「短いね」八犬伝 またぞうさんの映画レビュー(感想・評価)
短いね
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虚と実を過不足なく絡め映画的な統合を図るのだとすると時間が圧倒的に足りない。南総里見八犬伝は28年間を費やし私生活の苦労を抱えまた戯作の意味を繰り返し問いかけながら作り上げた超大作であるということが実の部分で強調されながら、本作で映像化されている虚の部分があまりにダイジェスト過ぎて作中で自己矛盾を起こしている。小説は未読だが、映像化にあたり実の部分を掘り下げてドキュメンタリーをやりたいのか、虚の部分のアクション大作を語りたかったのか。曽利監督の経緯から推察するに後者だったのでは。
マタゾウは薬師丸ひろ子と同学年、NHKも深作版も知っている世代。CGIの進歩はあろうが虚の部分のスケールが小さく、アクション映画としても本作が勝てたとは言えない。出演者各位にとっても残念だったのではないだろうか。
舞台挨拶会をライブビューイングで鑑賞。
追記 「ヤッチマイナー」はGOGOの出演とともにオマージュ?
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