「某映画に似ている。主題歌は最高。」好きでも嫌いなあまのじゃく aokuma783さんの映画レビュー(感想・評価)
某映画に似ている。主題歌は最高。
【見ようと思ったきっかけ】
・ずっと真夜中でいいのに。が主題歌と挿入歌を歌っているから。
【感想】
・感動を煽るシーンでは涙が一滴も出ず、他にも心動かされる場面がなかった。
・登場人物が無駄に多く、物語に深く関わっているとは思えない。
どこかで見たことあるようなキャラクター性で印象に残らない。
主人公の性格や鬼の設定の説明、製作者が見せたい絵のためだけに
登場させただけに思える。
御前様が強キャラ感出してるくせに、さほど重要なキャラではなかったし、
ユキノカミも結局なんだったのだろうという印象しかない。
・結果、主題歌と挿入歌の歌詞の理解のために見たようなものだった。
【引っ掛かる点】
・本当の気持ちを隠す人間はいずれ鬼になってしまうのなら
世の中は鬼だらけになると思う。
人間が鬼にならないための小鬼浄化システム的なものがあるのかと思ったが、
そういうわけでもなさそうだった。
・ツムギが常に無計画で自由なところが鬼の性質に合わないと感じた。
母親に会えないことを寂しいと思い込んでいたというのは
こじつけ感が強いなと思った。
・ツムギと柊の家族の距離感が、初めて会ったとは思えなくて違和感があった。
柊とお父さんの関係を描くために無理やり入れたシーンとしか思えない。
・ツムギの母がお役目を受けた動機も途中で放棄した動機もイマイチだと思った。
長期間になることがわかっているなら、それなりの覚悟をもって臨むと思うし、
里を守ることは娘や夫を守ることにもつながるので途中で放棄するのは違和感がある。
【視聴後気づいたこと】
・「本当の気持ちを隠す」というより「自分のことしか考えていない」
というのが鬼の本質な気がした。
まわりのことはお構いなしで無計画に行動するツムギ、
ツムギの母親に長期間のおつとめをさせる里の鬼たち、
羨ましいという気持ちが大きくなったためにおつとめを途中で放棄し、
娘や夫もいる里を危険な目に合わせる母親など。
【良かったところ】
・ツムギちゃんのキャラデザと声が良い。
(ツノの生え方はコブみたいであまり好みじゃないけど)
・山形に行ってみたくなった。
・主題歌「嘘じゃない」、 挿入歌「Blues in the Closet」が最高なので
聴いて欲しい。
【他の作品と比べて】
・「ペンギン・ハイウェイ」の方が まだ 面白かった印象。
・「すずめの戸締り」によく似ていると感じた。
まだ 設定に説得力があったと思う。(うるおぼえだけど)
・同じスタジオコロリド作品の「雨を告げる漂流団地」の登場人物の方が
柊より鬼に向いてそうな性格をしていると思う。
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【レビューについて】
・言い回しの変更や追加で書きたいことを思い出した場合は
サイレントに修正します。
・作品の評価が変わるようであれば【追記】します。
【個人的な採点基準】
※レビュー増えたら変わるかも
1.0 虚無
2.0 まあまあ
3.0 ふつう
4.0 良かった
5.0 布教したい