国宝のレビュー・感想・評価
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浅草キッドを観たことない人達が絶賛しているのでは?
邦画史上最高傑作まである
1年半の厳しい練習に耐えてこその美しさ
歌舞伎シーンの美しさは、彼らの必死の努力があってこそ、歌舞伎の持つ元来の美しさ、映画技術と相まって表現出来たと思います。?子供の頃から稽古と舞台出演をしている本業の歌舞伎役者さんに踊りが劣るのは当たり前ですが、映画としての演技と容貌を含む役のイメージ、歌舞伎表現の総合評価で見れば、これ以上のキャストはないと思います。
ドラマ展開も面白いです。
ただ「悪魔に魂を売らないと芸だけで血筋の無いものはトップに立てない」と言う世界観は、私の世界観とは違うので後味が悪くて星一つ減りました。
日本人が歌舞伎という素晴らしい伝統文化を持ちながら、歌舞伎を見た経験も、歌舞伎への関心もなく、宝の持ち腐れだったのが、この映画を観て、自国が素晴らしい伝統文化を持っていることに気付いたことはこの映画の何よりの功績だと思います。
ただただ素晴らしい
すごい
神は細部に宿る
壮大な人生模様
ぞっとするほど美しい
歌舞伎を知らなすぎて見るのを躊躇っていたものです。三時間だしな〜とか歌舞伎か〜とと二の足を踏んでいたけど更に一歩踏み出してみて良かった。圧巻だった。
何も知らないがゆえに藤娘や道明寺の美しさに惚れ惚れしていたけど、あとで芸能に詳しい友人に聞いたら『奈落から上がってくるのは化物』、『道明寺のストーリーは蛇になって好いた男を寺の鐘で殺してしまう話』、『鷺姫は父親の行いで今自分は地獄のような仕打ちを受けて踊っている話』とだと聴いてそこまでキクオのストーリーに題目を落とし込んでいるんだ…!と感動しました。
四谷心中の足を見せることも素晴らしかった…!ここで右足の先を見せることに意味があったのだね〜と友人を話していたら『四谷心中は花魁の話だから』『花魁は足袋を履いてはいけないから』と聞いた時も目から鱗…!私なんぞは四谷心中を演じきった後の孤独感と鷺姫を舞い終わった後の孤高感の対比が崇高で綺麗で怖くて息を呑んでいただけだったけどわかる人が観るともっと深いところまで理解できて作り込みに驚くんだろうな。
歌舞伎って面白いなぁと思った。実際に観に行くのはまだ少し若輩感が拭えなくてジタバタしてしまいそうだけどいつか本物を鑑賞してみたいな。
三時間は青年が国宝になるまでに必要で納得の長さだった。でも、お尻はゴワゴワになった気がする(笑)
低評価つけようがない
吉沢亮、横浜流星お二人はこの役を演じるにあたってどれだけ苦労したか。命をかけて役にあたったのでしょうね。人間国宝を演じるなんて、形だけ真似しても通用しませんもん。
ただの人生のドラマじゃないです。
言葉にはできないので評価が難しいですが、マイナスになるようなところが何もないので一つの作品として完璧だなと思いました。
極太エンターテインメント
噂どおり、よく出来てる。
邦画がキライで歌舞伎にも全く興味ない、そんな自分は観ないつもりだったけど、あまりの評判の良さに観てみました。
いろいろセンスいい、よく出来ていて面白かった。
脚本が良く、引き込まれてしまい、テンポ良く進むので、175分の長い時間も気にならなかった。
歌舞伎というと、難しくて眠くなるイメージで、キャッチーさとは真逆なイメージだったけど、とても観やすくて、歌舞伎に少し興味が出た。
エンドロールは、青い情念の炎が静かに悲しげに揺らめくような曲が流れ、余韻が良かったです。
細かいトコも観たいし、もう1回観たいですね。
監督は『さらば、わが愛/覇王別姫』みたいな映画を作りたいと思ってたらしいけど、似てるといえば似てるけど…って感じかな。
『さらば、わが愛/覇王別姫』も、また観たくなった。
歌舞伎界はみんないい人ばかり(笑)
大変見やすく、3時間飽きずに最後まで楽しい映像体験だった。
原作も事前に読んでいたが、率直に言って読後「?」がたくさんつき、これが原作でロングランの映画が果たしてできるのだろうか?という疑問と不安を抱えてスクリーンに向かったが、それは結果的に杞憂に終わった。レビューを見ると、脚本に関しては賛否あるようだが、私は、この映画の興行的勝利はまず脚本にあると言いたい。原作をかなり思い切って刈り込んであり、原作小説の中では重要な要素と思われるかなりの要素を取り除いた脚本になっている。これは、脚本家も勇気が必要だったろうし、恐らくここまで削って良いのか、制作サイドは議論になったのではないかと思うが、私は、削って成功だったと思う。その結果、見る側に行間を埋めるという作業を強いることになったわけだが、展開が早い一方、ここぞという重要なシークエンスは、しっかり尺を取ってドラマを作ってあり、メリハリの効いた映像作品となった。3時間、弛緩を感じなかったのは、早い展開でクライマックスの曽根崎心中まで早い展開で駆け抜けた、脚本の功績であると考える。
ドラマと歌舞伎のシンクロも効果的で、この映画の真骨頂はここにあったのではないか、それがこの作品に深みをあたえていて、好感を持った。ただ、私は、この映画で視覚的にも、またストーリーの展開は、やや作為的なジェットコースタームービーだったけれど、楽しんでみることはできたが、登場人物の生き様、あるいは役者の芝居に心から感動する、という深い体験にまでは至らなかった。その理由は何だろう?と自分でも考えてみたのだけれど、言えることは、二人の歌舞伎へ向かう姿勢に、哲学や思想がない、とにかくただ好きだ、ということで、それ以上でもそれ以下でもなかったというところにあるのではないか。もちろんそれだけでも良いわけだけれど、彼らの舞台に、観客とどう向き合うのか、観客に何を伝えようとしているのか、という理念や哲学が見えない。ただただ自らの演技の完成と役者としての出世を追求するという、閉塞的な世界に生きているが故に、普遍的な感動として伝わってこないもどかしさがあるのだ、と思われた。そして、映画の中の観客は、ただ拍手を送る集団として扱われていた。また芸か血筋か?というこの映画のテーマらしきものも、テーマになりきっていないし、そもそもテーマになり得ないだろう。
さらに登場人物がみんな「ちょっと欠点もあるけどそれなりにいい人ばかり」、常識的であり微温的であり、すごみのある人間がいない、という点が物足りなかった。恐らく原作にも責任があり、その原因は作り手が歌舞伎界に近づきすぎた、協力を得ることで悪い人間を登場させることができなくなった、歌舞伎の醜悪な部分を描けなかった、ということがあると思う。まあ忖度や遠慮ですね。その結果、いやな人、足を引っ張る人、意地悪い人、不幸を願う人、とんでもない悪人などは、一人もいない。歌舞伎界はみんないい人(笑)。せいぜいが稽古の体罰や、自分の娘を寝取られて蹴りつける程度。(私でもその程度では済ませないだろう・・・)そんなきれいな世界なのか?だから、この映画は見やすいのだけれど、生ぬるい。これも深く心を揺さぶられることなく、席を立った一因だと自己分析した。まあ、娯楽作だから良いんだけど、100年に一度の傑作と呼ぶには、足りない要素が見られた、というのが正直なところ。
人生の覗き見
映画館で観ることをおすすめします
とにかく評判通り演技が凄い。短期間で歌舞伎役者の役を演じる姿に感動します。あまりセリフは無かったですが三浦貴大も良かったですね。出番は少なかったですが印象に残っています。
ストーリーは俊介と喜久雄の血筋と才能の羨慕が絡んでドロドロな人間模様なのかなと思ったのですが、意外にも気持ちの良い関係でした。とにかくストーリー重視ではなく演技を見ろといったかんじでしょうか。視覚聴覚で鑑賞して下さい。静かなラストのシーンは不覚にも涙が溢れそうになりました。
圧巻の一言
全1620件中、1321~1340件目を表示
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