がよくわからないまま進むのでデスゲーム(?)が開始されるたびに観ている側を置いてけぼりにします。
そこで主人公たちが「絶対に生き残ってやる!!」と意気込みテンポよく進んでくれたら良いのですが、挟まる感動モノアピールで全然前に進みません。
名前忘れてしまいましたが、銀行から融資を断られた男性が思い出のミサンガを落とし敵に突っ込んでいくシーンは無駄死にとしか言いようがありません。
せっかく格好良く敵を回避したのに、この時ばかりはまじて意味がわかりませんでした。
最後、ボタンを目の前にした主人公が過去を思い出して「ラン、ラン…」と呟くシーンもはっきり言えば無駄で、なんですぐに走らないのかが謎でした。
主要人物が多すぎて感動モノにするには時間が足りないし、デスゲーム作品にするには微妙な映画でした。
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