「信念の強さに感服」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 hkr21さんの映画レビュー(感想・評価)
信念の強さに感服
チェコの子どもたち669人をナチスから救い
50年後に驚きの再会を果たした
ニコラス・ウィントンの愛と苦悩を描いた感動の実話。
アンソニー・ホプキンスさんの演技に魅了されました。
すべての子どもたちを救うことができなかったことへの
自責の念にかられた愁いを帯びた表情や、
再会を果たした際の喜びに涙する姿、素晴らしかったです。
そして、青年時代のニコラスも、お母さんも、同志の俳優たちも同様に素晴らしく、また、実在の彼らには、その信念の強さに、ただただ感服するばかりです。
また、戦時中が描かれている場面では、とにかく辛かったです。
もう、苦しくて、心臓がずっとギューっとなってしまって、
チョコレートを手にした屈託のない笑顔だったり、不安におびえ笑顔が消え大きな目で空を見つめるだけだったり、
そんな子どもたちの顔がスクリーンに映し出されるたび、涙が溢れてしまいました。
後半のBBCの番組企画による再開のシーンには、温かな涙がこぼれました。
実際の放送を家で観ていたら号泣していたでしょう。
ひとりの命を救うことは、世界と未来を救うこと…
あってはならない戦争が再び始まり、現在も続いている今この時代に、
子どもたちはもちろん、
無防備な一般の人たちが犠牲になっている現実…
対岸の火事ではなく、きちんと心に留め考え続けていかなくてはいけないことだと思いました。
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