好きでも嫌いなあまのじゃくのレビュー・感想・評価
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子供の目から見ると、大人って勝手だよね。
子供の時って、もっと素直だったよな…とたまに子供と触れ合って思う。
時たまびっくりするような発言したり、思っているより子供じゃないかも、と感じることは多々あるものの、それでも「一番大切なものを、大切にする」その気持ちと行動力は、今大人になった自分よりも圧倒的にあったと思う。
大人になると、一番大切なものを後回しにして、
「〜しなければならないこと」「〜すべきこと」優先しがちなのです。おかしいよね。
感覚がバグってくるのかしらん?
でも、それが子供達や、ひいては世界を守ることだと思っているので、タチが悪いです。
大人って!!(自分も含め)
なので、柊とツムギのストレートさは、なんか眩しかったし、緩やかに時が流れているように感じる世界観は、ただただ優しかったです。
〜ここから、ちょっと厳しめ感想〜
作品の全体的な感想としては、色々ちょっと残念…?
対象年齢はどこなんだろ?
観たいと思ったシーンがなくて次に行ってたり、
ちょっとした行動に「それは大人としてどうなのか」と疑問をもってしまったり。
「隠の郷」の業の深さをもっと見たかったなと思うものの、そうしたら子供向けではなくなっちゃうし、
柊とツムギの「ボーイミーツガール」が薄れちゃうのかなぁ。
オリジナル作品は難しい…
山形には飛び出し坊やは設置してないと思うけど
2024年映画館鑑賞42作品目
5/29(水)イオンシネマ名取
6ミタポイント0円
監督と脚本は『泣きたい私は猫をかぶる』の柴山智隆
脚本は他に『トラペジウム』の柿原優子
母を探しに隠の郷から人間の世界にやって来た鬼の少女ツムギ
路線バスを降りる際に運賃を払えず運転手を困らせていたところ父の命令に不満で夜道を歩いていた少年柊はお金肩代わりしてやった
それがきっかけで親しくなった2人に謎の怪物雪の神が襲いかかってきた
ツムギと柊はツムギの母を探す旅に出た
母がいなくなった理由
雪の神とはなんなのか
ぽんぽん飛び出る小鬼ってそもそもなに
隠の郷のなりたち
なんとなくわかるけど
世界観が全てにおいてモヤっとしてる
キャラクターデザインは好き
旅館の旦那は雰囲気的に竹中直人っぽかった
ヤフコメ老害の皆さんと違い子供の頃からずっと模範的な人間ではない自分としては家出して何日も家を空ける子供に特に教育的指導をする気にはなれないのでそこは全く気にならなかった
声の配役
山形県に住む頼まれたら断れない小学生の八ッ瀬柊に小野賢章
鬼の里から母を探しに人間の世界にやってきた鬼の少女のツムギに富田美憂
柊の父の八ッ瀬幹雄に田中美央
柊の母の八ッ瀬みくりにゆきのさつき
柊の妹の八ッ瀬楓に神戸光歩
ツムギを探しに人間の世界にやってきたツムギの父のいずるに三上哲
ツムギが3歳の時に行方不明になったツムギの母のしおんに日高のり子
フリーマーケットで商売をしている高橋竜二に浅沼晋太郎
兄の竜二と行動を共にする高橋澪に山根綺
旅館「宝珠の湯」の女将の山下志麻子に塩田朋子
旅館「宝珠の湯」の旦那の山下直也に斎藤志郎
カフェ店主の谷本耀一に佐々木省三
隠の郷の長の御前に京田尚子
設定を呑み込んでしまえば、楽しめる
現代なのに、鬼の里とか、鬼ヶ島とか疑問を持ったらキリがない、どファンタジー設定。
なのに、設定を自然と受け入れてしまい、物語に没入してしまう不思議な魅力がある。
旅館の主人や女将さんは、『千と千尋の神隠し』の登場人物を彷彿とさせるし、雪の神に至っては、カオナシが空を飛んでいるようにしか見えない。
堂々としたオマージュぶりに、芸を伝承する狩野派のようなものかとも思う。
隠れ里はなぜか、電気も使えて、スノーモービルまである。説明することなく、ストーリーが先に進むから納得するしかないんだけど、美しい映像が次から次へと出てくるから考えない方がいいかもね。
設定を呑み込んでしまえば、とても楽しめる作品でございます。
スタジオコロリド名誉挽回の一作!
(※ノベライズを読んで2回目を観てだいぶ解像度が上がったので、近いうちにアップデートしたいです。)
本作を制作したスタジオコロリドの前作『雨を告げる漂流団地』は実にひどかった。そんな一抹の不安を抱えつつも、予告編に魅了され、観に行ってきた。
まず、前作でも感じたことだが、美術が素晴らしい。架空の世界はもとより現実の世界だって写真で見るよりも彩り鮮やかだ。この点では、昨年は『屋根裏のラジャー』、今年は本作を一番に推す。コロリドは『ラジャー』のポノック共々ジブリの流れを汲むらしいが、それで納得がいった。この技術はぜひとも未来へ継承していってほしい。
次に、山形という舞台設定が良い。趣味で日本全国を旅してきたが、東北を巡るときが最も心落ち着くように感じる。日本の歴史を振り返れば、西から発展し、東北を飛ばして北海道が開拓された。そのため、他と比べて観光地化されてなく、ノスタルジーを呼び起こさせるのだろう。澄んだ空、赤と黒が交差する薄暮、闇夜に浮かぶ花火といった夏の風景が儚くも美しい。山形はまだじっくり巡ったことがないので、この夏に聖地巡礼をしてみたい。
そして、ヒロイン・ツムギのキャラデザインが非常に魅力的である。これが前作のわだかまりを覆させて映画館に足を運ばせた一番の動機となった。銀とピンクの二色ヘアーにアクセントのツノと実に好みのツボを突いてくる。
たしかに脚本に粗は見受けられるものの、根底に流れる「本心に従う」というテーマが物語を支えている。子供も大人も、このテーマに従って生きている人がどれほどいるだろうか。多くないからこそ、難しいからこそ、この物語に強く惹かれるのではないか。
最後に、本作の白眉な特集記事(リンクを貼れないので、↑の「特集」タブから飛んでください)を紹介しつつ引用して締めとしたい。(微バレあり)
> 刺さる1人にとっては何度も観たくなるほど、きっと大切な1本になるはず。
そう。たとえどれだけ酷評されようとも、なぜか心に刺さってしまった。記事にあるように100回はオーバーにしても、少なくとももう何回かは観たい。
> この作品はあえて“説明セリフが少なく”作られているみたいなんです。
雑とか説明不足とか受け取られる理由もここにあるのかもしれない。ノベライズで補完してから、もう一度観に行って答えを見つけたい。
> 柊とツムギが旅の道中で出会う人たちが、全員優しいんです。
未成年が真っ昼間からほっつき歩いていたら通報するのが普通だろうが、織り込んだ上であえてそうしない人がいても良い。100人が100人とも同じように動くなら、そのほうがよほど怖ろしい。
映画館で見たあとでネットフリックスで復習?
今年198本目(合計1,290本目/今月(2024年5月度)32本目)。
(前の作品 「バティモン5 望まれざる者」→この作品「好きでも嫌いなあまのじゃく」→次の作品「」)
ときどき見られる、映画館とネットフリックス等の配信サービスとが同時にというタイプのものですね(映画館版はエンディングロールが多少違うが、映画の筋自体はいっしょ)。
いわゆるボーイミーツガール系のストーリーで、「鬼とは何か」といった背景を抱えている点はあり、この配給会社さんの過去の作品のアニメの品質はそのままなので、そこは安心といったところです。ただ、やはり多くの方がわかりにくいとされている、何を述べたかったのか(映画の主義主張が何なのか)は一見して読み取りづらく(展開が後半、ちょっとわかりにくい展開に飛ぶため)、ネットフリックス契約者など平行配信型のこの手の映画(この映画なら、ネットフリックス契約者)が再度復習して「なるほど、そういうことをいいたかったのね」ということを想定しているんだろうと思います(実際、よほど思い入れがあるのでない限り、一つの作品に2回以上見ることは(特典目当てでもない限り)少ないので)。
こうした点があるので、誰にでもおすすめできるわけではないですが、配信系サービスに加入されている方(この映画ではネットフリックス契約者に限られるので注意)にはおすすめできますが、それ以外だと、公式サイトなどで絵のタッチなどは確認できるので、予告編をみてあうあわないかな…といったところです。
採点に関しては、やや法律的にみてどうなのかと思われるところはあるものの、先取特権の話なんてしても仕方がないですし(しかもかなりマニアなお話)、そういう趣旨の映画でもなかろうということで指摘なしのフルスコアにしています(もちろん、法律系アニメということでうたっていればガシガシ指摘はしましょうが)。
ジブリ風味のボーイミーツガール
ジブリでボーイミーツガールと言えばラピュタが代表格(「君たちはどう生きるか」はちょっと違う)だが、宮﨑アニメが「アニメーションであること」に主題をおいているのに対してこちらは「テーマ」「ストーリー」に重きをおいているようだ。が、だ。
それなのに肝心の脚本が雑なのが残念。サクサク進むと言えば聞こえは良いが、ストーリー展開があまりに丁寧さに欠けている。
映像や音楽は良いと思うし、設定やキャラだってもっと活かしようがあったと思う。
良い青年なのに
山形県の高校1年生・八ッ瀬柊は、人に嫌われたくないため、頼まれごとを断れない性格になってしまった。ある夏の日、柊は人間の世界に母親を捜しに来たという鬼の少女ツムギと出会った。ツムギから母親を一緒に探して欲しいと頼まれ、断れず一緒に探すことになった柊は・・・さてどうなる、という話。
絵は綺麗だし、声優も悪くないけど、鬼とか友達が居ないとか、背景に説得力がない。
柊は、あんなに良い性格してたらもっとモテそうな感じがするし、顔も悪くなかったし、モテない設定がよくわからない。
思ってる事を言わず、出さず、溜め込むと良くないという事なのだろうけど。
題からすると、柊とツムギはお互い好き同士になったのかな?
なんかもったいない作品。
鬼のツムギがなんか可愛かった。
なかなか好き!
嫌われたくないから自分の気持ちを押し殺して
生きる柊が、他人からどう思われるかより
自分の気持ちを優先するツムギと過ごして
自分の気持ちを素直に言えるようになる、
という作品の全体的なテーマがすごく
わかりやすく、柊の変化、成長を感じる
ことができました、そのような
人間関係が織りなすストーリーはとても
おもしろかったのですが、なんで?となる
ツッコミどころもそこそこあったり、鬼などの
設定が少々荒いというか雑というか、鑑賞後に
結局何だったの?と思うところがあったり
映画としての完成度はそこまでだと思います
魅力がないわけでは決してないですが
よくわからなかったという声にも共感できます
刺さる人は刺さると思いますよ!
稚拙なストーリー(多少のバレあり)
序盤から、なんで道で拾った訳わからない女の子を家で飯食わせてんの?ええ?泊めちゃうの?から始まります。いきなり何か見落としたかなと思いました。嘘デートした女子でも無理やろと。
そして何日もかかるような遠距離の神社まで財布もスマホもなしで即日手ぶらで向かっちゃうの?宿屋の女将は未成年者を理由も聞かずに泊めちゃうの?働かせちゃうの?その割に保護者に対してエラそーにしてるとか何なの?と疑問の連続でした。現代の成人が未成年者をこう扱っちゃヤバい、問題になる、ということを作中の大人たちは平気でやらかします。学校や親や警察への連絡は?みたいな観点をまったく無視してるのが、変な名前の男主人公と父親のギクシャクみたいなことよりはるかに気になってしまう。
それでもまだ前半はロードムービー的な部分がちょっとは楽しめた。
後半の鬼の里の話になると、もう意味が分かりません。途中で意識が飛びました。ヒロインママは妖怪にでもなったのかと思ってたら、普通にその辺のほこらに隠れてるし。だったらパパはママは大事なお仕事で会えないんだよ、とか言ってあげればいいのにと。
雪崩が来てグチャーとしてワァーとなって、大惨事なのかと思ったら、村人たちはケロッとしてて別に大したことじゃなかったみたいだし、大穴の中の街も特別な理由はなかったみたいだし、どれもアニメ映え以上の理由じゃなかったみたい。
最後はラブコメ風味で終わりますが、つまんないもの見たなあという感想だった。割引料金で見てなかったら腹立ったかも。
スタッフ的に仕方ないのかもしれないですが、妖怪のデザインや異世界への出入口みたいなのは千と千尋とかジブリくささをふんだんに感じました。
あと協力した旅館や取材先を聖地化させたいような印象づけがもやもやしました。どこの観光センターですかね?
コロリドは前作の漂流の作品も酷かったし、制作体制を見直した方がいいね。
自分が何か見方を間違ったの?というくらいつまらなかったです。
自分の見方が間違っているのではないか、と思うくらいつまらなかったです。想像を絶するつまらなさです。古の少年マンガの設定を新海誠ソースジブリ風味で…みたいな感じです。
新海誠もジブリも今の劇場アニメにはどこかで影響はあるでしょうからそれはいいんですけど、テーマもストーリーもキャラも設定も薄っぺらすぎて、何も読み取れません。目の前を画面がすぎてゆくだけです。ちょっと珍しいくらい内容が感じられない映画でした。
時間の無駄と言いたいですけど、もしネトフリに入っているならこの作品を見て「いや、面白いじゃん」という意見が聞きたいです。
あまり人の意見とか評判を気にする方じゃないんですけど、つまらなすぎて、実は私が面白いところを見逃しているのか?とものすごく不安になっています。でも、見直したくねーというのが本音です。
0.5点はそれでもオリジナルアニメを作ったことと、作画がんばったね、という点数です。
微妙
鬼の定義や成り立ちが、さほど怖くもなければ神秘的でもなく。
普通の人間の目には角が見えないのであれば、隠れ里に住む意義が薄いだろうし。
設定が物語に生きていない印象を受けた。
「あまのじゃく」は、自分の気持ちを殺して、周りに合わせることを優先し、思っていることと逆のことを言う主人公の柊少年のことかもしれない。
ヒロインのツムギは鬼だけど「あまのじゃく」って感じではない。
思ったままをストレートに言う娘ってだけ。
自分勝手というより、母恋しさに視野が狭くなっている幼さにしか見えず。
だから、全然「鬼」らしさはない。
その2人の対比で物語を進めていくかと思いきや、むしろ目的に対しては寄り道ばかり。
エピソードがちりぢりバラバラ、恋心を育てる旅としても及第点以下。
ラストの暗転のセリフで、オールオッケーに感じなくもないけども、そこまで忍耐強く待てるか?というと微妙。
作画や、表情演技はよかったのに、なんだかもったいなかった。
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