「戦隊モノの原点⁇…⭐︎」八犬伝 ☆ムーミンさんの映画レビュー(感想・評価)
戦隊モノの原点⁇…⭐︎
虚と実が混じり合う世界。
…他の方のレビューを拝見して、何だろうと思っての鑑賞だったけどこんなにも
行ったり来たりするとは。
役所広司演じる馬琴が内野聖陽演じる北斎に「八犬伝」の物語を語り、
その物語のシーンがその都度挟み込まれて映画は進んでいく。
役所広司はさすがと言うか何を演じても上手くて、それに比べてしまうと
内野聖陽は若干の物足りなさがあるかなぁ…。
それよりも自分にとっては、八犬士が揃うあたりから完全に日本の戦隊モノの
イメージ。
子供に大人気のなんとかレンジャーを思い出してしまい、一応時代劇であるにも
かかわらず まるでTVの怪獣映画や特撮モノを見ているような気分になってきた。
爆破もどんどんするし。
それでも、役者さんは豪華なので2時間半近い長丁場の映画にもかかわらず
最後まで結構楽しく見れた。
栗山千明の怨霊もすごい迫力だったけど、黒木華はいつも何とも言えない雰囲気があるし、
土屋太鳳は結婚してから本当に美しくなって、伏姫は神々しいようだった。
それに比べて知らないから申し訳ないけど八犬士は誰が誰だか良くわからないまま終わってしまった
ような…。
人間の言葉を理解するというCGのデカい犬(名前忘れました)が面白い!
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