劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1501件中、981~1000件目を表示

5.0凄すぎる映画。

2025年6月18日
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興奮

難しい

驚く

3時間という長さ。覚悟して行ったけれど誰もが息を呑んでスクリーンを見続けていました。劇場は物音ひとつしない静寂でした。

屋上で踊る喜久雄を見てどんな状況になっても芸を捨てることのできない喜久雄の凄まじい才能を感じました。

少年時代から人間国宝になるまでの長い長い物語。娘にかけられた言葉、最後に喜久雄が舞台で見た景色、喜久雄は報われたのでしょうか。

演者の皆様がとても素晴らしかったです。言葉にならないくらい感動的な映画でした。

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きさ

5.0素晴らしい!

2025年6月17日
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原作がいい感じに補ってくれたので、読んでおいて良かった。
原作通りではないけど、そこまで違和感のない展開。

原作のエピソードがいろいろなところで繋がっているので、全部を盛り込んだら3時間では足りない。うまく繋げたと思う。そして、商業的な都合もあるので、エグい部分や暴力的なエピソードから削られたんだろうな。

本来の荒々しい展開は、マイルドになっていたけど、これはこれで良い。

そして、作品そのものはもう圧巻。特に歌舞伎のシーンね。どのシーンも泣ける。これは、本当に素晴らしい完成度だった。

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そうたん

3.5よくわかんないけどなんかわかった!

2025年6月17日
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鑑賞方法:映画館

特に前半美しすぎる尊い絵が続きます。
でもまあ上映時間3時間は長すぎるわ。
それでも話しは光の速さで進むから、原作読んだり歌舞伎の有名作は見とけって話かも。でも途中寝なかったから良いのかもだ。…とは言え特殊メイクor CGI(特に顔が老けるほう)は、もっと頑張れたのでは?渡辺謙であそこまで行けるわけだし。

存在感抜群の子役の二人は主人公が「怪物」の大きいほうの子で、御曹司はスタダのアイドル予備軍だって。これはもう特撮の主役張ってもらって次の伸び代ぐんと伸ばして欲しいですね。さらに春江の少女時代役の子は根本真陽(16)。ここにも注目していきたいです。

特撮オタクとしては、吉沢亮が演じていた仮面ライダーメテオの変身前の名前が朔田流星でトッキュウ4号ヒカリを演じてたのが横浜流星なのよね。むずかしい…。

さらに難しいのは製作が東宝がメインなのに歌舞伎は松竹ってこと。だからあまり現役の梨園の方々の協力が得られなかったってことかもしれない(関係ないかもしれない)。シン・ゴジラみたいに配給で組んだら何か違ったのかしら?でも全面協力だと田中泯演じる小山田万菊の圧倒の演技が見れなかったかもだからむしろ良しとするか。あと東宝はゴールデンコンビへの恩を代を継いで三浦貴大に返していて「ここでも結局血ぃやんか!」となりましたとさ。なお今回のレビューはスターは呼び捨てと誰かが言ってたから敬称略でお送りしています。

最後に例のあれ、オールドタイプは認識できないらしいよ。

それではハバナイスムービー!

p.s.アウトビアンキA112アバルト選ぶとはセンス良過ぎ

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きーろ

4.0見応えがある

2025年6月17日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

前評判通り、吉沢さんの演技は極まっていて、美しさだけでなく内情の細やかな表現と歌舞伎への情熱が見て取れる。3時間があっという間に感じるほど月日を一緒に重ねている感覚があった。もう少し横浜流星さんのターンに深掘りが欲しいところではあったが、脇を固める役者も素晴らしく、いまこの映画を撮るならこの方達という印象を受けた。

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とり

5.0圧巻!

2025年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

斬新

全ての演者が凄かった!

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でぶりん

4.5二人の美しさに息を呑む

2025年6月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

癒される

歌舞伎に興味を持った。流星さんと吉沢さん
二人が美しく、わけもなく涙が出ます
映像、俳優陣、ロケなど丁寧に作り込まれ
上半期ベスト1。横浜流星さんのファンだから
見てみようと軽い気持ちであったが
美しいものを見て癒され
いい時間を過ごさせてもらった。
ぜひ多くの方々に見てもらいたい!

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ミカン

5.0演目「曽根崎心中」は知ってた方が楽しめる

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

いくつも演目のシーンがあるが「曽根崎心中」のあらすじを知っているのといないのでは
全然理解度がかわると思います。
公式サイトに短くまとめられているので読だ方がよい。

「ほんまもんの芸」を磨き人生を切り開いていく主人公の決して潔白ではない道のり。
役者の演技に震える場面が何度もあった。
後半の「感謝」という言葉にいろんな想いがのっていて胸にきました。
喜久雄の少年時代の登場シーンも魅力的で説得力があったし、
芸に人生を懸けた役者たちの生き様が美しかった。

あと、直前に吉沢亮主演のラブコメディ「ババンババンバンバンパイア」の予告が流れて
今回とのあまりのギャップにびっくり(笑)
ある意味いいスパイスになりました。。

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miromio

5.0最高。この一言に尽きる

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

終始引き込まれる演技、演出の数々。
綺麗な中に人間の泥臭い心情が交互に描かれて目が離せなかった。
3時間の上映時間を感じさせないテンポで、終わったあと幸せのため息がでた。
未来の自分がこの映画を映画館で見れなかった事を後悔しないでよかった。

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yuina

4.0行間を読む必要あり

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

上映時間が長い割に、あまり説明がなく展開が次々に変わる印象だった。
駆け足のように月日が流れ、観る側の感受性が問われる内容だった。
トイレは上映前に必ず行ってください(笑)

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ニャン

4.5奥寺脚本の切れ味はないが力作。今年度の代表作だろう。

2025年6月14日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

 初日に見ていたがあまりのスケールの大きさにレビューが滞った。ご容赦を。

 歌舞伎をテーマとした映画としては原田芳雄さんの遺作となった地域歌舞伎の「大鹿村騒動記」(2011年)が記憶にあるくらいで、本格の題材は大変に珍しいと思う。ドキュメンタリーと異なりエンターテイメント性を持たせた商業映画には難易度が高い分野だと思われる。
 監督は李相日。「フラガール」(2006年)以来、興行的な成功と作家性を両立させられるわが国でも数えるほどしかいない俊英。本作は実写邦画では珍しく相当なカネをかけた作品であり、リクープにはおおよそ30億円の興行収入が必要と言われている。この数字はたいへんに厳しいだろう。もっとも、製作はアニメで大儲けをしているアニプレックスとその関連会社ゆえ、少々の赤字となってもどうということはないだろうが。
 小生の期待値がMAXだった要素としては、メガホンを李相日が取ったこと以上に、脚本を奥寺佐渡子さんが手がけたことが大きい。一方で吉田修一による原作小説は読んではいない。「悪人」(2010年)「怒り」(2016年)で少々懲りている(苦笑)。いや前2作が悪かったわけでは断じてなく、手加減を知らぬほど生々しく書かれていたからゆえ。

 その奥寺さんのホンにいささか疑問が残った。全体で175分という長尺。その長さは一切感じなかったが、可能ならばここは削った方が良かったのではないかと感じる箇所もあった。ひとつの例がアヴァンタイトル。即ち出入りのシーンは全面カットしておいて、途中で回想インサートさせた方がより印象が濃くなったのではないかなと思う。約3時間だから時間経過とともに冒頭の印象が薄くなると思うし、カットしたシーンも重要なファクターだし。
 次に最後の最後。この長尺の〆かたにも疑問がある。これは相当な難問と思われるが、「あの女優」をああいう使い方で出すのならば、いっそ彼女でラストという手もあったように思う。あの〆では主人公の人生を全肯定してしまうような危うさがあるし、映画として作るのならば「それで本当に良かったのか?」というような疑問を投げるようなやり方もあったのではないかと思っている。「八日目の蝉」(2011年)で原作・角田光代が描かなかった見事過ぎるオチを奥寺さんが創作した過去があるので、こちらは大いに期待をしたのだが、エンディングだけを見れば幻滅もいいところだった。
 あとは主人公=喜久雄が立ち直るきっかけとして万菊を使うのはいい。あそこは予想のど真ん中だったゆえ訴求力が弱い。本作を通じて唯一足りなかったのは現代の歌舞伎を贔屓にする旦那衆の姿だ。それを効果的に起用するならあそこしかなかったように思うがいかがだろうか。

 に、しても力作には違いない。歌舞伎なんて普段は見ていない、特段興味もない層にも響く作品だ。真の歌舞伎通と言われる人は一定数存在する。その向きには主演の吉沢亮を始めとしたキャスト陣の舞台は殊更にしんどく感じられただろう。それは理解できる。しかしこれはあくまで「映画」なのだ。モノホンじゃない。洋画でもナタリー・ポートマンが「ブラック・スワン」(2011年)で演じた見事なバレエを「ヘタクソ」と詰った向きがあったが、要は「歌舞伎に見える」でおけーではないか。それでも中村鴈治郎さん(歌舞伎指導も行っている)と、寺島しのぶが出演している。全面的にウソを描いては失礼とばかりに、歌舞伎を知らない製作陣が本物の梨園を知る2人によりそった。それでいいと思う。繰り返すがこれは「映画」なのだから。
 その他、物語全体としては人間国宝・小野川万菊を演じた品川泯が花丸モノだった。そもそもが舞踊家であるゆえ歌舞伎の舞台でも説得力はあったが、やはり女形の舞とは違うのだろう。違和感は憶えたし、それ以上に渡辺謙サンの踊りもいまひとつ座りが悪かったように感じた。

 吉沢亮と横浜流星はよくやったと思う。昨年も「ぼくが生きてる、ふたつの世界」と「正体」で、それぞれ日本映画界のトップランナーに立ったと思われた2人の競演。これもまた見る価値のある要素であり、目くるめくような映像美を「アデル、ブルーは熱い色」(2014年)でパルム・ドールを手にしたソフィアン・エル・ファニがカメラに収めた。ガイジンさんが日本映画でキャメラをやるとは珍しい。
 客層は中高年が多い。そんな映画は最近では興行的には苦戦している。この映画で歌舞伎に興味を持つ若い層が増えればいいと思う。原作者の「100年に一本」なんて言葉はどうかと思うが、少なくとも2025年の年度代表作はほぼ決まったと言っていい。見ようか否かを迷っている人には「是非!」と言っておきたい。

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ひぐまさん

5.0国宝

2025年6月13日
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鑑賞方法:映画館

3時間の作品でしたが、時間を忘れる程の作品でした
歌舞伎は興味も無く、観たいと思っていませんでしたが、作品の趣旨が情念的な事と、主演男優の努力、演技の素晴らしさに圧巻の作品でした
予告の良い作品は、観て残念な作品も多い中、この作品は最高でした❣️

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ゆみ

4.0THE 日本映画

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

単純

邦画は年に数本しか観ないの。
とーっても日本映画でしたねえ。
海外でウケたら嬉しいね。二人の区別が難しそう。あたいも戸惑ったし。
引き込まれた時間を過ごしました。

一般人はもんもんダメよ。日本人は入れちゃダメ。絶対後悔するから。

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色即是空

4.5壮大な物語ですね

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

2人!いいですねぇ
さすがです

3時間では、語りきれない物語
あっという間の、3時間でした

最後まで孤独な喜久雄と
歌舞伎の家に生まれた俊介の友情には
なんとも言えない気持ちにさせられました

わかっているから、言いたい、言えない

娘さんの言葉、胸にささりました😭

私としては、もう少し進みをゆっくりして、
春江と俊介の時間や、喜久雄と彰子の時間
はどうだったのか?

そんな目線でも、見てみたい気がしています

とにかく、おふたりとも綺麗でしたし、努力を感じました

本当の歌舞伎見て見たいなぁ…と感じる作品でした

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かえるパン

3.5評価が高く、李相日監督ということで足を運びました。 まず、なんの前...

2025年6月11日
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鑑賞方法:映画館

興奮

カワイイ

評価が高く、李相日監督ということで足を運びました。
まず、なんの前知識もなく、歌舞伎を一度もみたことがなかった私ですが、今作を通じて歌舞伎の面白さを感じることができました。
俳優陣は素晴らしく、歌舞伎や演技の練習もかなり積んだのだろうと思われます。
特に田中泯さんはハマり役で本物なのかと思いました。最後の登場シーンは少し力が入り過ぎ感もありましたが・・・。
主演の二人も若いながら、頑張っていたように思います。ただ若いからこそなのか、重厚なセリフのシーンでは少し物足りなさも感じてしまいました。
作品に関しては話が飛ぶシーンが何回かあるので、やや話に入り込みづらい印象がありました。そして最後の方のシーンなど、やや説明しすぎなセリフがあったり、顔のドアップだったり、カットを切りすぎな感じがしたりと、個人的には気持ちが乗りませんでした。鷺のところはもう少し俳優の演技を信じて長回しできなかったものでしょうか。手を加えるならオーバーラップなり、スローなりにしてなんとかもっと効果的にはできなかったかと少し残念です。丁寧に撮っているのだろうと思うので余計に。あと正面で撮らずとも、後ろ姿で十分と言うこともあります。景色というのもいまいちピンと来ず・・・。
とはいえ、歌舞伎という伝統的な題材に立ち向かい、丁寧なつくりは李相日さんらしいという気がしました。改めて久しぶりに本物の日本映画みたなーという気持ちになりました。
ありがとうございました。

※歌舞伎と能を間違えていたので修正しました。すみません

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aooni

4.5圧巻

2025年6月9日
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吉沢亮と横浜流星、どっちも好きな俳優なのでめっちゃ期待。映画だと色々端折られそうでちょっと着いていけなくなりそうだなあと思い、原作を読んで鑑賞したが正解。
端折ってる部分が中々多く驚いたが、補完できたから無理なくついていけた。

あのキャラが全然出てこないことで、コメディテイストが減ってしまったがその分、歌舞伎の美しさを見れたし、喜久雄が血筋に苦しめられ、それでも歌舞伎に取り組んでいくメインストーリーに集中できた。
が、映画ゆえサクサク進む分、俊介が途中出てくるシーンは本ほど驚きはなかった。

ラストは高みに達したことの表現的に映画の方が好き。

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いたかわ

3.5誰も、勤まりゃしない

2025年6月9日
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 天上天下唯我独尊と云う言葉があります。直訳すると、世界で私が、いちばん尊い、と、なります。我を崇めよ的な意味で、使われますが、あのお釈迦様が、そんなこと言いますかね?。

 「サブスタンス」もそうですが、美を追求するヒトの思いは、狂気と紙一重なのか、と。

 …本物より綺麗に描こうとするなんて、あんた、まともじゃない。

 かわぐちかいじの「心」のセリフです。「ヴィーナスの誕生」で有名なボッティチェッリが、酒場の女主人に言われています。

 そう、まともではない。でも、綺麗なものを求めてしまう私がいます。綺麗と引き換えに、何かを売り渡してしまうヒトも、います。
 季節に合わせ、花は咲きます。綺麗なものです。でもその綺麗を造花にすると、埃だらけの花となります。ヒトの追い求める綺麗とは、造花に積もった埃程度のものなのかも。それでも私は、美を否定しません。世界は移ろいゆくもの、私の思い通りにならない。空虚なものです。ただその刹那に、美を求めるヒトの思いを否定する程、私は達観する気はありません。

 美は醜悪であり、醜悪もまた、美なり。

 …どんなに世界が広くとも、あなたは、世界で唯一無二。他に代わりはいない。それは、素敵なことだと、思いませんか?。

 先ほどの、天上天下唯我独尊を、こう訳した方がいます。私は、喜久さんにも、俊さんにもなれません。そんな存在に、憧れるけど、国宝級の生き方はしてません。先日、数年前の母の日に、私が贈った紫陽花に、小さな花が咲きました。母が地味に管理していたようです。母に感謝ですね。綺麗ですよ。地味だけど。そう思える今の私に、国宝級の賛辞を捧げたくなります。
 私が喜久さんや、俊さんになれないように、喜久さんも、俊さんも、私にならない。私の代わりなんぞ、誰も勤まりゃしない。そう、私達、ひとりひとりが、唯我独尊なのだから…。

 国宝とは、何のことだと思います?。

「さらば、わが愛」
 変わらない京劇の舞台から、変わりゆく中国を描いた、稀に見る傑作。「国宝」に、通ずる何かがあります。併せご覧下さい。

「ビューティー」
 小さな村の、小さな奉納歌舞伎が舞台です。どんなに格好悪くても、どんなに笑われても、舞台を降りない。その思いに、共感できたら、ラストは号泣一直線です。独立系の映画なので、視聴困難やも知れませんが、オススメします。

追記)
  皆様のレビュー、大いに参考になりました。役者が役者の役をする覚悟について、コメントされた方がおられました。そこで…。

 100点満点じゃ 食っていけねぇぞ
 最低でも101点採ってこい
 食っていくって
 きっと そういうことだと思うぜ
   竹原ピストル 「どーんとやってこいダイスケ」

 歌舞伎、落語、クラシック…、繰り返し上演された演目は、演者の技量が試されます。筋金入りの御見物は、先代との差を見抜きにかかります。先代を完全コピーしても評価されません。代が代わる程、ハードルは上がり続けます。かつて、家元クラスのビックネームは、血筋より、優れた技量の一門衆が、養子縁組で踏襲したそうですが、何時の間にか梨園と血縁は不可分となり、血の宿命から、誰も逃れられないようです。そんな役者の苦悩を描いた原作を、役者さんが演じるわけです。

 御見物の皆様も、お覚悟を…。

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機動戦士・チャングム

3.5タイトルが重いがゆえ

2025年6月8日
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良い評価せざるおえない?色気のない女形 ムリもないけれど🤪
感動する台詞は多々あるが 女形を演じるにはもう一つかな?
渡辺謙が1番下手だったかな?
やたらと顔のアップで誤魔化してるのは違う気がした!

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シゲゾ〜

3.5さらば我が愛

2025年6月7日
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師匠に暴力まがいの指導を受けて国宝にまでなったことは否定するべきだったと思うし、ちゃんと描くべきだったと思う。

あと、俊坊の足が壊死した状態のままの芸で観客に感動を与えるシーンはどうかと思った。24時間テレビですか?
俊介自体も、ちゃんと自分の芸で認められたかったのではないかと思う

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JYARI

4.5臨場感と艶やかさに引き込まれる

2025年6月6日
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緊張感と没入感。
吉沢亮、横浜流星、2人の女形姿の艶やかなこと。
彼らの生きざまに引き込まれました。

実際の歌舞伎と比べた良し悪しは分からないが、おそらくインタビュー記事で読んだ中村鴈治郎氏の指導もあり、素人目にはすごいとしか思わず。

音も大変丁寧に作られていて、衣擦れ、摺り足、床を踏む音……
音響が生み出す最高の臨場感。
(できるだけ音のいい劇場環境で観たほうがいいと思いました)

さらに、普段絶対に見られない幕を閉じた裏側、早替わりの黒子の手技、大道具を操作する裏方の動きなどが見られたのは、映画本編と同じくらい興奮しました。

また、この作品が歌舞伎の実際の公演・運営を手掛ける松竹で作られていないことによって、「血筋」に拘り、身内の醜聞に甘く外様に厳しく、外から見る梨園の醜悪さが描けていること。
戦後すぐの芸能界は、興行の面で暴力団とも縁が深かったという事実も逃げずに触れていたこと。
制作・配給の主体が、アニメーション作品を推し進める「アニプレックス」「東宝」ユニットによる実写映画であることの意義へも思いを馳せると、邦画の今後の広がりに期待も持てました。

ちなみに私の場合、原作は未読、漫画版は雑誌でつまみ食い的に目を通している程度でした。
おそらく、原作小説の厚さ(文庫2冊約730ページ超)を考えればダイジェストなのであろうとも追われます。
漫画にあった、半次郎の妻・幸子が、続く不幸に新興宗教にのめり込むエピソードもなかったけれども。
それでも、映画として成り立つ重要な部分を選び、その様々な感情の行方を「歌舞伎の舞台」で表現する"映画としての完成度の高さ"に、比較は無意味だと思えましたし、鑑賞後に猛烈に原作小説が読みたくもなりました。
小説の実写化としては理想の形にも思えました。

演目に関し、書籍や映画で多少の知識はあるが、さほど歌舞伎座などに足を運んだこともない私にはわからない部分も多く、もっと深い理解があればより楽しめたはずと、やや悔しさも覚えました。

また上方歌舞伎界の事情なども知りませんし、ここ80年くらいの(おそらくモデルにしたであろう)実在の歌舞伎役者に関して、得意演目や優れた点、スキャンダルなどにも疎く。
下世話ですが、それらを知っていたら、さらに楽しめたはずです。
己の知の薄さに地団駄を踏みました。

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コージィ日本犬

3.0もう一度観たいかと言われたら

2025年9月14日
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鑑賞方法:映画館

誘われても、見に行かないです。
オンデマンドでも見ません。

役者さんの演技はとても素晴らしいし
映像もとても美しかったです。
歌舞伎に対しての興味も湧きました。

でも「映画」というパッケージで
歌舞伎の世界観と、人間国宝の半生を
描き切るのは無理があるような。

あの尺があるならば、映像美よりも
もっと描いて欲しいことが沢山あります。

撮り直しができる「歌舞伎映像」に
力が入り過ぎてると感じました。

歌舞伎の素晴らしさは
歌舞伎で観たらいいと思いました。

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まさタップ
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