「虚構パートの「南総里見八犬伝」の物語が面白かった。」八犬伝 マサヒロさんの映画レビュー(感想・評価)
虚構パートの「南総里見八犬伝」の物語が面白かった。
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八犬伝の内容をよく知らず、知ってるのはあちこちに飛び去った8個の玉を持つ剣士(犬士?)が戦うこと、タマズサが怨霊という悪霊が出てくることだけだった。
僕は今回の映画を、馬琴が八犬伝を完成させるまでの実話を元にした馬琴の伝記みたいな映画だと思っていた。
だけど、虚構パートの「南総里見八犬伝」の物語も織り込まれていて、僕はこの八犬伝の物語がすごく面白かった。超かけ足のあらすじだけの内容だけど、物語の発端から最後の伏線回収込みのハッピーエンド迄とても楽しかった。
八剣士の俳優は誰も知らない人だったが、土屋太凰さんと河合優実さんが重要な役どころだったのも良かった。
一番気に入ったのがタマズサが怨霊の栗山千明さん。
実話パートには寺島しのぶさんと黒木はるさんも出てて、こうみると女性陣が結構豪華である。
寺島しのぶさん演じる馬琴のこわい妻がいい味出してた。
鑑賞後に調べたら、北斎が36景を描いたのと、八犬伝が完結したのが70才過ぎであることに感動した。
江戸時代の平均寿命はたぶん40才台だろうから、かなり元気で精力的なおじ-ちゃんだ。
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