劇場公開日 2025年1月17日

「灯(あかり)の心の叫びに心が震えました」港に灯がともる ひでちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5灯(あかり)の心の叫びに心が震えました

2025年2月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

主人公 灯(あかり)を演じた富田望生の演技に心が震えました。

ここまで感情が溢れるような演技というのは
正直あまり記憶にないくらい圧倒されましたし、
主人公が置かれた複雑な状況も相まって、心打たれる作品でした。

灯が悩み苦しみながらも、年を重ねるごとに、
また、いろいろな人と関わることで、視野・視座が広がっていき、
父親が言っていることをよく理解できなかったのが、解像度が上がっていくところに
見応えがありました。

安達監督は長回しを結構されるのですかね。
本作ではすごく印象的でした。
父親の部屋のトイレで自分の気持ちが落ち着いてやっと出てくる灯。すごくリアルでした。
ラスト近くでの父親との電話のシーンも、灯の成長を感じられて心にぶっ刺さりました。
国籍関係なく間違いなく親子だと思いました。

父役の甲本雅裕、母役の麻生祐未、姉役の伊藤万理華、弟役の青木柚、
みなさん素晴らしかったです。

ひでちゃぴん
トミーさんのコメント
2025年2月11日

共感ありがとうございます。
今作はかなり打たれた作品でした。
安達もじり監督、麻生さん、甲本さんってドラマカーネーションの絡みなんですよね、関西モノっての含めて。

トミー