国宝のレビュー・感想・評価
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初めて観る「歌舞伎」がこれでよかったのか…
歌舞伎を観たことがない。
舞台の上での華やかさ、素晴らしさを観て、実際の歌舞伎を観てみたいな、と思う反面、本物を見ていないから、俳優さんたちの演技の素晴らしさを完全に理解できていないようにも思う。
舞台のシーンは、あれだけの人数のシーンなので、何度も撮ることは叶わなかったのかもしれないが、俳優さんのフレームアウトを避けるため、もう少しだけでもズームアウトした画像でも良いのになぁと思った。
俳優さんの迫力はすごかった。
特に、個人的には、田中泯さんの存在感がすごいと思った。
正直、本物の歌舞伎の人が出てると思っていたくらい。
3時間は、映画としては長かったけど、このストーリーを作り上げるには短いぐらいだと感じた。
一生懸命生きるということ
ずっと気になっていること
「国宝」ファンに観て欲しい映画
「国宝」、素晴らしい映画でした。
感想は皆さんが書かれているとおりなので、私は別の映画をご紹介。
1993年の中国映画「さらば、わが愛/覇王別姫(はおうべっき)」。
幼いころから京劇役者を目指して修行に励む、ふたりの男の子の波乱万丈な50年間。「国宝」ととても似ているストーリーで、こちらも3時間近い大作です。
違うのは、「国宝」が個人的な事情(親の死、恋愛、病気など)で人生が二転三転するのに対し、「さらば、わが愛/覇王別姫」は国の動乱(日本軍の占領とその解放、共産主義の台頭、文化大革命など)に巻き込まれて人生が変わっていくところです。
現在、サブスクのU-NEXTで配信中。アマゾンプライムビデオでは400円でレンタル配信中。
「国宝」が気に入ったかたには、ぜひとも観ていただきたい名作です。
期待しすぎた、かも。
夏休み前で話題を集める映画が少ない中、友人の評価や、映画.comアクセスランキングでそこそこ人気があったこの映画を鑑賞。内容が悪いってわけじゃなく、期待しすぎて観たから、この評価になったのかもしれない。
見終わったあと、この作品のモデル(実在の人物や会社や社会背景など)を考えてしまう。坂東玉三郎や片岡愛之助のこととか、映画に絡めて深読みしたくなる。そして、松竹じゃなく東宝が、他の監督ではなく李相日監督で、作った作品だからこの切り口になるのか、と。そういう意味では、歌舞伎のことを少し知識を入れて観ると、面白味が増すかも。
2代目花井半二郎役は、渡辺謙ではなく椎名桔平だと、より、しっくりくるかもしれない。
演技は凄かった
映画館で見るべき
ストーリー云々の前に俳優の演技力や映像美が圧巻だった。邦画だと最近は漫画の実写化などが多くて流行りの芸能人やCGを多用したりすることが多いけどこの映画は違う。まさに俳優の魂を感じる「映画」だった。ストーリーに関しては時折不完全燃焼な点もあったと思ったけど、血筋と才能の葛藤を描く吉沢亮、横浜流星の演技はとにかく素晴らしかった。でも何気に一番すごかったのは女形の人間国宝の人だと思った。個人的には今年の最優秀助演男優賞だと思います。
本当に映画館で見てよかったと思える作品。映画をみるのは好きで良いと思う作品はたくさんあるけど、映画を芸術として感じることのできる作品は久々だった。この作品に出会えて本当によかった。
圧巻
感動はした
頑張ってたー
壮絶
男の色気
吉沢亮の宣材写真が色気あるのと、高畑充希が好きなので、どんな恋愛コンビになるかたのしみに観た。それと、評判よいので、3時間近い上映時間に躊躇したものの、後押しになった。
さて、吉沢亮はきれいなお顔で女役の歌舞伎には適役ですね。中性的な顔立ちだから、男のゴツゴツ感がないので、ピッタリ。横浜流星はNHK大河ドラマ並みの人の良さが滲みてていたものの、いいとこのお坊ちゃんという世間知らずなにありがちな無邪気な鈍感さが感じられないだけに、ちょっと物足りない感じもした(よく世間知ってる感じが出てしまっていた)。
それにしても、この二人の男優の掛け合いは色気あり、男気あり、恋愛あり(少しだけ吉沢亮と恋人とのベッドシーンもあり)で、見応えはあったかな。特に観客女性多いのは納得の内容でした。
但し、歌舞伎の映像シーンが長いので、冗長さがあったのは否めない。歌舞伎のシーンは圧倒されるとはいえど、それを観にきたわけではないので・・・。それよりも、もっとドロドロした主人公の生い立ち、男同士の葛藤、それをもっと深堀したシーンが欲しかった。任侠上がりの吉沢にもっとキレたら怖い感じのナイフのような危なさをもった感じたかった(ちょっと求めすぎですが・・・)。高畑充希は安定だったけど、森七菜はかわいらしくてちょっとしたベッドシーンもよかったです。
歌舞伎を包括的に描こうとし過ぎか、中途半端に感じた
この作品は、歌舞伎という芸そのものの奥深さや美しさ、習得の困難さだけではなく、その世界特有の慣例や習わしも描くなど包括的に描かれているが、それには歌舞伎の世界が深すぎるのか、どこか全体的に中途半端になってしまった印象である。
歌舞伎を鑑賞したことがない自分にとって、本作は歌舞伎の世界を垣間見るだけでなく、実際の生の歌舞伎を観ているような体験で、面白いと感じた。またその稽古シーンも、その道を極めしものだからこそ分かる所作の違いや感覚について描かれ、いかに奥深い世界かを分からせてくれる。
一方で、物語が展開するにつれて次第に飽きてきた部分もあり、それは歌舞伎の演目自体に飽きたのではなく、物語展開に飽きてしまったのかもしれない。例えば、喜久雄は任侠の一門として描く意味はなんだったのだろうか。この物語の一つの大きな要素として「歌舞伎の血筋ではない」ことからの排除があるが、であれば別に任侠の一門である必要はなく、前半に任侠シーンを挟んだ割にはそれが後半活かしてくるのは一瞬スキャンダルがあったくらいであまり意味があるように感じなかった。また、俊介が失踪したり復帰するあたりもなんか雑に感じてしまった。それでか、集中を保てず後半は時間が長く感じてしまった。個人的には歌舞伎の中でもテーマをもう少し絞って、芸の習得に絞るか、あるいその慣例慣わしに絞るか、したほうがより深い作品となったように感じる。
高評価すぎることがよくわからない‥
「血」か「芸」か。
魂が震える大傑作
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