「実は虚であり虚は実で…」八犬伝 しろくろぱんださんの映画レビュー(感想・評価)
実は虚であり虚は実で…
…虚は 嘘の世界(八犬伝)
…実は 馬琴の世界
二十八年をかけて書き上げた
[南総里見八犬伝]
八犬伝にかける熱意がいつしか
馬琴にとっての虚が実となっていた
馬琴は虚の世界を書くことで
実の世界を楽しんでいたのかもしれない
そこには息子と妻の関わりが希薄で
家族を幸せにできなかった事への
悔いを残す…が
馬琴が八犬士に囲まれながら
幸せそうに笑っている姿にホッとした
葛飾北斎役の内野聖陽も
イメージは違っていたけど良かった
素敵な北斎の画をもっと見たかった
余談…
虚のシーンを
色を変えるとか
アニメで表現するとか
引き込まれる工夫をして欲しかった
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琥珀糖さんのコメント
2025年2月11日
共感・コメントありがとうございます。
葛飾北斎の有名な波飛沫の絵・・・とか、
チラリとでも見せてほしかったですね。
北斎の内野さんは、すごく怪演でしたが、
芸術家の凄みより、コメディリリーフ、みたいでしたね。