「気持ちを隠してしまう人だからできることがある」好きでも嫌いなあまのじゃく GOさんの映画レビュー(感想・評価)
気持ちを隠してしまう人だからできることがある
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抽象的な、おとぎ話のようなお話。
ちょっと分かりにくい作品だとは思う。
それにしても評価低すぎでは。
私もわからないことだらけだったけど、
「色々考えさせられるいい作品」だと思う。
ツムギ可愛いし。
的外れかもしれないけれど、私が感じたことを書いておく。
つい自分の気持ちを隠してしまう癖のある少年ヒイラギ。
気持ちを隠すと体から雪のような「小鬼」が出る。
そして自分たちの存在を雪で隠して住む鬼。
その鬼の村は危機を迎えている。
村のために自分の気持ちを隠していたツムギの母の後悔が原因だ。
ヒイラギはツムギの母の気持ちにシンクロする。
そしてツムギを助け、村を救う。
気持ちを隠す達人のヒイラギだからできたこと、なのだろう。
気持ちを隠すことは、あまりよくないことだ。
隠してばかりだと後悔をすることになる。
でも、ついつい気持ちを隠す人は、悪い人じゃない。
そんな鬼たちが住む村は雪に覆われた寒い世界。
でもそこにもちゃんと「まともな世界」がある。
気持ちを隠しているからこそ、誰かと繋がれる可能性がある。
それでも気持ちは伝えないといけない。
ツムギは、ヒイラギに対する気持ちを言葉にする。
それはもう通じている気持ちだけれど、言葉にするのだ。
鬼のようには察しが良くない人達と、ちゃんと繋がるために。
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