劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1619件中、1261~1280件目を表示

3.0「血」か「芸」か。

2025年7月6日
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吉沢亮と横浜流星の演技への熱量と歌舞伎の映像美はとても良かったですが、登場人物の心理描写が浅くて、なかなか感情移入ができませんでした。
2人のライバル関係や父子の相克、高畑充希演じる春江との三角関係など縦横の関係性をもっとフカボリしてもらいたかったです。主演の2人が仲良すぎるのもやや気になりました。海外進出を狙っているのでしょう、歌舞伎のシーンが多くいれたため、その弊害は致し方ないですが。
吉沢亮が初舞台で緊張で震えながら、横浜流星に向かって、「おまえの『血』をごくごく飲みたい」。
あのセリフは痺れました。

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ねじまき鳥

5.0国宝の名にふさわしい演技の連続、素晴らしい作品をありがとうございます‼️

2025年7月5日
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鑑賞方法:映画館

曽根崎心中は涙が止まりませんでした(泣)
これは原作読みたいです。

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masakawa fujisawa

3.5悪魔との契約(加筆修正済)

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

単純

カワイイ

芸のためなら何でも捨てるという契約を悪魔と交わした主人公が、艱難辛苦遂に人間国宝になるという、50年間にわたる一代記である。ちゃんと伏線回収があるんだよね。

梨園の名門の御曹司(横浜流星)とヤクザの家に生まれた主人公(吉沢亮)が、ライバルとして鎬を削る。

スポーツ界では、エリートと叩き上げのライバル話は、よくある。古くは英国の陸上選手セバスチャン・コーとスティーブ・オベット、米国のフィギュアスケートのナンシー・ケリガンとトーニャ・ハーディング、大相撲の大の里と豊昇龍もそうかな。

大抵は、エリートが勝って、叩き上げが涙を飲むことになるのであるが、この映画は、そこがちょいと捻ってある。

様々なエピソードがあって、展開が早いので退屈しないが、「禍福は糾える縄の如し」そのもののストーリーは、陳腐。もっとピカレスクに徹すればいいのに。

寺島しのぶサンがいい味を出しているのは、さすがである。彼女は歌舞伎役者になりたかったんだよね。

舞台の映像は、まことに幻想的である。バックの伝統的な囃子に、現代のシンセサイザー音楽を被せるのは、趣向であるが、なかなかよかった。

しかしながら。

歌舞伎に関する素養がないと(例えば曽根崎心中のストーリーを知っていないと)、クライマックスシーンの意味がわからないだろう。足フェチじゃないんだからね。

その意味で、外国人には、理解し難い映画だと思う。あ、日本人でも、ミーハーには無理か。

結論:吉沢亮くんと横浜流星くんは、本当によく頑張った。田中泯サンの怪演も見ものである。

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黙思亭不語

4.0伝統とは

2025年7月3日
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伝統とは
血筋が全ての世界で登り詰めたすごさ、迫力
それと女性の強さ、たくましさを感じた映画でした。

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ふらふら

3.5吉沢亮さんの映画

2025年7月3日
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歌舞伎で3時間。すごく話題になっていたため期待して見に行った。
歌舞伎にスポットライトを当て、演者の演技力で邦画の中では新しい感覚だった。映画館で視聴するべきという口コミにも共感する。
逆にそれだけの印象だった。歌舞伎にスポットライトを当てる事、演者の演技力で、映画としてよりも、話題性で評価が高くなってる印象を受けた。

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わたふぁ

3.5芸にいきた人間の一生を追いつつ、誰しもが通る道を描いた作品

2025年7月2日
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芸を楽しんでいた頃から、芸が仕事になり、時に芸に苦しめられ、救われ、嫌い、好きになる様を丁寧に描写している。歌舞伎は知らなくても、趣味や好きを仕事にしている人は誰しも感じた葛藤が描かれているため、作品に共感できる点が多い。人間ドラマへのフォーカスが少なく、とにかく吉沢さんが演じた人に焦点を絞ったのは話がまとまりだれなくなった利点もありつつ、他の人がどう感じたのかは想像するしかなく、色んな解釈ができそうだと思った。あと昭和元禄落語心中という漫画に話の展開がにすぎていて、芸の世界はこういうのがテンプレなのかなと思った。

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さくら

5.0因果

2025年7月1日
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ただひとつしか得ることができないとしたら

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うー

4.5男の友情を超えたドラマ

2025年7月1日
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泣ける

悲しい

ドキドキ

歌舞伎の道を究める女形2人。
美しかった。
梨園の血を恨む半弥とその血を渇望する東一郎お互いの苦しみを理解しながらも、時に憎しみ、哀れみ、惹かれあう。この二人のつながりがたまらなく切なかった。半弥の最後の舞台では2人の絆の強さが強烈に伝わってきて、涙が止まらなかった。映画の締めくくりの東一郎の舞台は、東一郎が求めている景色があり、それは東一郎の父親が殺されるときの風景だったり、半弥との舞台風景だったり愛する人たちの一番命を燃やす瞬間だったんだろう。 この映画に出てくる女優たちは、梨園の女のように本当に脇役だった。 正直、森七菜の存在はいまいちだった。梨園のお嬢にも、甘やかされたお嬢にもみえないし、東一郎に寝取られるくらい軽い女にギアチェンジしてくれたらもっと面白かったかな。ドラマの森さんと変わらない。そこだけ減点。

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mami

4.5カルマ、カルマ、カルマ!

2025年6月30日
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序盤。雪景色に広がる父の「赤」から始まったこの物語。
終盤。今度は主人公自身が、舞台一面の白に、鮮やかな「紅」を花開かせる。

その対比を見ての、私の解釈。
「ラストで主人公が見た景色は、
 父親が(に)見た景色と同じだったんじゃないか」。

 ◆

つまり、
「やくざ者」(父)と「(人間)国宝」(主人公)。
傍目には、そこには「大きな違い」しかない。

しかし、その両者は、本質的にはほぼ「同じ」。
どちらも、人間のどうしようもない「業」を背負っていて、
周りを傷つけながらも、必死に生きている。
風が吹けば、いとも簡単に吹き飛ばされてしまうような、
「儚い」存在にすぎないのに。

だけど。
そんな人間が、それでも美しい。
いや、それだからこそ愛おしい。

そんな物語として、私は受け止めました。

 ◆  ◆  ◆
原作未読ですが、
この物語を映画にしようとした製作陣の勇気と、
ここまで素晴らしい映像作品にした、
監督・脚本・出演者に、心からの賛辞を贈りたい。
李相日さん、相変わらず、ヒリヒリさせてくれます。
感情だけでなく、人生ごと。

三浦貴大さん、いい味出してたな。
黒川想矢さんも、どうか「芸」につぶされず、
役者として、人間として、生き抜いてほしい。

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jo

5.0完璧に作られた映画は苦手なのだが

2025年6月30日
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でも映画が勝利する
若い役者の所作のぎごちなさではなく、舞台の眩きの中に、美しい表情、生き様爆ける台詞回し、動きの躍動を切り取る
歌舞伎の音に被せる音楽も情感を盛る
ドラマの生々しさはさておき、国宝になってしまう踊りに不覚にも涙が頬を伝う

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すぅ

4.5圧巻のカメラ

2025年6月29日
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お金かかっているよね…曽根崎心中のあの声の真似をしたくなる。

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aioi

5.0カメラワーク、音楽、俳優さん演技が素晴らしい

2025年6月28日
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泣ける

悲しい

知的

歌舞伎シーンのカメラワークが素晴らしかった。
あんなに顔がアップで映るシーンがこれまでの映画にあったのか!?と思うほど、俳優さんたちにフォーカスしたシーンが多い。でも、演技が素晴らしいから、イヤミもないし、アップの表情や演技も素晴らしくて、作品に引き込まれてしまう。
音楽も演技も良かった、歌舞伎を観に行きたくなる感想が多いのも納得。

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TMNN

5.0本物はもっと凄い

2025年6月28日
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興奮

幸せ

驚く

26年前に博多座で初めて歌舞伎を観た後、3日間世の中が灰色に見えていました。
あまりにもきらびやかな歌舞伎の世界に心も頭も持って行かれたのです。
この映画をきっかけにそんな体験をする人が増えればいいな、と思います。
(^_^

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いのさん

3.5凄い

2025年6月28日
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吉沢亮、凄い
横浜流星にして勝負出来るのはあなたしかいない
綺麗、怖い、本当に凄い

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JK

4.0大河俳優勢揃い

2025年6月28日
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すごいもん見ちゃったって感じ。

吉沢亮演ずる喜久雄の半生を描いた作品なので、長いのはしょうがないのかなと思った。小説が原作でなかったら、もう少し縮められたのかな。いや、そうするとタイトルに違和感。

吉沢亮も横浜流星もきれいな顔をしている。女性的な美しさだ。かつての三船敏郎とか仲代達矢のような、いかにも男性的な風貌ではないから、この作品が成り立っているのだと思う。
しかし、大河の時にも感じたけど、吉沢亮は老けメイクが似合わない。

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ROKUx

5.0実力か世襲か

2025年6月26日
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泣ける

怖い

興奮

評判が良い様なので見てきました。
タイトル通り人間国宝になった人(架空ですが)の半生の物語です。まあ歌舞伎の話しと言うのは話題になるまで知りませんでした(汗)
歌舞伎も歌舞伎の世界のことも何も知りませんでしたが楽しめました。大迫力で歌舞伎を見て感動しウルウルしました。
切磋琢磨して友人ともライバルとも兄弟とも敵とも言える間柄の若者二人が歌舞伎の世界に入る。
順風満帆かと思われた二人の行先に次々と訪れる問題。その人間模様と生き様、最終的に人間国宝と言われる所まで上り詰めるまでの紆余曲折が凄い。
3時間位ある物語だがあっという間に終わってしまった。素晴らしい出来だ。

物語としては長崎の893の親分の息子だった立花喜久雄(後の芸名花井東一郎)は組の新年会の余興で歌舞伎の演目を若集と行い喝采を受けた。
たまたま新年会にお呼ばれしていた歌舞伎役者の花井半二郎がそれを見て端正な顔立ちと演技の立ち振る舞いを見て女方の才能ありとみそめる。
その後色々あって半二郎に弟子入りし半二郎の息子俊介と厳しい稽古に明け暮れる。同い年の二人は意気投合し兄弟のように親しくなる。友人でありライバルであり両者とも顔にも才能にも恵まれて女方としてメキメキと頭角を表していく。しかし芸事が好きで真剣な東一郎と、跡目は決まっておりいつか親父の後を引き継ぐ事が決まっているボンボンの俊介(いつまで経っても俊坊と呼ばれている)は段々芸に身が入らなくなっていく。そして芸で一歩先んじた東一郎が怪我をした半二郎の代役として急遽主役級の役を任される。ここから二人の人生が大きく変わって行く。
この後も人生が二転三転する出来事があり二人は苦難に何度も襲われる。
果たして人間国宝まで上り詰めるのは誰か?一人か二人か両人とも無理か。
二人の友情はどこまで続くのか?どんな人生が待っているのか?
いやあ芸の道は厳しいし世襲もどうなのかとは思いますが、才能があれば出世する世界という訳でもなさそうなのがなんとも。
ただ最終的には家柄云々より芸に秀でていればいつかは認められるかも知れない…かな?そうあって欲しい。
歌舞伎の暗部?とも言える所に踏み込んでいるのは良かった。

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ひろちゃん千葉

3.5国宝って何?

2025年6月25日
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単純

誘われて鑑賞
誘われなかったら行かなかったと思う
鑑賞後の気持ちは🤔
確かにふたりの熱演は素晴らしい
魅せ方も目を見張る

だが、3時間もかければ流れはわかるが、、、
長ければ良いわけでもなく
原作を読んでいないのでスッキリしないのか?

日本の神社って神が宿る所
外国の方々が勘違いするとは思わないけど、
歌舞伎の世界ってこんな世界?

どこに重点を置くかだけど、女性の存在が薄いような

最後の女性カメラマンの言葉で許される?
国宝って何?

上手くまとまりませんね

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晴れ晴れ

4.5いや確かにアイドルムービーなのだが

2025年6月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

驚く

当たり前じゃないか、カブキモノはアイドルやろが、というわけで歌舞伎が見たくなりました。

あんなどうでもいいコンプラ違反で公開中止にならなくてよかったねとしか思えん。

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Ninetendo

3.5圧巻の内容、ただ長い

2025年6月23日
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暴力団と伝統芸能の世界ってやっぱり繋がりがあるのなぁと思ってしまった。とはいえ、女形の世界をリアルな良い悪い交えて描いた傑作。3時間と長く、ラストシーンでトイレに行きたくなってしまい、せっかくの吉沢君の演技が尿意と混在するという記憶になってしまった。見る前には水分を控えるか、我慢せずに途中でトイレに行ったほうがいいかと思いました。2時間でも良いような気はした。

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わたみん

4.0表現者の業を描いた傑作 若干の不満もあるが……

2025年6月22日
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原作小説は未履修

正に、「表現者の業」を描いた作品だったと思う。

やはり主演の二人、吉沢亮さんと横浜流星さんの演技、歌舞伎のシーンも含め素晴らしい。
もちろん、少年時代の黒川想矢さんや越山敬達さん、脇を固める渡辺謙さんや女優陣の演技派かつレベルの高い映像は、一人の青年の人生を美談に描いてしまった。
特に田中泯さんの所作は、気持ち悪いくらいの色気を感じる。

映像の作り方に特にこだわりを感じ、色やカットに対しての熱を随所に感じられた。

音楽も情欲を駆り立てるようにシーンを彩る。

なにより、光と散るもの(花や紙や雪など)の写し方が素晴らしかった。
これらの印象的なシーンのおかげて、作品の感情への訴え方が強く感じられた。

良い映画を見たと、しっかりと感じられる傑作だと思う。

基本的には絶賛なのだが、
ここからはネタバレにならない程度の不満を書きたいと思う。

個人的には、主人公の最後のシーンでは、もう少し地獄への道が示されるような展開を期待してしまった。
特に、自分の勝手で周囲の人間を何人も不幸にしておいて、少し赦しを得るようなラストの描き方は、少しバランスが悪いようにも感じる。……まぁ少年時代を考えると、トントンなのかも知れないが……。

あとは、音楽の入るシーン。
特に歌舞伎シーンからの劇伴奏が入るところ。歌舞伎の鳴物が流れる上を、BGMが重なっていくため、音楽的に気持ちが悪く、せっかくのシーンでトリップ出来なかった。もう少し鳴物側の音が早めに消えて欲しい……。

とまぁ、細かい不満はあるものの、
圧倒的な映像の豪華さと、濃密な半生の追体験のような映画だったので、
集中できる環境かつ、良い音響での視聴を強くお勧めしたい。

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kou-suke
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