八犬伝のレビュー・感想・評価
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思っていたのと、全然違った でも、とても良かった
ハンネのseiyoは内野聖陽様が大好きだった頃につけたハンネ
聖陽様を拝みに行ったしだい。
今日は朝イチではなくて、15:30からのスタート
お腹いっぱいでなおかつ、長尺で心配したが、何とかトイレも大丈夫だった。
里見八犬伝と言えば、山田風太郎氏。
子供の頃は魔界転生や忍法帖シリーズは好きで読んでいた。
比較的近隣に里見氏ゆかりの、里見公園がありこちらも何度か足を運んだ。
そんなわけで、山田風太郎氏の独特な感じの映画かと思っていたら、良い意味で全然違っていた。
パートが2つに分けてあり、上手に分けていた。
28年かけて、八犬伝は完成したらしいが
年月の経過を役所広司さんと聖陽様の外見で
表していた。
聖陽様のおじじぶりが演技とは思えなかった
素晴らしい👏
長尺のためか、途中せきを立つ人多数。
そのためか、エンディングロールは誰もせきを立つ人がいなかった
ビックリ!
とりあえず、テーマは
親子愛ですね
虚と実の交錯
八房と役者さんたちはよかったです
やはり深作欣二作品の里見八犬伝の印象が強く、
え、ここで❓急に親兵衛⁉️
と、ビックリしました💦
が、観てる途中で、あ、滝沢馬琴が主役なんだね、里見八犬伝と比べちゃいけないんだなと思いました。
でも、闘いのシーンはもっとメリハリが欲しかった。
しかしたしかに、タイトルが滝沢馬琴だったら観なかったかな。
実の世界 虚の世界
■サマリー
作家の滝沢馬琴は、友人の絵師葛飾北斎に、構想中の新作小説について語る。
内容は、里見家の呪いを解くため、八つの玉を持つ「八犬士」が運命に導かれ終結、
呪いと戦うといった物語。
その内容に惹かれた北斎は、たびたび馬琴のもとを訪れ、話を聞いては、絵に描く。
そして、28年の歳月をかけ、完成を迎えようとするが、馬琴の視力は失われ、
執筆が困難となる。。。
■レビュー
1983年に公開された「里見八犬伝」は映画で見たし、原作も読んだ。
それから、40年余り・・・
覚えているわけがない!こんな話だったか?いや、こちらが本当の八犬伝?
と思いながら鑑賞。
といっても、それは八犬伝パート。
実はこの映画、馬琴が八犬伝を語り、執筆する馬琴パート(現実パート)と、
その八犬伝を描写する八犬伝パート(虚構パート)を行ったり来たり、
まさに虚実混交な作品。
中でも、馬琴と四谷怪談の作者である鶴屋南北が議論するシーンは
見ごたえあり。
文章(虚)が現実(実)を変えることができる。
その後、馬琴は勧善懲悪ストーリーを書き続けることに対し、悩み、
葛藤しながらも、八犬伝を書き続けていく。
そして、28年の歳月をかけ、作品は完結。
48歳から執筆開始、完結したときは76歳、晩年は視力を失いつつも、
息子の嫁に口述筆記してもらいながら、というのは、実話らしいです。
馬琴を演じた役所広司さん、北斎を演じた内野聖陽さん、
いまさらこの二人になにを言う。素晴らしすぎる、バツグンの安定感。
馬琴の息子は磯村勇人さん、その妻は黒木華さん、
このお二人もいろいろな映画に出ているけど、若いのに、すばらしい。
特に、黒木さんの義父、義母に寄り添う姿、執筆を手伝い、
筆記する姿勢に感動。
馬琴の妻は寺島しのぶさん、こわいわー、毒はいているわー、
こういう奥さん、いそうです笑
この映画では、八犬伝(虚)パートより、馬琴(実)パートの圧勝でした。
虚実のはざまで
タイトル八犬伝。
ここから、かの滝沢馬琴作、南総里見八犬伝の物語そのものを映像化したもの、とみる向きもあろうかと思われる。
かつて深作欣二監督、シナリオ鎌田敏夫、薬師丸ひろ子主演で映画化されてもいる。
今作は山田風太郎原作をベースにしているため、八犬伝そのものだけを映像化したものではない。
滝沢馬琴の実人生パート、劇中劇としての八犬伝パートを交え物語を進めている。原作未読ながらそのエッセンスを抽出しながら作られているものと思われる。
結論からいえば成功している面と、惜しい面が混在している。
上下巻ある原作を150分弱で見せ切るには、時間が足りないか。十分に長い時間ではあるが、キャラクターの掘り下げに今一歩深みが欲しい面。八犬伝の物語そのものの深みもまた
もうひと押しあれば、と思わなくもない。
しかしながら、この物語は作家が物語を創造してゆく苦悩、懊悩、実人生における犠牲をも描いており、深遠なテーマに挑んでいる。その点においては、滝沢馬琴その家族、挿絵を共に描く葛飾北斎との濃密な交流。鶴屋南北とのエピソード…など実人生パートにとりわけ、魅せるものがある。
映像であれ文字であれ、無から何ものかを創造することは生命を削ることに他ならないのだ、と強く思い至る。
それは比較対象にはならないかもしれないが、私たちみなが送る人生の時間も同様ではないだろうか…。
ベートーヴェンは慢性的な内臓の疾患に加え、40歳ころには耳がほぼ聞こえなくなっていた、という。
しかし第九など後世にのこる壮大な作品を残した。
馬琴も終盤盲目になりながら、口述筆記で八犬伝を完成させる。
監督曽利文彦、デビュー作ピンポンを漫画原作を忠実に映像化し、注目された。なかなかに魅せる。
滝沢馬琴に役所広司、さすがの演技。葛飾北斎に内田聖陽ひょうひょうとユーモア溢れる馬琴とのやりとりが素晴らしい。
寺島しのぶ、黒木華、と贅沢なキャスト陣。
物語パートの土屋太鳳、栗山千明。
中村獅童、尾上右近、立川談春…と。話題作に出演中の河合優実…豪華である。
VFXによる八犬伝物語にも見どころは多い。
80年代の深作監督作、山田風太郎という作家を再び浮かび上がらせた。その点においても意義深い作品である。
真面目に、実直に
戯作の八犬伝と現実の江戸を行ったり来たり
その構造は少し奇特だけれど、それぞれの内容は虚と実、創作と現実、正義と悪、という飲み込みやすい二項対立、或いは並立で構成されているので、ややこしくならずに分かりやすい
裏返すと、意外なことは起こらない
前述したように戯作の「八犬伝」と現実の「馬琴の生涯」を二本立てとして描くに相応の上映時間となっていることもあり、人によっては退屈を感じてしまうかもしれないので、その分の星を減らしてある
個人的には三夜連続放送の特別ドラマを一気見したような感覚だった
江戸時代の習俗や“滝沢馬琴”“葛飾北斎”“鶴屋南北”といったビッグネームは納得感のある解像度で手抜かり無く描かれているように感じたので、そこを楽しめるかどうかによっても評価は分かれそうだ
とても真面目に、実直に、滝沢馬琴という人を描ききった物語だったと思う
山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解...
山田風太郎の小説「八犬伝」を役所広司主演で映画化。里見家の呪いを解くため運命に引き寄せられた8人の剣士たちの戦いをダイナミックに活写する,,,内藤聖陽、寺島しのぶ、黒木華、磯村勇斗らが物語を引き立たせる、、いいね!
玉梓
構成しきれてない感じがしちゃう
虚構世界を作り上げる執念
実に28年かけて書き上げられたという八犬伝。
現代の戦隊ヒーロー物の元祖みたいなお話だったんですね。
作者滝沢馬琴と挿絵画家葛飾北斎の【実】パートと八犬伝の物語の【虚】パートが交互に語られるという斬新な切り口で面白かったです。八犬伝パートは虚の世界でわざと作り物っぽくしてあるのかな?まさにハチレンジャー。役所広司と内野聖陽のやりとりは本当に惚れ惚れ見とれてしまいました。最後漢字もろくに知らない娘が必死に口述筆記する場面は涙。
子供の頃、薬師丸ひろ子の里美八犬伝を見て泣いた覚えがあるんだけど配信で見直したらいかにも昭和の映画であれ?って感じでした。
この時代の小説ってどうやって出版したんだろう?何人もの人が一冊ずつ書き写していったんですかね?
八犬伝の方だけでネトフリでドラマ化してくれないかな。
期待を超える良さ。
曲亭馬琴の人生と八犬伝の物語が交互に語られる構成の上手さに脱帽
たいへんに有名な原作ですが、恥ずかしながら未読です。
遥か昔に人形劇で観た登場人物の名前が朧に記憶に残っている程度…
予告編を見て特撮ものかと思い、「微妙だなぁ」とは感じていましたが
「役所広司に外れなし!」の信念で鑑賞しました。
いやぁ良かったです。
「八犬伝」ってこういう話だったんですね。
八犬伝のストーリーも面白いですが、馬琴と同時代の著名な芸術家たちとの交流、家族間の複雑な愛情、晩年の鬼気迫る執筆風景…
馬琴の人生の断片が八犬伝のストーリーと絡まり一体となり観客の心に染みこんでくる。
繰り返します。いやぁ面白かったです。
特撮がしょぼいとか、粗を論えばキリがないですが、八犬士たちの凛々しさと戯作者の迫力に魅せられました。
これを機に重い腰をあげて原作を読んでみようと思いました。
名著『南総里見八犬伝』が28年の歳月をかけて執筆される現実世界(実)と八犬伝の物語の中身(虚)が並行して描かれる、見ごたえたっぷりのエンターテインメント巨編
筆者の滝沢馬琴を演じた役所広司さんとその友人 葛飾北斎を演じた内野聖陽さんのやりとりがとっても楽しく、時に熱く、素晴らしい演技に圧倒される
加えて馬琴の妻を寺島しのぶさん、馬琴の息子の嫁を黒木華さんで脇をかため深みを持たせていて、重厚な名優たちの素晴らしい演技が楽しめます
他方、虚の八犬伝の世界は土屋太鳳さんが凛とした里見家の姫を、ヴィラン玉梓を栗山千明さんが妖艶に演じ、加えて里見家を守る八犬士たちを注目のヤングアクター達が力強く演じ、彼らのアクションシーンも見どころの1つです
と、日本最古の傑作ファンタジー小説誕生のドラマと八犬士と呪術使いの闘いを描くスペクタクルアクション史劇の虚と実 入り乱れての149分、最高に面白かったです
見応えはあったが色々と無理が……
あまり多くを期待せずに拝見したためか、思いのほか満足して劇場を後にできました。
八犬伝の誕生と滝沢馬琴の人生を重ねて描かれるため、実際の作品も馬琴パートと八犬伝パートが交互に展開していきます。そのため、テンポはよくないです。
馬琴パートは役者の力量もあり、かなり見応えはあるものの冗長な印象は拭えず、八犬伝パートは演者や演出含めて、もう少し頑張って欲しいところ。
特にクライマックスは狭い空間でのアクションシーンとなり、八犬士たちの派手な衣装と相まって、劇団☆新感線を思い出さざるを得ませんでした。
製作陣の意気込みはわかりますが、これだけの物語を一本の映画にまとめるのはやや無理がありますね。
馬琴パートでの四谷怪談を再現したシーンや馬琴と南北の掛け合いはとにかく見事でした。
八犬伝パートの見どころはなんといっても玉梓役の栗山千明さん。佇まいも貫禄も角川版の夏木マリさんに匹敵する素晴らしい存在感。坂垣李光人さんの女装も凄すぎ。
なんだかんだ言ってますが、楽しませていただきました。
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