「実話の重み。今こそ作るべき映画。今こそ観るべき映画。」ONE LIFE 奇跡が繋いだ6000の命 ITOYAさんの映画レビュー(感想・評価)
実話の重み。今こそ作るべき映画。今こそ観るべき映画。
いまだに戦争はなくならない。
戦禍の被害に遭っている子供たちが今、現在でも大勢いる。
実話の重み。今こそ作るべき映画。今こそ観るべき映画。
669人の子供たちが、一人のヒーローではなく、普通の多くの人々の団結の力で助けられたことに、特に感銘を受ける。
しかし、一人のあきらめない実直な言葉と行いによって、あきらめかけていた周りの人々を目覚めさせた。
その彼を育た母親もまた、英国国内で役人たちを、強い意志で説得した。
また、戦時中、武器ではなく、事務作業、書類によって命を救ったことにも意義がある。
救われた669人の子供たち。
生き延びた子らが後に育んだ命を含めると6000人になるという。
そして救えなかった数千人の子供たち。
救った善行を喧伝することはなく、救えなかった命に50年経っても後悔している主人公。
二つの時代で、アンソニー・ホプキンス、ジョニー・フリンが好演。
母親役、ヘレナ・ボナム・カーターも強く印象に残る。
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