劇場公開日 2025年1月17日

港に灯がともるのレビュー・感想・評価

全38件中、1~20件目を表示

2.5too much かな

2025年2月13日
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鑑賞方法:映画館

個人的に期待している俳優の富田望生さんが主演なので観に行きました。
阪神淡路大震災のメモリアル的な内容なのかと想像していたら、主人公の出自や家族との関係などで悩み多く心病みつつも立ち直ろうとひたむきに頑張る、という感じの物語でした。
震災は背景にあるけれど、心を病む主な原因は家族関係で、繊細な主人公を富田望生さんはひたむきに演じていた気がします。

丁寧に描かれた映画でしたが、このテーマで二時間はちょっと長い。
せめてもう15分短ければ、観る側に余韻やよりそう気持ちが生まれたかもしれないけど、これでもか、これでもか、という感じがして、私にtoo muchでした。

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Jo

3.5灯(あかり)の心の叫びに心が震えました

2025年2月11日
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鑑賞方法:映画館

主人公 灯(あかり)を演じた富田望生の演技に心が震えました。

ここまで感情が溢れるような演技というのは
正直あまり記憶にないくらい圧倒されましたし、
主人公が置かれた複雑な状況も相まって、心打たれる作品でした。

灯が悩み苦しみながらも、年を重ねるごとに、
また、いろいろな人と関わることで、視野・視座が広がっていき、
父親が言っていることをよく理解できなかったのが、解像度が上がっていくところに
見応えがありました。

安達監督は長回しを結構されるのですかね。
本作ではすごく印象的でした。
父親の部屋のトイレで自分の気持ちが落ち着いてやっと出てくる灯。すごくリアルでした。
ラスト近くでの父親との電話のシーンも、灯の成長を感じられて心にぶっ刺さりました。
国籍関係なく間違いなく親子だと思いました。

父役の甲本雅裕、母役の麻生祐未、姉役の伊藤万理華、弟役の青木柚、
みなさん素晴らしかったです。

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ひでちゃぴん

2.5「自責志向か他責志向か」で、 作品の見方や感想が分かれそうな作品

2025年2月9日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

人生の生きづらさ、人間関係の煩わしさに、
苦しみ、葛藤する、在日コリアン女性のお話。

個人的に関心強めな話だったので、注目度は高いまま鑑賞したが、
テーマが、重いのは承知しつつも、複数あり過ぎて、
終盤にかけて、だいぶ見づらくなった印象。

在日の出自や、震災の経験が、親世代の「それ」への思いとは、
違った重さと感覚で主人公が思っている故、共有できず、
ジェネレーションギャップに苦しむのは、理解できた。

これは、私の世代の親の話でたとえれば、
「戦争や戦後直後の貧しさの体験や実感」になる。
なにか親子喧嘩があれば、すぐに団塊の世代な私の親世代は、
「アンタねぇ。私たちの子供のころは、食うもんにも困って・・・」
と始まる、一連のアレである。

「うるせえよ」と思い、常套手段のように聞き流してたもんだが、
主人公は、それを上手く聞き流せず、
まともに食らってしまい、心を病んでしまう。

その部分については「メンタルの弱さ」を感じてしまい、
なんだかなぁという感想になってしまった。
主人公の、親に反発する部分は理解共感できても、
抵抗の部分で免疫の弱さを感じ、
主人公の女性は、親に反発しながらも、
同時に親に「も」依存もしているのか、と気づく。

凄く幼稚な精神年齢で、子供じみて見える。
親と理解しえないなら、家から出ていけばいいし、経済的に自立すればいい。
父親とただ接触しなければ解決しそうなのに、主人公はそうはならない。

なぜなんだろうかと思ってしまった。

そんな私は、弱者に寄り添えない、非情な人間なのだろうか。
充分弱者側だと自覚していたのだが、、、

私も、父親とは確執があり、絶縁している。
主人公のように、相互理解や和解を試みた時期もあったが、
バカや努力しない貧乏人と長く付き合っても、何もいいことはないから、
40歳手前で、完全に見切りをつけてしまった。遅すぎる位だとも思う。

ただ、疎遠になると、だいぶ精神的には楽になる。
家も買ったし、お金持ちとはほど遠いが、
経済的にはなんとかなるまではきた。

となると、これは男女の違いなんだろうか?

そんなことはないだろう。男といっても、
今では「おじさん」として、様々な迫害を受けている。
「おばさん」と呼ぶのはダメでも、おじさんと呼ばれるのは、
なぜか社会からは、OKという理不尽な太鼓判を押されている。

精神が弱くとも体は健康なのだから、体が壊れてないなら、
この主人公はいくらでも自立する機会はある。

ということは、昭和生まれと平成生まれの違いなんだろうか。

結局この作品は、普段から物事を、
「自責で捉えるかor他責で捉えるか」で、
作品の見方が分かれそうな作品だと思った。

そして、主人公は、他責傾向強めの人間なんだと思われる。

ただし、実は私も、他責傾向強めの人間だから、物事は単純じゃない。

他責であるがゆえに、父親を恨んで、恨んで、コンニャローの精神で生きてきた。

恨みをバネにしたから、自責で潰されることもなかった。
恨みをエネルギーにしながら生きていくのは、スマートな生き方ではない。
かなり歪んだ性格にもなる。性格が悪くもなる。
でも、自責で潰されたり、自滅したり、心の具合が悪くなるよりはマシ。

ふむふむ。平成生まれってやっぱザコでヤワだな、
と、性格の悪い昭和おじさんは、歪んだ感想で片づけてしまうのだった。

良かった演者
富田望生
山中崇

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ソビエト蓮舫

4.0心の傷は容易く治るものではないことがよくわかる

2025年2月2日
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泣ける

萌える

在日の問題を通して、人と人とのつながりの難しさを主人公がすばらしい演技で描いた。
これは単なる在日の問題ではなく、お互い相容れない中で心を病み、そして癒していくのは、結局人とのつながりだということ。
最後の父と娘のシーンで簡単に相容れない関係が解決されないことに安心した。でなければ嘘に見えてしまう。

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morick

4.0自分の記憶にしっかりと刻みつけておきたい作品

2025年2月2日
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鑑賞方法:映画館

阪神淡路震災からちょうど30年目に当たる日に鑑賞。

2020年にNHKで放映された『心の傷を癒すということ』等の演出を手がけた安達もじり監督・脚本の作品。

舞台の中心は神戸の長田区。阪神淡路大震災の翌月に神戸で生まれた灯(あかり)は在日コリアン3世で、震災から20年の節目の年に成人式を迎えていた。晴れがましいはずの日だったが、姉が帰化の話を持ち出してきて父とぶつかり、母は別居の話を出してきて最悪の状況になる。自分ではほとんど意識すらしてこなかった出自の問題や親から何度となく聞かされる震災の悲劇と苦労の話に板挟みになった灯は、やがて精神のバランスを崩してしまい……。

商店街の天井にできた亀裂と家族の間にできた亀裂に象徴される、「街の崩壊と再生」と「人の心の崩壊と治癒」の対比が描かれ、震災そのものというより、震災がその後の人々に与え続ける影響こそが悲劇なのだということを突きつけてくる。さらに、そこで自分自身の存在、家族の存在、コミュニティの存在とは?と問いかけてくる。

震災だけではなく、戦争などでも同様だと思われるが、街への影響より人への影響はずっと長く、世代を超えて続いていく。この物語も東日本大震災やコロナ禍、そしてウクライナ侵攻といったほぼ今日の状況まで続いていく。その中で主人公の灯が見つけ出した心が落ち着ける場所が、長田区に実際に存在する丸五市場。さまざまなバックグラウンドを持った人が集うサラダボウル(あるいはモザイク)にような場所だ。

深い人間関係を煩わしく思う人が増え、人間関係の希薄化が進行し、また自国(自己)中心主義が世界中で蔓延する中で、国籍や人種を超えた共生と人のつながりこそが弱った心を癒やしてくれる唯一の望みの綱なのではないだろうか?

過去の歴史を語り継いでいくことの大切さは言を俟たないが、一方で、そこに囚われすぎて抜け出せないと悲劇を引きずることになる。何も知らない新しい世代が新たなスタートを切ることも場合によっては大切なことであるのかも知れない…… とか思いつつ、ここで描かれるているような人々の姿は、やはり自分の記憶にしっかりと刻みつけておきたいと感じずにはいられない。

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Tofu

3.5少しずつでも前に進めているから

2025年2月1日
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鑑賞方法:映画館

阪神淡路大震災や
コロナ禍という問題を取り込みつつ、
メインは
在日であることと、家族との関わり方をテーマに
灯(あかり)という女性のアイデンティティの確立のお話と捉えました。

父と娘の話が平行線のやりとりは、
在日であることを抜きにしても、
ものすごく共感できて、
大人になっても、
帰省する度に喧嘩してしまう自身を思い出し、
少し居心地が悪くなってしまいました 笑

世代による考え方の違いも、痛いほど解るし、
家族って血が繋がっている分、ややこしい…。

でも、灯(あかり)は、良く頑張った!
少しずつでも前に進めているから。

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hkr21

0.5中途半端でした。

2025年1月31日
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鑑賞方法:映画館

在日、心の病気、震災、親子関係等、テーマが多過ぎてどれも中途半端な感じで響かなかったです。
後半は何を観せられているんだろう、という感じでした。
他のレビューにもいくつかあったように、で?と言うか…綺麗事で通してる感じもしてしまいました。
主演の演技が癖があるというか、オーバーというか…所々煩わしかった。
あとお姉さん、友達、商店街のお姉さんが、みんな似ててわかりづらいのでもう少しキャラクター付けして欲しかった。
自分には全然合いませんでした。

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growingfrom

1.5ドラマでいいんじゃない?

2025年1月31日
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とても意義深いテーマなのも良くわかる。シナリオも思いが強いのも良くわかる。演技も頑張ってるのも好感が持てる。NHKの震災のドラマで何故やらなかった?

映画で一番大事な何かを欠いてる気がする。

作り手が思いが強ければ正義なんだと作った気がする。その空気感が不快だった。

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ビビ

3.0これはやり過ぎたかな。

2025年1月30日
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鑑賞方法:映画館

テーマは良かったけど、泣きわめいて、叫んで、怒鳴って、リアリティーにこだわり過ぎたのか会話は何言ってるかよく聞き取れないし、こっちまで病みそうでした。中盤からはもう頼むから泣き出さんといてと祈りながら観てました。

震災直後に生まれた在日韓国人のあかり。父親との確執、国籍問題、帰化、鬱、さらに身体障がい者、アル中、コロナ禍など多くの題材が扱われてますが、「阪神淡路大震災」という一言で十分説得力があるから、こんなに詰め込む必要はなかった気がする。大阪で暮らす私にとってもあの震災は忘れられない出来事。せめてあかりの設定をもっとシンプルにしてほしかった。

エンディングも安っぽいMVみたいでなんのメッセージかよく分からなかった。富田望生の演技は本当に素晴らしかったし、姉弟が豪華でキャストは良かったです。

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はるたろう

4.5現在も横たわり、向き合っている人たちがいる

2025年1月27日
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鑑賞方法:映画館

関西で暮らしてきた者にとってはこの日は特別な思いがあるし、大阪・神戸のミニシアターの中には毎年特集を組んで、関連作品を上映したりもしています  作り手のこの歴史を忘れないという思いと、その史実を知らない世代にまで震災の影を落としていること、こういう声を出せない人々の存在が伝わってきました
30年前私は仕事で生活困難となった被災者の方を大阪府内の仮設住宅に転居移送する担当となり、長田区に通いました  区内の歴史のある公設市場(本作にも出てきたような)が全焼したり、また長田区役所には多数の方が避難をされていて、断水によって排泄物が貯められている光景をみましたが、住民同士何十年もかけて作った絆が一瞬にして失われました
「キューポラのある街」で描かれていたような歴史が50年以上経って、世代が変わっても横たわっている現実  当事者がこの街で助け合って築き上げてきたコミュニテイが、今ウクライナや他民族の方が加わり形を変えて築かれようとしている姿は救いでありました
高齢者にとっては地域に築いてきた絆を失い、仕事や家族を失った方の中には、アルコール依存や精神疾患を病んで、今も苦しさの渦中にいる方は多いでしょう
 精神科クリニックの場面もありましたが、孤立を防ぎ、自分で問題解決する力を持って生きていくことは、歴史の仕業とはいえ本人は苦しいことです
 ぎくしゃくとした父親との関係、姉は切捨てたけど、妹の冨田さんの思いは、親目線でみて熱くなりました  (1月26日 イオンシネマりんくう泉南 にて鑑賞)

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chikuhou

5.0この傷を癒すということ

2025年1月26日
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阪神淡路大震災から30年。もろくも崩れさった街、家族、わたしの心。再生には、迷って、迷って、少しずつ、少しずつ時間がかかる。深呼吸!そんな心の機微が、ていねいに、ていねいに、えがかれている。かなりの秀作。素晴らしい!

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DnaH

4.0けど何が言いたかったのか最後の部分はわたしは分からなかったの

2025年1月26日
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泣ける

悲しい

難しい

 流石安達もじり。けど、何が言いたかったのか、最後の部分は(わたしは)分からなかったのでマイナス1。
 阪神・淡路大震災、在日韓国人(二世、三世)、うつ病、アルコール依存症、身体障害者、ベトナム・ウクライナ、コロナ、震災復興。覚えているだけでこれだけかな。ホンマはもっとあるのかもしれない。阪神・淡路大震災だけではなく、これら全てにスポットを当てて考えさせられた。惜しむらくは、わたしのような発達障害者やセクシャルマイノリティも入れてくれるとよかったかな。
 それから、安達もじり式なのかな、二回程あった長尺というのかな長回しというのかな。5分ぐらいのカットじゃないかな。中盤にあったトイレのシーンは父との遣り取りも含めると10分ぐらいあったんじゃないかな。それをドア越しの嗚咽しか観客には聞こえない中を、カメラはトイレのドアだけを映す場面。それからエンディングのモノローグ?の場面。レイはそんなに多く映画を観ていないけど、あれだけ尺の長いシーンは観たことがない。監督脚本の腕もさることながら、富田望生、甲本雅裕の演技に惹き込まれた。特に富田望生の嗚咽。演技ではなく本当の金子灯の心の叫びを聞いているようだった。レイも、内容は灯とは違うが、あれだけ嗚咽したこともあるし、今は我が子が嗚咽することもある。考えてみれば甲本雅裕演ずる父も嗚咽しているのかもしれない。あ、長尺のシーンがもう一つあった。空のベッドや。
 ま、詳しくはご覧あれ。観て損はないと思うわ。あ、それから、京都弁とも関西弁とも違う神戸弁が新鮮やった。現行の朝ドラおむすびでも使われてる神戸弁やったわな。

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神倉 レイ

4.0灯の演技がすごかった それだけで見る価値あり エンドロールのシーン...

2025年1月25日
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灯の演技がすごかった

それだけで見る価値あり

エンドロールのシーンまで見とれた

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jung

4.5これは深い、、、家族愛

2025年1月25日
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泣ける

悲しい

幸せ

富田望生初主演ということで評判もいいし鑑賞です。
神戸の震災と在日の話ということで、どういうストーリーかと思っていましたが、これは深い、、
家族愛がテーマなんだけど、今まであったような、単純に家族愛という話でもないし、アイデンティティやうつ病とかいろいろ複雑。

親とギクシャクしてる人
素直にありがとうと言えない人
メンタル的に疲れている人
疲れていることがあった人
とかはどストライクかも。

万人受けするストーリーでは無いかもしれませんが、こんなストーリー見たことないかも。
演技も演出も良かったです。

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だるまん

3.0金子さんにとって、どこから青色ですかねえ。私たちはこういうグラデーションの中で生きているんです。

2025年1月25日
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重い。しんどい。、、、、映画の中のセリフじゃなくて、観ているこっちの気分もそうだった。一生懸命な人ほど鬱になってしまうと抜け出せない。自分の生きてきた街の、自分の知らない震災の重圧。在日であることの疎外感と無力感。いろんなことに押しつぶされそうになった時、医師が夕焼けの写真を指しながら尋ねる「どこから青色?」の問いかけ。昨今、多様性という言葉で片づけられる生き方や嗜好にやや嫌気がさしているのだが、この問いかけには、ハッとした。この夕方から夜の変わろうとしている空のグラデーションはまさに、世の中に生きている多様な社会の姿そのものと思えた。どこからが境かあいまいで、人によって色の判断はそれぞれで、むしろそれで世の中はいいのだと思えた。灯がどう感じたかどうかは知らないが、少なくとも、この問いかけが彼女の心を軽くしてくれたのだと思う。
そして何より、山中崇演じる青山の存在感だ。彼が出てきてから、言葉ひとつひとつの重みが格段に違って聞こえてきた。何も知る前から、この人、相当苦労を乗り越えてきていると思えた。ただ、やや暗いキャラから、まだその途中なのだろうと感じていたが、まさしくその通りだった。たまらなく彼に寄り添ってあげたくなった。
そして、灯も一歩一歩、自分のできることから始める。ウクライナの家族を見て、おばあちゃんに思いをはせたり、父親との対話を乗り越えようとしたり。灯の人生は、まだまだこれからだよ、でもそれでいいんだよ、と応援したくなる感情が残った。

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栗太郎

3.0阪神大震災

2025年1月24日
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もう三十年経ったんですね。

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完

0.5テーマは重く

2025年1月24日
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テーマ重く、そして暗い。嗚咽がおおく、見ていてさめました。

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T

2.0富田望生の演技力が爆発した作品

2025年1月24日
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鑑賞方法:映画館

難しい

富田望生さんのことはたまにドラマやバラエティで見かけるな程度の認識です。
今作は震災をテーマにした心の病を抱えた方の作品のようだったので普段、障害者支援の仕事をしているため気になって見てみました。

内容的には思っていたものと違いました。
震災をきっかけに発症して回復していく的なものなのかなと思ってましたが。

とりあえず私が感じたままの感想を書きますが
ストーリー的にはとても不親切な作りになってると思いました。いわゆる大衆向け作品のようなわかりやすいものではなく、たとえば父との関係性、それぞれの経過などが断片的にしか描かれてないためある程度、自分の中でのこれはこういうことなのだろうか?という補完が必要になってくる作品ではないかなと思います。
特に劇中だけで読み取ろうとすると父親は在日である差別を受けたことによってだいぶ歪んだ人間性を持ちそれを実の娘にまで毎度ブチ切れてるだけの人間にしか見えなく、そんな父親をなぜか娘である主人公は何度も繋がろうとしていてこのあたりも昔の父はそうではなかったみたいな描写もないので意図がよくわかりません。ただ何度も昔の母と祖母と父が並んだ写真が登場するのでここから何かを読み取ってほしいのかなとは思いましたが。
全体的に救いがないというか冒頭から自分勝手な家族の胸糞悪いシーンとかしんどい場面がわりと多く仕事終わりで見に行って気持ちの余裕がない時には見るものではないなと思いました。
震災、在日、心の病という要素がある中で正直何を伝えたいのか、どれを主軸としているのかがいまいち中途半端で見えにくい作品だなと感じました。
ずっと同じシーンを長回しするのもあえてそこから見せたい考えさせたい意図があるのでしょうがみていて苦痛でしかなかったです。
ストーリーだけでいうと金返せレベルでかなりの駄作だと思います。

ただ、演者の方々の演技はみなさん間違いない方々ばかりなのでそこはとても良かったです。
特にやはり富田望生さんの何度か出てくる発狂するシーンや心の病を患った時の演技はすごいなーと思いました。
ストーリーどうこうよりも富田望生さんの演技力のすごさを見る作品だなと感じました。

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邦画野郎

4.0達観したって事か

2025年1月22日
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鑑賞方法:映画館

知的

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Mackintosh

5.0最大の敬意と感謝を。

2025年1月20日
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泣ける

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ひつじ