国宝のレビュー・感想・評価
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大絶賛の本作。公開前からインスタの映画垢で仲良しのフォロワーさんた...
大絶賛の本作。公開前からインスタの映画垢で仲良しのフォロワーさんたちが気になってる作品と教えてくれて興味を持っていた作品。少し遅れながらも観に行ってきた。
いい時間帯で上映しているのが普通のしかなくてとりあえず普通のもので鑑賞した。
音響…素晴らしすぎない?というかこれIMAXでやってもいいんじゃない?って思うぐらい精密な音響に鳥肌が立った。
あとは美しくて儚い舞台がとても印象的だがこちらも高画質で観るのもアリなんじゃないかと思った。
雑なカットシーンが多々あったものの、カメラワークが心情を表しているかのようで私は好みだった。
歌舞伎を詳しく知らない私やその他の人にとって理解しやすいものではあった。
ストーリーはよくあるストーリーで先読めまくりではあったが、そこに私にとっての新ジャンルの歌舞伎を入れ込み、“芸”とは“役者”とは何かを問わされているかのような感覚だった。
パンフレットを買うまでも至らずだったので詳しいことは分からないが、Wikipediaで調べたところ役者たちは1年半かけて歌舞伎を学んだそう。
確かに普段演じるものとは全くの別ジャンルで歌、所作、表情、言葉遣いなど沢山努力されていたのだろうなと思った。
特に幼少期の喜久雄を演じた #黒川想矢 くんの演技は本当に美しくしなやかな女型を演じていて驚いたし、歌舞伎じゃない時の表情や声のトーンは心情を表しつつ、巷で見かける男子中学生そのもので、とても感情移入しやすかった。
W主演の吉沢亮と横浜流星も所作が本当に美しく歌舞伎を演じている時は圧巻だった。歌舞伎に対しての努力を感じたし、カメラもその所作をよく抜いていた。
白塗りになると分かりづらくはなるが、個人的に吉沢亮は目に目がいき綺麗な女型、横浜流星は口元に目が行き可愛い女型という印象を受けた。
ただ白塗りを降りてしまうとテレビで見たことある吉沢亮そのものすぎて家電紹介しそうだなって何度か思った。
私が好きだなと思ったのは万菊( #田中泯 )が演じた鷲娘という演技を見た時の彼らのセリフ。それがストーリーが進むにつれ、ずっとしがみついており、今回の真のテーマだったのでは思う。自分が見た物に対して感じた時の感情が自分に降りかかってくる時、それは夢ではなく実現したのではと私は思う。
伝統芸能には必ずしも家系、血筋が付いてくる。そんな中でのプレッシャーを抱えている人や、何かにしがみつかなきゃいけない人といる中で、名を持ち表に出られるのは限られた人だからこそ、厳しいけどこの日本の美しき伝統が続くのではと思った。
だからこそ伝統芸能を行う彼らにとってのプレッシャーと戦うシーンは涙が止まらなかった。
ライバルだけどスタートが違う彼らの歌舞伎に対しする歌舞伎に対する行動が徐々に変わっていくのも面白かった。
一部のキャラが最終的に美談に持っていかれたのが腑に落ちなさすぎたが、全体的に起承転結がしっかりしてて良かった。
2025年度暫定ベスト!
圧倒的なシネマティックな映像、カメラワーク、編集に引き込まれる。李監督の確かな演出力を感じられたのは「フラガール」以来か。
長い年月の物語にもかかわらず、中だるみも感じられない。歌舞伎の舞台が多いにもかかわらず、飽きることが全くない。これはきちんとキャラクターの心情を画面から伝えるという演出が効いているからだ。歌舞伎の演目の中でさえ、キャラクターのその場の心情を的確に伝えてくる。李監督ブラボー!
吉沢亮よかった!横浜流星よかった!田中泯さん素晴らしかった!(アカデミー賞助演男優賞確定!)音楽よかった!
大好きな作家吉田修一の原作作品の中でもダントツで1番。
今年後半にこの作品を超えられるものが出てくるか??
難しいけど感動
正直、歌舞伎に魅力を感じたこともなければ、芸術が美とも思ったことない人間だけど、吉沢亮さんの芝居がすごすぎるなと思った。
友情、恋愛を含む人間関係しかり、歌舞伎に対して愛を持って全キャスト・スタッフが取り組んでいたんだろうなと感じさせる作品だった。
血がほしいって思う喜久雄の気持ちもわかるし、才能がなく喜久雄の演技を見て逃げ出す俊介の気持ちもわかる。
お二方の幼少期を演じていた子役二人もアカデミー賞新人賞を取った方でさすがの芝居だった。特に喜久雄の幼少期の子、父が殺される瞬間を見たあの表情で悲しみがブワッときた。
圧倒的な芝居をお持ちのえげつないキャスト方がこの作品に携わって、厳しいで有名な李監督がメガホンを取ったからこそ、この作品が出来上がったんだろうなと感じた。
隅から隅まで見応えあり!
ついに観てきた!
あえて白紙の状態で
余韻が凄くて眠れない。
監督:李相日氏が吉田修一氏の小説を映画化
🎬『悪人』🎬『怒り』
2人が組む作品は強烈なインパクトを残す。
吉田修一氏は長崎市出身で同世代
序盤のシーンは丸山の料亭《花月》
長崎弁も嬉しい
吉沢亮さんありきの映画だったそうだけど、私的には寺島しのぶさんもありきだったと思う。
少年時代を演じた黒川想矢くんは🎬『怪物』の子。
この子は🎬『誰も知らない』の柳楽 優弥を彷彿させた。この先の活躍が楽しみね。
《国宝》
「血か、才能か──」
「本物を目指す」という生き方は2025年きっといろんな賞🏆総なめにするだろうなぁ。
衣装もね
豪華絢爛なピカピカの和服と萎びた和服…。
隅から隅まで見応えがあった。
素晴らしい映画でした!ストーリーも映像も俳優陣も圧巻!!
映画館で見るべき映画
できれば週末に😅
いい加減寝なきゃ💦
圧巻
ずっとハラハラした
役者さんがそろい踏み
田中泯さんステキですな~。
また二人の女方のぶつかり合いも気迫があって
すごかった。
厳しい稽古の様 歌舞伎役者としての成長
それぞれが抱えているもの 秘めている気持ち 背負っている生い立ち
全てが
プラスに作用していたような・・。
何と言っても
歌舞伎界の裏側を垣間見れたこと
歌舞伎をお客様として見ているような感動も味わえて
とても面白かった。
また 国宝 とは・・・も考えさせられた。
坂東玉三郎さんを勝手にイメージしてしまったが
どうなのでしょう?!
もう1つ書き加えておきたかったのは、彼の 例のやらかしがあって
本人の頑張りは そのイメージ払拭の思いもあったのかな?とも思ったり・・・。素晴らしい作品と出会えて良かったですね。
見応えはあった。 そらそやろと言われたらそれまでだが何か予定調和感...
こんな生き方はできない。それで良いわ!!
演技力、映像、本当に素敵でした。
彼らの演じる歌舞伎を、この作品の知識をゼロにして観に行きたい。
以下は誠に勝手な感想です。
伝統芸能と人生と人間関係の絡みは、観ている側の精神力も削いでいきますね。関係ないですが、『昭和元禄落語心中』を一気見した感じの疲労感です。人生にフォーカスするから男女のあれそれが差し込まれるのでしょうが、もうちょい省いて欲しい。映画を見慣れてると良いけど、「ヒットしてるから観に行こうかな〜」のライト層はちょっと引きそう。ノリで観に行くと気まずくなりそう。
女たちは強かだ〜。売れそうな方の妻になれば安泰だけれど、没落したら人生無駄にする。生存戦略だアレは。
まあ置いといて。
演目の表示と、役者の演技がとても良いので見入ります!歌舞伎に興味があって、三時間位を集中して観れるなら大丈夫だと思いますが…。
女形をやっていると、あれは吉沢亮・横浜流星なの??と分からなくなるほど上手い。序盤の若手くんたちも凄く上手。どれくらい稽古したのか。それを考えると更に観ていて体力が削れる思いです!
無骨ワイルドな横浜流星と、面白兄さん(最近特に)の吉沢亮はどこかに消えてる。(演出なのは承知の上ですが音楽がちょっと要らないかも。囃子が聞こえん…。)亮、流星がそれぞれ同じ演目をやっても、時代とか年齢とか、色んな背景を重ねた上で演じるので、意味合いが大きく変わるんですね。作中で「兄弟/コンビ」、現実では同じイニシャルなのはキャスティングが憎い!
歳をとっていく二人を早回しで観て、芸の道で生きるって大変だなと、平凡が何よりだと思います。
元々の演技力も必須だけれど、色んなものを利用して犠牲にした上で地位を手に入れ、とんでもないプレッシャーを何十年も耐えて、引退してからは超簡素な(粗末とも言える)所で安らかに過ごす。「人間国宝」との対面シーンは私には激重でした。芸しかないから普通の生き方が出来ない…生き方はそれしかない、みたいな。令和キッズならきっと地方巡業からの屋上で舞うシーンの後でこの世を去ってる…。某ピエロに見えた…泣
鑑賞後の気持ちは、ヤク中の出てこない「ベターマン」みたいな感じ。
あとは、普段無い画角で女形を撮りたかったんだな?と解釈してます。女性が演じていようと、男性が女形で演じていようと、あれだけ色気があれば風紀が乱れる(と当時国のトップが思う)はず。本当に綺麗。
ただ、綺麗の裏のドロドロがね…。
以下は更にどうでもいい感想
バンパイアの方の番宣見てから今作を見ると動揺します笑吉沢亮は、良い意味で場を乱す人だなぁ。酒の件は、なんとなく心情を察してしまう。プレッシャー半端ないだろうな、と。頑張って…。
平日の一発目で観ましたが、割と人が入っていて、年齢層高め。どうしてわざわざ人が座っている側から座席を目指すのか(エンドロール中もなぜそちら側から出ていく)?井口歌唱が印象に残らない!主演目当てのようなタイプは少なく感じました。歌舞伎が題材だからでしょうか。週末は多いのかも?
本物の歌舞伎俳優たちが絶賛してるのは、特にどの点なんだろう。
魂の演技
演技の素晴らしさに感動する
異世界で狂気に憑りつかれた男
期待を超える大傑作。心が震えた。
立川シネマシティにて封切日に鑑賞。
吉田修一ファンかつ李監督の骨太作品好きとしては大期待でしたが、その期待すら遥かに超えてきた。
終始緊迫感に満ち満ちて、張りつめた空気。
心がヒリヒリして震えっぱなしでした。
体感的には、演技や場面に呑まれて、のめり込んで観てたらあっという間に終わっちゃったんやけど、、約3時間もあったのか!
日本映画にしか表現しえない表現、感情、世界観。そのどれもが高次元であり、かつ上品なバランスで成り立っている、唯一無二の作品であった。
舞台芸術らしいエモいシーンも満載で、この作品を彩っていた。
ともすると過剰だったりチープになりがち(海外意識)な日本的な要素も盛り盛りだったのだが、舞台が舞台なだけに、ごくごく自然。
そして何よりも役者陣の演技力よ。
そもそもが映画の中で舞台役者を演じるっていう二重以上の構造になってるわ、しかも歌舞伎の世界だわで設定自体がウルトラハードモード。
吉沢亮の演技にぞっとしたかと思えば
後半から横浜流星の演技にも心を持っていかれて。人間模様にも芝居の舞台にもグイグイ惹き込まれてゆく。
2人ともとんでもない俳優だな。
怖いくらいの凄みを感じた。
そして彼らを遥かに上回る妖怪は、田中泯演じる万菊翁。その凄みったらなかった、、
国宝という頂の圧倒的な存在感!
役者の演技力と脚本編集のバランスも秀逸。
語り過ぎない、説明しすぎない、ちょうどいい余白がある。
もっと人間ドラマを掘り下げて、という向きもあるようだが個人的には映画としてベストバランスに感じた。
台詞の少なさを補って余りある、歌舞伎の華やかさが作品を彩る。鮮やかな衣装、舞台装置と仕掛け、そして演者の芝居と踊り。一挙手一投足から目が離せない。李監督のカメラを通して表現される歌舞伎の場は、なんて饒舌なんだろう。
誰しもが経験する人生の浮き沈み、光と影、それからは逃れられない。その波に翻弄されながら必死にもがくしかないんだ。本作では光のただ中にいてもすぐそこにある濃い影の存在感、が感じられて、あぁ人生とはかくあるものだなぁと納得したりやるせなかったり恐ろしかったり。吉田修一の描く淡々とみえつつも熱情に溢れる人間ドラマが十二分に表現されていると感じた。
シネマ歌舞伎ともまた別物。歌舞伎が作られる場面そのものを、息づかいを感じられるほどの近さと丁寧さで、高次元で伝えてもらったことにも大感謝。
名作の名場面てんこ盛りで、歌舞伎のプロモーション映画としても素晴らしい出来。
改めて思い出すと、てんこ盛りすぎて驚く。なんて豪華な作品なんだ。
まだ心が持っていかれてぽうっとしている。
映像美5 思考美1で星三つ
血統は天の配分。
天皇は涙も見せられない。
技巧はその個人だけへの才能と本人の努力。
血の神格の下にあらゆる文化や技がある。
国、家は存続、相続がすべて。
血統は何代アホが続いても必ず立て直す突然変異が発生する。
映画では渡辺が血統を曲げたがそんな事例があるのだろうか?
私は天皇に技巧を期待したことはないし、陛下の元に産まれたことに無条件で心から感謝しています。
日本人に血統を問うことは無意味。
この映画黒澤明が監督ならどんな映画なんだろう。
是非みて見たい。
追記、歌舞伎の技は骨の形に憶えさせるのくだりはなるほどと思わせてくれたのは田中さん。
国宝は血統だけが与える資格を有する。
相撲も歌舞伎も漆も芸術や技巧における素晴らしい力と美の功績、そして人間国宝制度は天皇血統の権威づけの生贄として存在する。
日本はまだまだ神話の途中、世界で唯一無二の神の国、上質なアニメの最高峰。
上り詰めた先に、彼は何を見たのか
とにかく、美しかった。
吉沢さんは大河ドラマ終了後に、横浜さんはこれから大河ドラマを控える中で、1年半にも及ぶ稽古を積み重ね、この作品を作り上げたことを思うと、心から尊敬の念を抱かずにはいられません。
実際の歌舞伎の舞台は、これまで数えるほどしか見たことがありませんが、本物以上に鬼気迫る熱演に完全に引き込まれてしまいました。特にお二人による「曽根崎心中」、そして吉沢さんの「鷺娘」は本当に見事でした。
中でも、渡辺謙さん演じる半次郎の病室で稽古するシーン。あの憂いを帯びた喜久雄の表情が何とも言えず、その後に続く「曽根崎心中」の世界へと、自然と引きずり込まれていきました。
喜久雄が目指した歌舞伎の頂点。芸を極めるために、全てを犠牲にしてでもみたかった景色。私には、彼が見上げたその先に、雪が舞い散る映像が重なって見えました。あれは、父親が殺された雪の日から始まった彼の運命と、どこかでつながっているいるのではないかと想像しています。
そして、数分の出演ながら強烈な印象を残した瀧内久美さん。お見事でした。
田中泯さんに至っては、もはや別格です。手の動き、話し方、座っている姿さえも存在感に満ちており、異次元の世界観を体現していました。
歌舞伎の演技は良いが、どれだけ年を取っても大学生臭
年老いた母がどうしても見たいというので、一緒に連れて行った。親孝行になったなと思いながら。
皆さんがおっしゃってるように、いち役者がここまで歌舞伎の演技に情熱を持って取り組んでいる、この演技は圧巻だった。
ただ、それ以外の通常のシーンで、どれだけ年を取っても若すぎて、リアリティがなくなる。特に主人公のライバルが、チャラチャラした大学生みたいな雰囲気をずっと引きずっていて、歌舞伎以外のシーンで冷める。そういうキャラクターだから、と言えなくもないが、どれだけ軽めの性格でも、さすがに年齢を重ねて、あの年代まで行けば、それなりの重厚感が出てくるはず。そこまでを求めるのは酷なんだろうか。邦画によくあることだと思うが。
年齢を重ねた人たちの演技をよりリアリティを持って演じれるようになれば、最高点にまで行くのかなと思った。
まあ、でもこれだけの人たちを映画館に連れてきて、映画文化がすごく栄えている邦画として、とても魅力的だとは思います。
二人の若者の紆余曲折
全1619件中、1121~1140件目を表示
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