劇場公開日 2024年5月24日

「山形県のPR映画として楽しむのはあり」好きでも嫌いなあまのじゃく kenshuchuさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5山形県のPR映画として楽しむのはあり

2024年6月2日
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鑑賞方法:映画館

ファンタジー色の強い設定でボーイ・ミーツ・ガールの物語を描く。日本のアニメ映画にたまにあるが、根強い人気があるのだろう。本作も鬼の少女に出会った少年を主人公にした物語。
舞台となった山形県の光景が美しいしとても魅力的。目的地に移動する中で出会う町の姿は行ってみたくなる。山形県のPRアニメとしてはそこそこ楽しめるということ。
でも、肝心の話があまりピンとこない。母親を探し出した後から、結局どうなって問題が解決したのかがわからない。母親はそれでいいのか?じゃ、そもそも何が問題だったんだ?と疑問に感じた。鬼になったり、鬼じゃなくなったりの基準もよくわからなかった。設定をそこまで細かく決めていないんじゃないかと疑ってしまう。
ボーイ・ミーツ・ガールとしても中途半端。お互いがどこに魅力を感じているのか、どうやって心の距離が縮まったのかがボヤケている気がした。随所に「すずめの戸締まり」っぽさを感じたが、それを全体的にスケールダウンさせた映画だった。

kenshuchu
ぢょにぃ7566さんのコメント
2024年6月4日

山形県といいますか、置賜地方のみですが···(苦笑)

ぢょにぃ7566