イマジナリーのレビュー・感想・評価
全17件を表示
なんかやりきった!感があって好感度の高いヘンなホラー
気がつけば男性陣はほぼポンコツで役に立たず、本来なら相容れない同士であるはずの世代も違う女性たちが、怪奇現象に立ち向かうためにチームを組むという、気がつけば随分とアツい物語だった。画面が暗すぎて……という話をよく聞くのだが、かなり映写が明るい劇場で観たおかげか、そこはまったく気にならずで、特にファンタジーの領域に飛び込んでいく終盤のビジュアルはハンドクラフト感があふれていて好感度が高い。そもそもがムチャな話なんだけど、やりたいことをやりきました!という作り手の爽快感あふれる表情が見えるようで、よくやったね!と肩をたたきたくなるヘンテコ上等な良作。
だめだこりゃ
今週観たいもんないなぁ~と
思ったので久々にホラー観るかと観賞
でどうだったかというと
まぁひどかった
話としては
絵本作家の主人公ジェシカが
悪夢に悩まされ環境を変えるために
旦那の連れ子と生家に戻ってくると
そこにあったくまちゃんのぬいぐるみを
手にした次女アリスがお人形遊びを
するごとに奇妙な事が起こり・・
という感じなのだが
まぁこれが怖くもないしつまらない
ほら怖いでしょお!という演出が
ことごとく滑っていて眠くなる
結局アリスの想像じゃなく
ジェシカの想像が起こしたって
オチなんだけど別にだから?
って感じ
隣人のおばちゃんが
巻き込まれて死ぬのも
なんかちょっと違うし
クスリにハマってる隣人の
クソガキはホラー定番の
あー死んだわコイツと思ったら
何もなかったのは逆に驚いた
でもだ か ら な ん だ
観る価値はないです
新鮮なホラー×ファンタジー
前半と後半でだいぶ印象が違う作品でした。
前半は、チョンシー・ベアーのぬいぐるみ🧸と
実体化した姿をチラ見せさせながら、
ブラムハウスお得意の怖がらせ方で
送り手の意図通り、まんまとビビりまくる展開でした。
なので新鮮味に欠けるなあと思っていたんです。
ところが後半になると、
イマジナリーフレンドがいる異世界があるのかあと。
そっちの世界での頭脳戦がなかなかに面白く、
今までのホラーではあまりお見かけしない展開で
私は楽しめましたね。
人のビジュアルはホラー化しつつ、
世界としてはちょっと
『ビートルジュース・ビートルジュース』を彷彿とさせる
ような感じになっていて、トリッキーで面白いですね。
ベティー・バックリー演じるサマンサの狂気ぶりも
素晴らしく、唯一本作で亡くなるキャラクターですが、
ご自身が研究していた世界が現実とわかり、
達成感はあったのではないかなと思いました。
ただ、ホラーあるあるで、
ラストはあまり気持ちよくなかったです。
あの含みを持たせるのは、私は好きではないなあ。
愛は思わぬ形で返ってきた
予告で気になって鑑賞!
夫と継娘2人と共に暮らしながら、毎晩見る悪夢に苦しんでいた絵本作家のジェシカは、環境を変えるため幼い頃に暮らしたかつての家へと引っ越す事を決める
懐かしさの残る家の地下室で、末の継娘アリスが見つけたのは、古びたテディベアだった
「わたしの親友になってね ずっと一緒だよ」
「クマちゃんが“秘密の遊び”をしたいって」
新しい友達“チョンシー”に異常な愛情を抱くようになるアリス
最初はただの遊びだと思っていた〈宝探しゲーム〉も次第にエスカレートし、邪悪さを増していく
このテディベアは普通じゃない―そう気づいたとき、衝撃の真実と恐怖が家族に襲いかかる
というのがあらすじ!
思ったよりも怖くなかったです!
でもクマのぬいぐるみが存在していなかったのはぞくっとしてびっくりしましたけど…
あと犠牲者があのお婆さんだけなのは驚きです
近所の青年も驚かせただけで何もなかったしそれに心理カウンセラーみたいな人に孫娘たちを〜とか言ってたのに…
こういう映画は何人か犠牲になるかと思ってました
近所のお婆さんいろいろ知ってるなーと思ったらイマジナリーの世界に入って豹変しましたね
こいつって思っちゃいました笑
でも食べられましたね
そうなると何となく予想してましたけどね
最初に旦那さんが愛は思わぬ形で返ってくるって言ってましたけどちゃんと返ってきてました!
ジェシカを救うためにテイラーが助けに来ましたしアリスは火を克服しましたね😊
それにジェシカは父親の愛情を知ることができてましたね
血が繋がってなくても愛情を与えてくれる人かいて家族になれるそういうことを感じました
思わぬメッセーがあっていい映画だと思いました!
面白い映画をありがとうございました☺️
イマジナリーフレンドへの理解度
外国ではイマジナリーフレンドへの理解度が
高いのは一般的なのでしょうか。
自分の子供から空想の友達の存在を訴え
会話してる姿を見聞きしたら心配でたまりませんが
このジェシカ夫婦は末娘アリスのそんな姿を
温かく見守り、なんなら「なんて可愛いんだ😍」と
喜んでおりました。不思議です(笑)
昨今の子供もモデル並みにスタイルがいいですが
末娘アリスはすこしぽっちゃりしていて
本当に愛らしい。
プラムハウス発の恐怖とありますが
ホラーというほど怖くはなく、ダークファンタジー
その辺を念頭においていれば十二分に楽しめる🧸
ジェシカの蜘蛛🕷嫌いが物語にどう関わってくるのか
関わってきません🤣
蜘蛛嫌いなので、出てこなくて良かったけど
出てこないんかーい🤣ってなりました(笑)
キチクマ
最近怖いテディベアって結構いろんなのがいる中、新たに生まれたキチクマ。
ストーリー自体は良くも悪くも普通な印象だった。
実は敵のターゲットが子供ではなく主人公だったとかどうやって生まれたのかはしっかり語られてよく練られている。
子供が見ているイマジナリーフレンドのテディベアが実は主人公にしか見えていない想像上の展開は正直ゾッとする。
ただ、ホラーとしての怖さでいうと余り怖くない部類だと思う。
ここで驚かして来るだろうと予想できる展開が多く、怖がらせ方もビックリ要素中心なのでちょっとダレる。
そして最終盤はホラーというよりモンスターパニックみたいになり怖さはほぼ無い。
個人的には主人公が想像力豊かで作家という点を更に活用し、ドアを描くだけでなく作中何度も名前が挙がっていた蜘蛛のキャラクターを味方にして反撃するとかあったら尚面白くなるんじゃかなと思える。
微妙な点もあれば良かった点もある作品であり、ホラー要素をビックリ系に振っているので劇場で見る方がより怖さを感じられるだろう。
タイトルは「クマのチョンシー」だった方が良かったかもしれない
2024.11.14 字幕 TOHOシネマズ二条
2024年のアメリカ映画(104分、G)
子どもにだけ見えるイマジナリーに翻弄される一家を描いたホラー映画
監督はジェフ・ワドロウ
脚本はジェフ・ワドロウ&グレッグ・アーブ&ジェイソン・オレムランド
原題の『Imaginary』は「想像力」という意味
物語の舞台は、アメリカのどこかの田舎町(ロケ地はニューオーリンズ)
ミュージシャンのマックス(トム・ペイン)と結婚した絵本作家のジェシカ(ディワンダ・ワイズ、幼少期:リーサム・ハード)は、夜な夜な奇妙な夢に悩まされていた
マックスには前妻サマンサ(Alix Angelis)との間に14歳の娘テイラー(テイゲン・バーンズ)と幼いアリス(パイパー・ブラウン)がいて、これからはジェシカが母親役を務めることになっていた
彼らはジェシカの生家に引っ越すことになっていて、それはジェシカの父ベン(サミュエル・サラリー)の療養も兼ねてのものだった
ベンは精神的に衰弱し、今では施設の世話になっているが、ジェシカは時折父の元を訪れては、自分が描いた絵本を読み聞かせていた
物語は、家を探索していたアリスが、地下室で一体のクマのぬいぐるみを見つけるところから動き出す
アリスはクマにチョンシーという名前をつけて大事にしていて、常に肌身離さないほどに溺愛していた
ジェシカは子どもの頃によくあることだと思っていたが、その愛着ぶりは異常のように思えてしまう
そんな折、ジェシカのベビーシッターをしていたというグロリア(ペティ・バックリー)という老女は訪ねて来た
彼女はジェシカも同じようにクマのぬいぐるみに執着を持っていたことを告げ、5歳の時に突然この地を去っていったという
ジェシカには当時の記憶が全くなく、この地で何が起きたのかとか、ここを離れることになった理由を思い出せなかった
映画は、隣人の青年リアム(マチュー・サトー)とテイラーが仲良くなるとか、いきなりサマンサが家を訪ねてくるなどのエピソードがあるものの、イマジナリーそのものが恐怖対象となる過程は意外とざっくりとしていた
かなり回り道をしている感じになっていて、クマのぬいぐるみが「アリスにしか見えないはずのイマジナリーフレンド」と気づくまでに相当な時間が掛かっている
タイトルは「イマジナリー」で「想像力」という意味なのだが、イマジナリーフレンドを連想させてしまうのが難点だったと思う
むしろ、クマのぬいぐるみにつけられた名前の「チョンシー」だった方が製作陣の狙いがうまくハマったように思えた
また、イマジナリーフレンドならば、ジェシカにも見えるというおかしさがあるはずで、それを起点とした会話の噛み合わなさというものが生まれてくる
だが、ジェシカに見えていることがおかしいとわかるのはソト医師(ヴェロニカ・ファルコン)が来てからであり、それまでにずっと一緒にいたテイラーやマックスが何の疑問も持たないのは不思議だった
テイラーあたりに「最近のアリスはおかしい」と言わせるだけで、「クマはアリスとジェシカにしか見えていない」ということを示せるので、そのあたりを端折ったのは微妙だったのではないだろうか
いずれにせよ、子ども向けのホラーとしては及第点なのかもしれないが、大人が見るとアラがありまくるという内容だったと思う
怖がらせ方が単調で、イマジナリーフレンドだったとわかる部分でもハッとするものがないのは、イマジナリーフレンドが一般化しすぎているからなのかもしれない
かと言って、イマジナリーフレンドの存在や概念を知らないと意味不明の内容なので、このあたりの線引きは難しい
想像力が怖さを生み出し、それが自分を助けるというものなのだが、解決策が「封印」という行動になっているので、それはちょっと違うんじゃないかな、と思った
身も蓋もない事を言うね?この映画、ホラー映画なのに全然怖くない。
タイトルがイマジナリーなのに、少女の空想上の友達のクマちゃんのヌイグルミが見えていて、ホラー映画なのに、普通のホラー映画だったら、真っ先に死ぬベビーシッターの兄ちゃんが死なない。ただ、ヌイグルミにビビるだけだが、全く怖くない。
ステップマザーのお母ちゃんのイマジナリーフレンドと、少女のイマジナリーフレンドが共通しているようだが、それが同じ化け物だったという証明もあやふや。
物語の展開に行き詰まったら、何故か他人の部屋の間取りまで知っている謎お婆さんが、説明をしてくれるのだが、不自然極まりない。
白人の旦那さんと、娘二人が白人で、2回目の嫁さんが黒人とゆー、ポリコレに気を使いすぎているから、娘が黒人のお母さんに対して放つ一言が切れ味良すぎて、痛々しいったらありゃしない。誰が得するのだ?この映画は?最後に出てくる怪物の造形も失笑ものだし。
この映画を見ようと思っている貴方?悪い事は言わない。ソウ新作を見た方が良いです。
あと、今は見る手段が分からないシャイニングのTV版6時間くらいのやつ。あれは、イマジナリーフレンドモノの中では、至高の作品です。
無味無臭の空気映画。見ても得しないですよ?
Cee Bee
ブラムハウスが関わってるという情報込みでミーガンみたいな感じの暴れものが観れるのかなーと思ったらあらあら全然違う方向へ…。
娘2人と父親と義理の母が引っ越しの際に義理の母の家に戻り、その家で娘が見つけたクマのぬいぐるみによって一家に不穏な空気が…といった作品です。
初っ端の夢でいきなり蜘蛛人間が出てくるところは笑いました。
クマの名前がチョンシーに決まってからは、徐々に娘がおかしい行動を取り出したり、チョンシーと会話し出したりならまだ子供だなぁと思うんですが、釘で自分の腕を傷つけようとするところから異常性が出てきたところは良かったです。
母や娘の中のイラストにチョンシーらしきクマがちょくちょく現れて、もう最終的にセンターの位置にいるのはやってんなぁと微笑ましくなりました。
これら含めて想像力で出来たもので、それを手に入れようとするチョンシーとの対峙なんだなと納得できました。
後半になってくる霊の儀式をしてるらしき隣人の老婆がやってきて、様々な儀式を通してファンタジーな世界に誘われるんですが、純粋なホラーかと思っていたところにこの展開が用意されていたのでちょっと困惑してしまいました。
ここから何回か現実と想像とを行ったり来たりするのでまたかいなという展開が続きますし、巨大になったチェルシーがそこまで怖く無いのもあって物足りなさが目立ってしまいました。
ダークファンタジーなら筋が通っているんですが、あくまでホラーを観に来ている身としてはなんだかなぁの連続でしたし、もっと怖がらせて欲しいなと思ったのが本音です。
オチでそそくさとホテルを去る場面は小気味良くて面白かったです。
この手のホラーあるあるの続くかもよ…?みたいな終わり方はお決まりなのかも。
割とビビらせる必要性が無いところでボリュームを上げてギュン!とビビらせるジャンプスケアがあったのはかなりイラっときました。
ホラーがなんたるかを語れるほど偉くは無いですが、ただ普通に人と人が会うってだけのところでジャンプスケアを使う理由が全く見出せずで理解に苦しみました。
場所自体も家メインだったのもあって変わり映えしなかったのも残念でした。
期待しすぎたのもあって全体通して肩透かしの内容でした。
ホラーならとことんホラーに、スプラッターならグロ祭りに、ダークファンタジーならその体で来てほしかったです。
鑑賞日 11/10
鑑賞時間 19:00〜20:55
座席 I-14
クマさんの微妙な表情ニュアンスの変化が良い
サスペンスホラーっぽいかんじ?
終盤になると具象化しすぎて物理攻撃が効くあたりなんかは、あんまり日本人的には合わない気がしたけど、B級映画としてはまとまりが良く出来ている様に感じられました。
イマジナリーフレンドってそんなにメジャーなんですかね?
私は「僕は友達が少ない」で初めて知りましたけど、正直あんまりピンと来ません。
MDMAじゃないよって言ってましたけど、アレってその場を誤魔化す為に言ったでまかせなのかな?
映画だから話半分に聞き流しておかないとなのでしょうけど、中高生でそういうのがサラッと出てくるあたり文化の違いを感じます。近年は日本もそうも言ってられない状況になりつつあるような話も聞きますけど・・・。ただ、あの彼氏さんの言動がガサツ過ぎて受けつけ難かった。
クマさんの微妙な表情ニュアンスの変化が良いです。
刺激は少ないが、気持ち良く観れて良かった。
毎晩悪夢にうなされる絵本作家のジェシカは、環境を変えるため、家族とともに実家へ引っ越した。
しかし、新しい家で娘が見つけた古いテディベアをきっかけに、恐ろしい事件が次々と起こり始める。
空想上の友達、イマジナリーを扱った映画は、最近では、日本のアニメ映画『屋根裏のラジャー』や『ブルー きみは大丈夫』がありますが、そのホラー版。
残酷描写がほとんどないのが、自分には良かったです。
中盤で、実は、テディベアが見えていたのが、主人公と娘だけだったということと、娘が自分から手に釘を刺そうとするシーンが怖かった!
終盤でバッド・エンドかと思えば、一転、前向きに終わって良かった。
あそこで終わってたら後味悪くて、それはそれで最近では良く有る展開になっていた。
珍しく気持ち良く観終わることができるホラーで良かったです。
最近こういうのが少なくて、個人的には好きなので、採点は甘めです。
抜群の存在感を放つあの人
全体的にうまくまとまっていて複雑な話は無くカジュアルに楽しめる良作でした。
物語も二転三転していき中だるみも引き伸ばしもなくブラムハウスらしい映画でした。
↓以下ネタバレ
個人的に作中で気になったのは父親の子供時代の親友・Mr.タフ。ビジュアルこそ登場しなかったものの、終盤は彼の力が働いていたとしか思えない。
母親の危機を救うために渾身の一撃を繰り出した娘には、親友の家族の危機を救う為に彼が力を貸してくれたように思えたし、ラストにたったあれだけの炎で家が崩落したのはMr.タフ得意の爆発物の力を上乗せして引導を渡したのだと思えば納得が行く。
父親の出番が殆ど無いのにMr.タフの存在を印象付けるセリフが多いのも伏線だったのだろう。作中でもイマジナリーフレンドの大半は善良であると言及されていたので、繋がりを失った今でも彼は親友を見守ってくれているのだなと空想してエンドロール中はニヤニヤしていました。
想像してごらん。
夫と夫の連れ子(テイラー、アリス)と暮らす絵本作家ジェシカの話。
蜘蛛の怪物に襲われる夢に魘されるジェシカ、子供の頃に暮らしてた家に引っ越しし心機一転と思うものの、地下室の奥の扉に置かれたクマのぬいぐるみを手にしてしまったアリスの様子が…。
クマのぬいぐるみと会話をし日々楽しそうに過ごすアリスだったけど、最初は一人二役で会話?何て思うも、ぬいぐるみのチョンシーとの会話で日々日々言動がおかしくなるアリス、思い出せばジェシカ自身の子供の頃とアリスの出来事がリンク、実は狙いはアリスじゃないと見せながら。
怖い雰囲気を感じればポンっと置かれたぬいぐるみ、化けたチョンシーと安っぽさを感じたものの程よく怖く楽しめる。また続編が有っても無くてもな都合のいい終わり方。
やっぱりブラムハウス(^^)
序盤はコメディ?何?と疑いましたが、人形を使った映画はブラムハウスです(≧▽≦)
ちょっとインシディアスっぽい要素もあって楽しめました。
元妻の詳細がなかった…
映画館で1人で観ましたが、昼間鑑賞したのに私1人!!皆さんこの映画興味ありませんかー!?
ホラー映画だったので、鑑賞中めちゃくちゃ怖かったです(T_T)
少年オルフェ... 見つめながら
NHKによって1972年から始まった『少年ドラマシリーズ』
エピソード 7の『少年オルフェ』って、あまり知られていないはず。だって、シリーズの第一話『タイムトラベラー』は、NHKですら映像が残っていない。今私たちが視聴できる筒井康隆原作の『タイムトラベラー』は一般の人が録画していたことで幸いなことに映像が蘇っている。
それは、本作『イマ ジナリー』と同じモチーフとして黄泉の国へ旅立ったり、行方知らずになった大切な人をこの世にもう一度戻すことは、なくした人でしか決して分かりやしない。
話は変わって...
We are oft to blame in this, - 'tis too much proved,
- that with devotion's visage, and pios action we
do sugar o'er the devil himself.
- William Shakespeare
※余談ですが
シェイクピア時代の英語は「古英語」と言われたり、そうではなく「近代英語」とする人もいる。それは、どうも彼が生きていた時代の英語はアメリカ英語に近かったと言われる所以なのかもしれない。そのことは、創立から145年続く "ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー" の演劇監督時代のトレバー・ナンが次のように語っている。
Trevor Nunn, of the Royal Shakespeare Company
(a British theatre company), said, “I really want to
use American actors in Shakespeare, who will use
their own accent, as this is a different dynamic and
a different use of language. Some people make fun
of this idea, but it’s almost an absolute truth that
today’s American accent sounds much closer to
what Shakespeare heard when he wrote.”
シェイクスピアまで持ち出して、何が言いたいのかと言うと
本作『イマジナリー』に登場するテディベアで知られるクマのぬいぐるみが、ちょうど皆さんと同じようにシェイクスピアさんの戯曲『ハムレット』の中で形容したと同じように、この映画のサブジェクトにもなっているので、長くなったけど載せてみました。
映画自体は、2022年にブラムハウスが製作したロボット人形のフェノメノン『M3GAN ミーガン』の、少し大げさでしかも自意識過剰で、どちらかと言うと怖いというよりは面白さを追及し、嫌悪や悪寒と同じくらいにお笑いの存在を感じさせる珍しいタイプのファジー・フィルムとしてディズニー・キッズに少し毛の生えたコンディションに登場人物の少なさや時代を感じさせるあまり精巧でないギミックと映画全体の包括的内容がギリシャ神話のオルペウス伝説の冥府下りやキングの『IT』のようでもあり、義理の娘のアリスが迷い込む次元空間のセットアップが『コララインとボタンの魔女』をそのまま使うあたり、ありふれたプロットから客観的に見れば決して優れた作品と言えるものではないのかもしれない。
アリスは母親を亡くした悲しみに暮れる少女である。母親は何らかの心理的問題を抱えており、そのせいで幼い腕に火傷を負い、アリスは火を恐れるようになった... その心理を利用しようとする誘いが "The scavenger hunt" を集める行為で次元空間への誘いとなる。
よく似たことが協調性をみる企業向け新人研修で行われたりもしている。しかし日本語では、「宝物探しゲーム」とか「借り物ゲーム」とか訳されていたけど本作の"The scavenger hunt" に関しては、ニュアンス的にしっくりくるものとは思えない。集めるアイテムは次の通り...
Something Happy.
Something that burns.
A bowl.
A paintbrush.
A lock of hair.
Something that scares you.
Something that you would get in BIG trouble for.
Something that makes you MAD.
Something that HURTS.
個人的な事で恐縮するけど多くの方は、本作に限っては評価はあまり芳しいとは言えない。でも映画の質と言うよりも感覚的なところで何故か?映画製作者がアリスに対して惨い事をしなかったことへの愛情を通じた共時性であり、ママハハと言う立場を通念的な義理の子供への母性としての存在にしている事への共感が私的に生まれている。 それと同時に...
Buckley has been called "The Voice of Broadway"
by New York magazine.
不思議な事がある。
1982年、彼女はミュージカル『キャッツ』のオリジナル・ブロードウェイ作品でグリザベラ役を18か月間演じている。♪メモリーの彼女の澄み切った歌声は今でも耳に響く。何故? トニー賞受賞歴を持つブロードウェイのアイコンが、悪く言えば子供だましのような映画に出演を決めたのかは、彼女はその事に関してインタビューに答えている。
Well, I love Jason Blum and we became friends when
he produced split for M. Night Shyamalan and I'm one
of the co-stars of that opposite James McAvoy. I just
think Jason Blum is the greatest guy in show business.
・・・・・(略)
So they sent me the script and I was like, "Yeah, this
seems fun." I think it's really a very creative script,
really imaginative, to quote Imaginary, I think it's a
very creative place that he designed.
キャリーで見せた彼女は、映画の主題ともいえるシェイクスピアの言葉
"we do sugar o'er the devil himself." の意味が分かれば
ハムレット、第3幕第1場... オフィーリアのように
映画の質うんぬんと言うより、前も言ったように感覚的なところであたしにとっては、本作品がトータルで良かったとしか伝える方法を知りませんので...
「どうぞご容赦を」
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