劇場公開日 2024年10月25日

「予告編どおり」八犬伝 YAS!さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0予告編どおり

2024年10月28日
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鑑賞方法:映画館

もっとも映画で観たい原作の1つ「南総里見八犬伝」に関する映画なので、楽しみに観ました。
山田風太郎医師の原作「八犬傳」は、未読だが、
 日本で最初と言われている 副業を持たない純粋な小説家:曲亭 馬琴(滝沢馬琴)氏を語っても、誰も興味を持たないが、永い章回小説「八犬伝」の切り抜きを 張り合わせて入れ込む事により、
江戸後期の文人の生きざまを見事に映画・小説化できていました。

本作を観ていて、月代・火縄銃・武具・衣装等での考証が気になったが、それはあくまで"虚の世界"
江戸時代にあって、作者があえてSF娯楽作品に徹している事が素晴らしい。
実の世界での考証は、文句はないが、最晩年に過ごした 新宿区四谷信濃仲殿町は、下級武家屋敷街だったのだが、竹藪が多く、そんなに田舎ではなかったと思うのだが。。。

撮影はしっかりしています。

八犬伝を扱った作品は、「宇宙からのメッセージ(1978年)」「里見八犬伝(1983年)」とみてきたが、
子供の頃観た NHK「新八犬伝(1973年-1975年)」が、1番面白く、今でも8個の字は主題歌として覚えています。

馬琴について、じゅうぶん魅せてくれたので、
次に観たいのは、今回の役者をそのまま使った「南総里見八犬伝」だ。
2時間では表現しきれないので、
ネットフリックス等の動画配信で、全106冊の章回小説を 最低でも3シーズン30話位
可能ならば9シーズンにまとめて、製作して欲しい。

YAS!
CBさんのコメント
2024年11月6日

じ〜んぎ、れいち、ちゅ〜しん、こ〜てい、いざとなったら珠をだせ、ちから〜がみなぎる、ふしぎな珠を〜
ですね。

CB
YOUさんのコメント
2024年10月29日

フィリピンのボルテスV並みの愛情と情熱がないと、フル実写は難しいですねぇ(笑)

YOU
トミーさんのコメント
2024年10月29日

共感ありがとうございます。
色々な作品に換骨奪胎されている原作ですが個人的には石川賢の漫画「魔界八犬伝」が好きでした。

トミー
YAS!さんのコメント
2024年10月28日

他の方のレビューも多多読ませて頂きましたが、僕と同じに 子供時に観ていた NHK人形劇の主題歌が 蘇ってきたのは、同じですね!

僕達が存命中に長編ドラマを観たいですね!

YAS!