劇場公開日 2024年10月25日

「優れた「虚」は「実」を孕む」八犬伝 ニコさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0優れた「虚」は「実」を孕む

2024年10月26日
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鑑賞方法:映画館
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ニコ
みかずきさんのコメント
2024年10月30日

みかずきです

いつもながら、論理的ではあるが、ぶれない自己主張をしている流石のレビューですね。

通常、物語のみを描く作品が多い中で、本作は、物語の作家である滝沢馬琴の作家としての信念&生き様も描いています。
その結果として、物語と滝沢馬琴の信念&生き様が融合して味わい深い作品になっています。鶴屋南北との物語の虚と実の激論は互いの信念のぶつかり合いであり、本作の見せ場でした。

滝沢馬琴のライフワークである南総里見八犬伝が、今に至るまで読み継がれ、二次原作が生まれ、度々映画化されているのは、仰るように、この物語に普遍性があると推察します。
時は流れ、どんな時代になっても、勧善懲悪という虚の世界がいつの日か実の世界になる希望を糧にして人々は厳しい現実を生きている証だと思います。

ー以上ー

みかずき
大吉さんのコメント
2024年10月26日

コメントありがとうございます。
大河への道、そうでしたね。

大吉
もーさんさんのコメント
2024年10月26日

こんにちは。コメント「優れた虚は実を孕む」は正にその通りだと思います。

もーさん
トミーさんのコメント
2024年10月26日

共感ありがとうございます。
馬琴vs南北、論争と言うより主義の違いと言うか現在にも通じる部分ですね~プライベートライアンvsシビルウォーみたいに。

トミー