「まさに今こそ」HOW TO BLOW UP ぱんちょさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに今こそ
「How to blow up a pipeline」というノンフィクション原作で本来のタイトルは同じ。(そこ落とすあたりが日本的)
その成り立ちから想像するよりもずっとフィクションの映画として良く出来ていた。
出自の異なるメンバーが集まってあるひとつのプロジェクトを進めている様子をリアルタイムで、時々それぞれが何故参加しているのかを遡って描く、ってのは実は「オーシャンズ」シリーズなどいわゆるケイパーものと同じだからまぁ不思議はないけど。
ちょっと違うのは、本作は金儲けするわけじゃない分「動機」の止むにやまれない切迫度が凄い、ってことと達成条件がはっきりしないこと。それからみんな素人なこと。
本作はそこら辺りを利用して、ローワンというというサスペンス要素を加え、更には達成条件を最後に明らかにするのが上手い!
テーマが非常に重要な社会正義でもあり、参加しているスタッフや役者陣もコンシャスな感じ。主演のアリエラベアラーさんは脚本も共同執筆しているし。まさに今こその映画でしょう。
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