劇場公開日 2024年5月24日

「映画館で見たあとでネットフリックスで復習?」好きでも嫌いなあまのじゃく yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0映画館で見たあとでネットフリックスで復習?

2024年5月28日
PCから投稿

今年198本目(合計1,290本目/今月(2024年5月度)32本目)。
(前の作品 「バティモン5 望まれざる者」→この作品「好きでも嫌いなあまのじゃく」→次の作品「」)

 ときどき見られる、映画館とネットフリックス等の配信サービスとが同時にというタイプのものですね(映画館版はエンディングロールが多少違うが、映画の筋自体はいっしょ)。

 いわゆるボーイミーツガール系のストーリーで、「鬼とは何か」といった背景を抱えている点はあり、この配給会社さんの過去の作品のアニメの品質はそのままなので、そこは安心といったところです。ただ、やはり多くの方がわかりにくいとされている、何を述べたかったのか(映画の主義主張が何なのか)は一見して読み取りづらく(展開が後半、ちょっとわかりにくい展開に飛ぶため)、ネットフリックス契約者など平行配信型のこの手の映画(この映画なら、ネットフリックス契約者)が再度復習して「なるほど、そういうことをいいたかったのね」ということを想定しているんだろうと思います(実際、よほど思い入れがあるのでない限り、一つの作品に2回以上見ることは(特典目当てでもない限り)少ないので)。

 こうした点があるので、誰にでもおすすめできるわけではないですが、配信系サービスに加入されている方(この映画ではネットフリックス契約者に限られるので注意)にはおすすめできますが、それ以外だと、公式サイトなどで絵のタッチなどは確認できるので、予告編をみてあうあわないかな…といったところです。

 採点に関しては、やや法律的にみてどうなのかと思われるところはあるものの、先取特権の話なんてしても仕方がないですし(しかもかなりマニアなお話)、そういう趣旨の映画でもなかろうということで指摘なしのフルスコアにしています(もちろん、法律系アニメということでうたっていればガシガシ指摘はしましょうが)。

yukispica