劇場公開日 2024年6月21日

「事実の重みに涙が止まらない」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 ファランドルさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5事実の重みに涙が止まらない

2024年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ナチが占領直前のプラハから669人ものユダヤ人の子供たちを救い出した、ニコラス・ウィントンと人々を描く、「関心領域」の対極にある映画だ。
どうせ「シンドラーのリスト」の二番煎じ、と多寡をくくっていたが、事実の重みに胸が熱くなり涙が止まらなかった。
その後のシーンで、成人した子供たちに再開する場面もいいが、救えなかった子供たちに思いをはせるアンソニー・ホプキンスの表情に、またウルっと来てしまった。小規模公開が残念な、とても良い感動作だ。

ファランドル
かばこさんのコメント
2024年7月28日

「関心領域」の人たちのこと、私も思い出していました。
対極にあると私も思いました。
救った子どもたちより、救えなかった子どもたちへの悔恨でいっぱいのウイントン、アンソニー・ホプキンスの押さえた表情が、よかったですよね。救われた子どもたちが今や6000人の命に繋がった、これも事実で、事実の重みを感じます。

かばこ