「令和狸合戦わんぷり♡」わんだふるぷりきゅあ!ざ・むーびー! ドキドキ・ゲームの世界で大冒険! Dr_BUERさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0令和狸合戦わんぷり♡

2024年9月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

楽しい

「プリキュア」の映画というのは、子どもが笑って、ドキドキして、途中で飽きずに最後まで見られて。
付き添った親・大人のこころに、なんかちょっとでも残るものがあって。
見終わったあとに、子どもが「面白かった!」って目をきらきら輝かせる。
それをちゃんと満たせば、合格点だと思うわけで、そういった意味では十二分に合格点をクリア出来ている映画だったと思われます。

という前置きをして。
初見は、公開日初日午前0時の最速上映で。
時間帯からして現役の子どもは入場できず、ピュアな元・子どもの皆さんとの鑑賞。
公開後に公式から情報解禁になった、あれも、まったく予備知識なし。
なので、しゃべってはどよめき、あの姿になってはどよめき、さらにまた姿が変わってどよめき、最後にエンドロールでキャストがわかってまたどよめきと、同士のみなさんと一緒に新鮮な感動を味わうことが出来ました。
惜しむらくは、元・子どもには入場者特典のリングの配布がなかったこと。
(昔は豪華版のミラクルライトが商品化されて、元・子どもはそれ振れたのに、今回は販売無し。残念。)

最初は「観に行かない」と言っていた愚息がいろいろ情報得たあと「やっぱり観ようかな。」とその気になったので、付き添いで2度目の鑑賞。
隣の愚息の反応も、まわりの現役の子どもたちの反応も良好。
プリキュア、こむぎの応援のために、一生懸命リングをキラキラさせるのは、ピュアで感動的よなぁ…。

お話としては、「アイカツ!」「妖怪ウォッチ」でその手の物語はお手の物の、加藤陽一氏のホンは手堅いですな。
基本殴る、蹴るといった、今までのバトル表現を避けている「わんぷり」だけど、ゲームでひとつひとつ前に進むというのは、なるほどうまいなと。
バトルができないわんぷり勢に代わって、そのあたりのカタルシスは客演の「ひろプリ」「まほプリ」勢が補ってたかな。
この辺の配分、バランスはそれぞれの好み、思い入れ度合によてって各人思うところはあるでしょうが、自分的にはこれくらいでちょうどええんじゃないかなと。
ゲストキャラとそれにまつわる設定の「取ってつけた感」は、単発映画としてどうしても否めないところではあるのだけど、花澤香菜の演技がそれをカバーして余りあるところ。
そして、初見時より、2度目のほうが、いろいろうるうるしてしまうのは、歳とって前頭葉が弱くなってきたせいかしらん。
特にこむぎがバグの世界から抜け出そうと頑張る姿、セリフは、ガチ泣き寸前でした。(弱っ)
でもあそこでの主題歌の2番~の使いかたは卑怯よ。(ほめ言葉)

で。
冒頭の総論的感想に戻るわけですよ。
あ、レビューのタイトルは、特に意味も他意もありません。

Dr_BUER