国宝のレビュー・感想・評価
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海外の人に観てもらいたい
グイグイ引き込まれ、あっという間の切ない物語。
歌舞伎ってよく知らないからこそ楽しみにしていた。
エンドロールの縦書きがより素敵な映画だった感を醸し出してる。曲もしみじみと、席を立つまで吉沢亮の演技を振り返っていた。
女方、と言えば坂東玉三郎さんしか知らないけど
あの方より美しい人もいるんでしょうね。
A300 本当によくできた物語
2025年公開
3時間弱全く退屈しませんでした。
普段歌舞伎は縁遠いのですが
見入ってしまいました。
監督の演出も隙がないし
美術は当然、光の当て方すら数ミリのくるいもない。
ともかく主演二人の演技に圧倒されました。
本物の方から見れば、ん-?だったかもしれませんが
ワタシのような素人からすれば
こんだけ歌舞伎の世界の技を
よく身につけたなあ、と感心する。
吉沢亮と横浜流星の距離感
ケンワタナベと寺島しのぶの葛藤
突如現れた映画史に残る作品。
そんな感じがします。
(流れが出来すぎなのでちょっとマイナス点)
人間国宝が坊やあんたちょっとこっち来なさい
と誘われたとき善からぬ予想をしてしまった。
ケンワタナベに誘われているのに紋々入れるのは
どやねん?
襲名披露に血吐いたら周りはどう収集つけるねん?
ドサまわりも大変やな―
あんまり悪魔と取引した感はなかったんですがね。
ジジイになった吉沢亮が一番キレイだった気がするし
それに絡むカメラマン瀧内公美ちゃん
出演は少ないものの存在感あるー
と雑感。
80点
鑑賞日 2025年6月22日 イオンシネマ草津
配給 東宝
ピカソが死ねばピカソ自身の美の探求は終わるが、世襲制の歌舞伎はそうもいかず、そこに加虐性や業の連鎖の主因がある
後に国の宝となる男は、任侠の一門に生まれた。
この世ならざる美しい顔をもつ喜久雄は、抗争によって父を亡くした後、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎に引き取られ、歌舞伎の世界へ飛び込む。そこで、半二郎の実の息子として、生まれながらに将来を約束された御曹司・俊介と出会う。正反対の血筋を受け継ぎ、生い立ちも才能も異なる二人。ライバルとして互いに高め合い、芸に青春をささげていくのだが、多くの出会いと別れが、運命の歯車を大きく狂わせてゆく...(公式サイトより)。
自身の目の前で愛人同士に喧嘩をさせてキュビズムの代表作「泣く女」を描き上げたピカソのように、歌舞伎の美しさに魅了された人たちの加虐性を底糸に、血、伝統、芸事、才能、男と女、興行の危うさなど視点から描く。
鴎外や漱石の純文学作品のように、とにかく無駄な要素がひとつもない完成度の高い映画。スクリーンには意味のないものはひとつも映っておらず、歌舞伎舞台上の義太夫が絞られて映画音楽であるクラシックが徐々に開かれていくタイミングや、場面切り替えのトランジションまで完璧である。
そんな完成度の中でひときわ印象的なのが、途轍もない重圧を背負う喜久雄がひとり楽屋で化粧ができずにいるところに、俊坊が訪ねてくる場面。本作の名シーンのひとつだろう。ほかにも歌舞伎の再解釈とも言えるような映像美が随所にみられるが、撮影監督がチュニジア出身の外国人ということを後で知って合点がいった。日本人ならもしかしたら、「歌舞伎」という固定観念に捉われて、無意識のうちに、馴染みの画角になっていたかもしれない。
幼少期の喜久雄を演じた黒川想矢と、当代随一の女形を演じた田中泯の演技力が圧巻。というか、主要キャストに歌舞伎役者を配していないところに、李監督のこだわりや配慮が垣間見られる。
ピカソが死ねばピカソ自身の美の探求は終わるが、世襲制の歌舞伎はそうもいかず、そこに加虐性や業の連鎖の主因がある。本作は、「美しいものを追求し、皆に感動を与え、後世に継承していくのだから、誰かを傷つけたり、普通では考えられないようなことをやっちゃっても仕方ないよね」とは開き直っておらず、徹底的に苦悩し葛藤し、落ちるところまで落ちるあたりに好感が持てたのだが、最後のカメラマンの登場でちょっとその気を感じてしまったのでマイナス0.5。
王道プロットだが、圧倒的なビジュアルで魅せる力技
これは喜久雄が悪魔との契約で常人では到達できない、あるいみ怪物的な存在になってしまう話となっている。
李監督の作品は一貫して映像が美しい。「悪人」も「怒り」もあらゆる構図、カットがバランス良く心地良い。
とにかくビジュアルに徹底的にこだわって作品を作っている監督だと思っている。
それが本作ではビジュアルそのものがテーマになっているように感じた。
プロット自体は王道で、ライバル2人が成り上がっていく友情あり愛憎ありのサクセスストーリー。「さらば、わが愛/覇王別姫」か、そこに日本の伝統芸を舞台にしたところでいうと1番近いのは「昭和元禄落語心中」だろうか。さらに引き取った子が実の息子より才能がある話等であればディズニー「ライオンキング ムファサ」だろう。
歌舞伎を題材にした映画でいうと溝口健二監督の「芸道一代男」や、小津安二郎監督のドキュメンタリー映画「鏡獅子」がありますが、どちらも実在の歌舞伎役者を代材にしていました。ちなみに本作の原作である吉田修一の「国宝」は溝口健二監督の短編「残菊物語」という歌舞伎役者の菊之の話に影響を受けて執筆されたとのこと。喜久雄の名前もモロに影響が出てますね。
他、Sgt. Kabukiman N.Y.P.D.(邦題:カブキマン)というアメリカのおふざけB級映画があります。大きな声では言えませんがyoutubeでフル視聴可能です。ニューヨークの警察が歌舞伎役者の連続殺人に巻き込まれてる途中、ひょんなことから偉大な歌舞伎役者の力を手に入れカブキマンに変身し悪を懲らしめていく話です。日本の伝統芸能である歌舞伎を題材にした映画というと怒られる映画です笑
本作はそんな王道プロットの上で、今現在メジャー作品では長らく扱われてこなかった"歌舞伎"をテーマに、ある意味国宝級イケメンである吉沢亮君と横浜流星君を主役に抜擢というさすが李監督といえるキャスティング。2人とも大河ドラマを経験して脂が乗ってきた最適なタイミング。
とにかく歌舞伎の女形の美しさを切り取った映画で、「二人藤娘」、「二人道成寺」、「曽根崎心中」、「鷺娘」の演目を通して2人の人間ドラマを描いている。
特に最後の国宝になった上で演じる「鷺娘」は圧巻のビジュアルで、孤独な主人公に唯一救いとしてある人物との再会も重ねる演出にすることで後腐れなくカタルシス抜群になっている。
3時間近い長編だがそれでも拾い切れていないところも多々ある。喜久雄を引き取る経緯や喜久雄の歌舞伎復帰の話は端折りまくり、特に寺島しのぶ演じる俊介の母 幸子との関係は最後拾って欲しかったところ!
正直もっと観たいと思った。
それだけ主役2人の演技、ビジュアルが素晴らしい。
歌舞伎の舞台に飛び込むカメラ、2人の顔面にクローズアップするカメラ、良い!
一度は逃げた俊介が最後は命懸けで演目「曽根崎心中」のお初に挑むというドラマも良い!
(ちなみに「曽根崎心中」の舞台といわれているのは大阪のお初天神(露天神社)で、記念碑もある。近くに住んでいたら聖地巡礼したかった。)
来年のアカデミー賞国際映画賞にもノミネートされるか?日本アカデミー賞は最優秀作品賞受賞確実だろう。
※この題材なら松竹配給だろ!と思ったらまさかの東宝配給。そんなことがあるのか。後で調べたら本作で歌舞伎監修をしている四代目中村鴈治郎さんはかつて東宝が歌舞伎に進出した唯一の東宝歌舞伎時代の公演メンバーの1人である二代目中村扇雀(四代目坂田藤十郎)さんの息子さんであることがわかった。東宝で歌舞伎を題材にしてこれだけの規模の映画を撮るのは色んな意味で大変だったんじゃないかと思う。松竹の歌舞伎座は当然借りれないよね笑 逆に松竹が絡まなかったから色々と自由に出来たのか。
吉沢と流星は◎◎なのに…脚本が雑すぎて歌舞伎シーン以外は👎
本当は☆5付けたいほど主役2人は圧巻でした💯なのに脚本が台無しにしてます😔以下は気になった点①歌舞伎の描写が上っ面すぎる、稽古シーンこそ多少あるが実話なら松竹や黒衣、鳴り物たちとの人間ドラマがない②各ターニングポイントも手抜きすぎで◯吉沢を代役にする渡辺の葛藤無い◯流星が戻る克服の心理描写も無い◯万菊→なぜ人間国宝が場末宿?もあるが、そこから一気に一線復帰ってタイムリープですか👊③何で突然人間国宝ですか?成田屋が怒りますよ😆
以外にもドサ回りでの絡まれ方、流星の息子を正式跡取りとして嬉々としてる母の描写は陳腐すぎるし、ラス前都合よく登場した娘の許せぬ父でも役者として惹かれるくだり、あのキモをあんな場面でセリフとして喋られて一気に人間国宝のありがたみが失せる
これが2時間なら文句言いませんが3時間😱
でもラストの曽根崎心中はすごいです✨
主舞台の南座、花街の何れかの歌舞練場など背景もとても良いので行ったことない方は行くことオススメ、特に南座の緞帳はホンモノ作ったのかなぁ→すごい金かかる😆それとも合成かな
映画でなく、主役二人を見に行くのがオススメです😁
田中泯だけでも⭐︎倍増
原作既読、歌舞伎は20年以上観ております、マニアの入り口程度にはいると自負しております。
原作者がこの作品のために歌舞伎の裏方に三年入ったというだけあって、舞台の上がる前の行き詰まる緊張感や演者たちの微妙な距離感、血縁主義の強さなどが遜色なく著されております。
文庫でも上下2巻の内容を映画にするには流石にそのままとはいかないのは当然のことでした。
正直なところ、女形のお家芸であるならば吉沢亮と横浜流星ではゴツい。観る前からそれはわかっていたので、人気のためにはしかたないかとあまり期待しておりませんでしたが、吉沢亮の声が予想外に板の上にはハマっており嬉しい収穫。
お二人ともそれこそ血の滲むような努力をされたのだろうと察しました。しかし悲しいかな、どうしてもずっと日舞をされてきた本場の人たちとは違う。本場の人たちは扇子が体の一部のように動く。どうしても手首の固さはその域まで達していなかった。
師匠に渡辺謙はあまりにもイメージが違う。立役だろう…荒事だろうよ…。師匠連中には梨園が良かったのではと思いましたが、万菊役の田中泯が素晴らしすぎて脱帽。語り口も驚きましたが、何よりも所作が何十年も女形として生きてきた人のそれであり、演じることの究極はここなのではないかと感嘆いたしました。
この作品につけた星全て田中泯といっても過言ではありません。
もはや田中泯を観に3時間使ってくださいと宣伝したいほどです。見応えありました。
でも鷺娘は玉三郎を観てほしいな…。
歌舞伎好きの隣りで妻が思わず口遊む…
常に話題を集める吉沢亮さん、横浜流星さんのお二人、歌舞伎の舞やセリフをたくさん練習したでのでしょうね。
それを演技を脇で固める渡辺謙さんや田中泯さん、お家柄歌舞伎の血筋を持つ寺島しのぶさんと来た。
芸の才能を買われ歌舞伎の世界に導かれたヤクザのせがれと名紋の歌舞伎家のあと取り息子の友情が何とも切ない。
どん底に落とされ這いあがるそれぞれの人生模様がつぶさに描かれ引きつけられる。
芸を極めていくふたりだがそのふたりに寄り添う女性たちの姿もうなずけるがやっぱり血筋には敵わなかったね。(笑)
わたしは新しく建て替えられた新歌舞伎座のこけら落しの際に妻に誘わられお供したことがあり寺島しのぶさんの母の富士純子さんのお出迎えを目にする事が出来た。
演目とか目にする役者さんの名前すら覚えて無いけど坂東玉三郎が目の前の花道の下から登場した事は驚いた。
独特な言葉遣いがあって意味も分からずガイド機器を借りて観たがそれでも余り理解できなかったが観て良かった。
本映画の題名に値する迫真の演技を披露した全ての役者さんたちの演技力に魅了、長尺にも関わらず時間を感じさせない映画でした。
名作、そして役者魂を感じた。※2回目鑑賞追加あり
2回目鑑賞。1回目は公開初日に観て、とにかく圧倒されて終わってしまったのですが、2回目は少し落ち着いて観ることができました。そのためか、ところどころで涙が。そして今回もあっという間の3時間でした。改めてこの作品は後世にも残すべき作品だと感じました。
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1回目の感想↓
息をする間もないくらいずっと圧倒され、終わった後は6時間くらい観ていたような疲労感でした。
いつもは映画を観ながら他のことを考えてしまうこともあるのですが、そんなこともできないほどの映画でした。
とにかくすごいものを観た、映画ってこういうものだよねというのが率直な感想。
予告で観たときは、歌舞伎も簡単にサラッと形だけやるだけだろうなと思っていたのですが、そんなことはなくかなり本格的に様々な演目があり驚きました。
最近は毎週映画館に足を運んでいますが、久しぶりにこのような名作を観ました。吉沢亮と横浜流星の役者魂も感じ、役者ってすごいなと感動しました。伝統芸能である歌舞伎を本格的に演じるのは、並大抵なことではなかったと思います。恐らくアカデミー賞、最優秀も獲るのではと。
学生時代の役者もめちゃくちゃ魅力的で良かったですが(怪物に出ていた黒川くんとか)、この役を市川染五郎と市川團子で観たかった。さすがに本物の歌舞伎役者では難しいのかな。
いや、本物よ歌舞伎者じゃないかよかったのかも。
でも、寺島しのぶが出ていたのはよかった。
井口理のエンディングの曲もとてもよかった。
薄っぺらく感じない映画を久しぶりに観たので、本当に良かった。とにかく圧巻。
ここ数年稀にみる傑作だと思う。
見どころは当代随一の若手二枚目俳優達の熱演
まず「国宝」という映画タイトルに圧倒。副題も無し、真剣勝負だ。映画化にあたっての重圧がどれほど大きかったか容易に想像できる。結果、その想像は期待を裏切らないと先に申し上げたい。
見どころは当代随一の若手二枚目俳優達の熱演だろう。
吉沢亮(主人公喜久雄)や横浜流星(俊介)の歌舞伎の所作が正しいかは歌舞伎初心者の私にはわからないが、彼らの凄まじいまでの稽古量と役への熱意はスクリーンより伝わってくる。扇子を持つ手がビシッと止まる。視線の合わせ方。
そして舞台の熱演を最高のシーンに昇華させたスタッフの熱意も十分に伝わる。
喜久雄は人生を芸の道に捧げる。極端な生き方をする彼に共感性を感じることは難しい。その孤独と執念がどのように報われるのか、それは舞台の上でしか答えは存在しない。映画の中の観客もそれを観る映画館の私達もその瞬間を待ちわび、目が離せなくなる。
歌舞伎の演目の選び方が良いのか、予備知識がなくても、すっと梨園の世界に入り込めるエンタメ性があります。美しい映像、心に響く音楽、そして圧倒的な演技。これらすべてを大スクリーンで体感できる、映画ならではの贅沢な時間をぜひ味わってください!
悪魔と取り引き
大作。演目は予習が吉。
大作。これはスクリーンで観てほしい。約3時間を短く感じることはなかったが、内容はずっしり。事前告知で窺い知れたあらすじのその先の人間ドラマが凄かった。
青年期の二人が思った以上に重責を担っており、吉沢亮・横浜流星へのバトンタッチが見事だった。私は黒川想矢の演技は怪物以来、越山敬達はぼくのお日さま・天狗の台所以来。着実に力をつけているタイプの違う若手で、選ぶ作品が良い。次が楽しみ。
キャストはご承知の通り脇もがっちり固まっていたが中でも田中泯の存在感は突出している。
歌舞伎を知らなくても楽しめるが、公式でも紹介してくれていた劇中の演目をさらっていった方がより理解が深まると思う。
メインの二人がこの映画のためにどれだけの準備を重ねたのか、終盤の鬼気迫る曽根崎心中は忘れられない。
この映画を背負って立つのはもちろん吉沢亮であり最後まで素晴らしかったが、血筋を背負ってしまったことによる俊ぼんの葛藤とクライマックスのあの演技を見て、横浜流星が支えなかったらこの話は成り立たなかったなと感じた。
歌舞伎のみならず日本の伝統芸能に潜む、血の滲むような努力と人間の業を垣間見たような気にさせられた作品。
無事世に出てきてくれて良かった。
未知の世界に魅了される
国宝って芸に秀でたこともそうだけど、生き方そのもののことをいうんじゃないだろうか。そう思えるほどの歌舞伎に賭けた思い、歌舞伎の世界から離れてもなお、どんな境遇になっても体が求めてしまうものなのかもしれない。てっぺんを見るまでは。そう思えさせられるほどの長編大河のようだった。
なんといっても主演の吉沢亮さんの素晴らしさは言うまでもない。目で見てる以上の努力と鍛錬がなされたのだと思う。美しい所作と視線、べらんめい口調から妖艶な台詞回しまで見応えしかない。また、横浜流星さんや渡辺謙さん、田中泯さんなども元からそうだったんじゃないかと思えるほどの憑依体現にただただ圧巻です。なかなか見れない舞台裏が見れたのも面白かったです。映像もだけど、衣擦れや幕を引く音、足を響かせる床、補佐する役者の素早さと的確さ、メイクや衣装の着付け、そして息が詰まるほどの緊張感など、ほとんど歌舞伎を生で見たことがない私にとってはどれもが新鮮で、未知の世界に惹き込まれた。
物語としてはかなり年代を飛んでしまうときがあり、主人公の環境の変化についていくのが必死で、関係性の修復がどのようになされたのか、そしていつどのように離れていったのか想像で補うしかなく難しく感じてしまう人もいるかもしれない。
また、端役の人たちや黒子の人たちがどう思っているのか全く分からなかった。急に御曹司が戻ってきても受け入れられる世界、あんなに華々しくデビューし歌舞伎界を背負っていた東一郎が不在になっても庇うものがいない世界に気持ち悪さがあった。順風満帆と言った最後のインタビュアーにも。そして、3時間にも及ぶ上映時間に私の腰は悲鳴を上げてずっとモゾモゾしておりました。
主題歌の井口理さんの静かで美しい歌声に沁み入った。この声も唯一無二だなぁと。
凄いものを観た圧倒的な重厚感。
凄かった。吉沢亮さんこんなに芝居うまかったのかと終始圧倒されていた。李監督は役者さんを引き上げて全部さらけ出させるんだろうなぁ。怖いなぁ。凄いなぁ。李監督がまさに宝なんだけど。あと黒川想矢くんの存在感がめちゃくちゃ良かった。キャスト、映像美、音楽、全て圧巻。血を吐きながら仕事していた、良いものを作ろうとしていた、自分や家族を犠牲にしてでも目指すべき取り憑かれた状態。ストイックという言い方すると薄っぺらいが
そうして死にものぐるいで仕事していた時代を生きた人にしか作れない作品だった。もうこれ以上熱量のある作品はしばらく観れないだろう。歌舞伎は観た事がないけど絶対にみる!
てか、この映画、他の作品と同じ料金で良いの?そして余談だけどたくさん観客いるのに緊張感あってマナーが良かった。きっとみんな没入してたということ。
歌舞伎は見たことないですが、凄さは伝わってくる
「国宝」らしい重厚さは映像美で堪能できるが‥
歌舞伎の魅力を最大限に映像美で切り取った作品。劇中演目の圧倒的な迫力は必見。特に『曽根崎心中』での喜久雄(吉沢亮)と義足の俊介(横浜流星)の花道シーンは、現実離れした美しさに息をのむほど。
吉沢亮と横浜流星は、1年半に及ぶ稽古の成果を存分に発揮。吉沢亮は、「上手くいってない演技」と「会心の演技」の違いが分かるほど演じ分けていたとの評価もある(私はわからなかったけど‥)。
吉沢の透明感が際立つ一方、横浜流星の妖艶さと色気は圧倒的で、両者の美しさが物語の核となっている。
ただ、数年後への突然の場面転換など説明不足な点も目立ち、個人的に映画としての完成度には物足りなさも‥。俊介の挫折や喜久雄のスキャンダルなど、キャラの葛藤・復帰過程が薄く「想像で補完してね」的な部分も多め。3時間という長尺ながら、心理描写や深掘りに限界を感じた。
あと配役に関して女性陣が地味にまとめられているのは主演2人の美しさを際立たせるための狙いかな?寺島しのぶさんは素晴らしかったが、もっと意地悪でいてほしかった。
「国宝」らしい重厚さは映像美で堪能できるものの、映画作品としての構成―とくに劇的な挫折、復帰、人物の深み―には物足りなさを覚える。上手く言えないが、もっと魂を揺さぶられたかった。
歌舞伎×現代イケメン俳優という贅沢な時間を、大画面で味わう価値は十分だけど、エンタメ性と芸術性のバランスをどう感じるかは好みが分かれそう。
調べたら1978年に『曽根崎心中』が映画化されてる。主演は宇崎竜童さんと梶芽衣子さん。是非観てみたい。
芸に身を捧げる姿はまさに圧巻
歌舞伎にはあまり興味がなかったが、本作のかなり高い評判と個人的に日本の伝統文化にはなにかと縁があるため、せっかくならと劇場にて鑑賞。
邦画を劇場で観るのは「高校教師」の映画版以来か…なんてノスタルジーに浸っていたのも束の間、いきなりのピーンと張り詰めた空気感。研ぎ澄まされた映像と音響、そしてそれをも優に上回る役者陣の迫真の演技、劇場で観て本当に良かった。
前半の「東半」コンビで登り詰めていく様も華やかでとても良かったし、後半の芸に身を捧げる息をもつけぬほどの緊張感も痺れる。
特に印象に残ったのは「曾根崎心中」の稽古シーン。「死ぬ怖さと惚れた男と死ねる嬉しさ」が込められた「死ぬる覚悟が聞きたい」は、それだけで息苦しくなるほど胸に響いてくる。初めて歌舞伎の奥深さを垣間見れた気がした。
とても良い作品だが、ストーリー的には比較的先が読めるよくあるパターンだし恋愛も蛇足かななんて思いきや、観終えて色々な解説を読むとまさに目から鱗、この行間の深みは1度の鑑賞ではとても読みきれないほどの練り込みようだ。
これは評判通りの大作、すぐにまた観たくなる。
流されて観に行くな!(行ってもいいけど…)
日本映画最高傑作とか安易に言うことなかれ!
三時間は長い、兎に角長い
途中で尿意を感じやむなくトイレへ…
幸い40分遅れの上映が有ったので紛れ込んだ
長い映画は 休憩 を入れた方がいい
何より吉沢、横浜に感情移入できない…
歌舞伎のシーンが長すぎ、ストーリーがぶつ切れだ
映画で歌舞伎を見せたいのか? それは無理だ
歌舞伎を映画で表現できるのなら生でやる意味はない
他の方のレビューで「私は良く分からなかった。と言ったら『何言ってるの? 綺麗な男の子が踊ってる姿を堪能すればそれでいいのよ』
と友人に言われた、私は納得できなかった」との言葉に共感!
興行収入40億超え…
侍タイムスリッパー が一年ががりで稼いだ10億を2ヶ月で超えてしまった…
この映画を観てないと オシャレじゃない、分かってない 的な雰囲気が漂う
歌舞伎は血の世界、お茶もお花もそう…
その辺りの批判も入れながら、日系三世である監督に徹底的に批判でも称賛でもいい
描いて欲しかった
中途半端な濡れ場シーンは必要だった?
やるなら不自然な撮し方をせず、堂々と魅せて欲しかったな…
誰も幸せになれない映画
美を追求するためなら命も惜しまない?
そんな人が 歌舞伎の世界に存在する?
海老蔵(現團十郎)の悲劇、猿之助の悲劇…
お金を国から貰い延命している世界
物珍しいから守る価値がある? 外国人が喜ぶ?
様式美の世界… 観客の拍手のシーンは実写だそうだけどCGに見えた
もっと門戸を開き、血の世界を断ち切ってこそ税金を注ぐ価値がある
そして悲劇を繰り返さないで欲しい
「っぽい」作品
基本的には面白い作品だと思った。迫真の演技とカメラワークの賜物なのか、普通に3時間鑑賞していて特に退屈に感じることもなく最後まで楽しめた。
ただ、世間的な評判とのギャップは大きく感じる。
私が芸術性の高い映画に求めるものは主に人間の深掘りである。
その人間性・価値観がどういった事象や心象風景を引き起こすのかを描いてくれて初めて芸術たるメッセージを受け取れる。起きた事がベタでしかなく、そのベタな結末に向かったストーリーに面白さの肝が置かれた作品を、私は娯楽作品と定義している。別にそれが悪いとかではなく、そう定義した上で楽しんでいる。
この映画は、主人公の人間性は特に予想外の何かを起こしたりはしない。ただ意外性の無いラストに向かうまでの「要因」「ストーリー」が面白い、テレビドラマと同じような構成に感じた。
そういう作品を否定するつもりは毛頭ない。
ただ、私はどうも芸術「っぽい」雰囲気を醸す娯楽作品には構えてしまう。
「っぽい」作品というのは、「これを否定してる奴は、分かってない奴だ」みたいな空気を醸していて、必ずこういう時にエセ評論家は「上級者向け」というような表現を使ったり、あるいは言わずともそう思っていたりする。
本来クオリティをもっと素直に評価したい部分も多々あったのだが、こういう個人的な嫌悪の方程式にガッッッツリ当てはまってしまったことでどうもそういう気分になれなかった。
人間模様
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