劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全1376件中、61~80件目を表示

4.5圧巻な

2025年6月8日
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泣ける

知的

幸せ

歌舞伎が綺麗に描かれてあった。解りやすく伝わりやすい血筋と芸の高さの競いになっているが、役者魂の舞台で光を浴びてなんぼも良くも悪くも表現されていて潔く、ある意味その亡霊に追い回される様でもあった。俊介が逃げるんじゃない役者として上手くなりたいも泣けたしその後の半世も泣ける。喜久雄が身を削り表情が固くなる一方で俊介の表情が豊かなのが印象的。国宝と言われるまでになったとてなにを得たのだろう考えさせられもする。圧巻だ。

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いち

3.5坂東玉三郎がモデルといえばモデルらしいですね。

2025年6月7日
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鑑賞方法:映画館

少し全体的に生臭さが足りないですね、割とサラッとフェイドアウトしたり復活したり、なんかこう人間の持つ業みたいなものが映画の中に足りない気がします。
歌舞伎の出来不出来については、私は素人なのでわかりません。

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ちゆう

4.0吉沢亮 横浜流星の友情故のぶつかり合い

2025年6月6日
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怒涛の前半なかだるみの中盤そして後半へ。
長い時間をひとつの作品の中で描く訳で一気飛びはやむを得ないんだけどね…

高校生の2人が厳しい稽古の中で友情を紡ぎ合い成長していくシーンから青年期へ。
黒川くんはさすがだね。
吉沢亮への見事な繋ぎだと思った。
越山くんも成長したら流星になるよなと(笑)
奇しくも2人とも東映ヒーロー育ち。
2人の変身姿も見られるかも?

中盤はもう少し切れたよね?
歌舞伎界からやむを得なく去るにしても。
原作的に切れなかったのか?
森七菜のからみとか無くてもよかった。
新鮮ではあったけどさ。(ちょっと嬉しかった)

前半後半の舞台での歌舞伎シーンは圧巻としか言いようがない。
魅せるために特化した撮影だとは思うけど吉沢亮と横浜流星がどれほど稽古に励んだのかと…
2人の歌舞伎シーンを観るだけでも作品の価値が有る。

『藤娘』見て『野球狂の詩』思い出しちゃった人はナカーマ

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REGZA521

4.0渡辺謙さん…違う

2025年7月4日
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鑑賞方法:映画館

観てから半月経ち、ようやく消化出来てきたような気がする。それほどインパクトのすごい映画だった。感想を言語化するのに半月かかってしまった。
観た直後から、いろんな人のレビューをずっと見続けて、自分の頭を整理してきた。

ホントに素晴らしい映画だったと思う。

田中泯さんは、生前の歌右衛門さんにお会いになったことがある?と思うほど、本当の女方さんだった。

吉沢亮さんも横浜流星さんも踊りのお稽古、歌舞伎のお稽古よく頑張られたと思う。
ここまで頑張れる役者さんはそうそういないんじゃないかな。
欲を言えば、舞台から降りた日常が女方さんになりきれてなかったのがちょっと残念。

で、渡辺謙さん、絶賛する方がほとんどですが、俳優としては素晴らしい方だと思うし、この度も素晴らしい演技でしたが…
だからこそもったいなかった。
どう考えても女方さんには見えなかった。
渡辺謙さんのお初?まるで今は亡き左團次さんがお初を演るかのような…いやいや無いでしょ!となってしまった。

渡辺謙さん

え?お初?
半次郎って女方さんだったの???

ただただもったいなかった。

じゃあ誰に出来る?あの役。
年の頃も同じ。凄味もたおやかさも出せる俳優は?
篠井 英介さん。どうでしょうか。
海外向けには渡辺謙さんを使いたかったんだろうなというところにおとしどころを見つけた。

国立劇場の楽屋口、小劇場の楽屋や廊下、最盛期の舞台裏の様子が見事に描かれていた。知る人ぞ知る場面は、見る人が見たら懐かしさでいっぱいになったと思う。

なんだかんだ言っても、よくぞこの映画を作ってくれた!大感謝!という気持ちでいっぱいである。

若い俳優さん、これからは、日本舞踊のお稽古をしておくといいかもですね。

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むぅ

3.0一見さんお断りの映画なのか....?

2025年6月23日
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鑑賞方法:映画館

評判がいいと聞いたので見に行きました。
見終わった後の率直な感想書き連ねます。
・なんかすごいのはわかるけどなんだったんだ?
・なにを見るのが目的であり、ゴールなのか???みたいな類のモヤつきが付きまとう(邦画特有の苦手意識かも?)
・小説あったのを映画のクレジットで知って、小説読んでから来るべきだったな....と後悔
・結局「俳優」が「歌舞伎役者」やってすごいね、で感想が止まる
・演技は本当にみなさん、凄すぎる。凄すぎるんだけど、行間がわからない
・行間とその時の行動の動機がわからない
・深読みできるほど、映画がゆっくりじゃなく、無視できるほど小さい事象ではない
・割と先の出来事に影響するため、その行動に対しての理解を深めるためには行間を読む能力を求められてて、読めなかった部分は表面的にしか受け取ることしかできず薄っぺらい3時間になってしまった。
・受け取り手の技量に左右される作品なのか...とちょっとがっかりした(高評価を多く聞いていたから、万人受けする作品だと期待して見てしまった部分もある)

【追記】※私にとって、の感想です。悪しからず。
・ストーリーから感じるものが少なかったので、結果この映画から得たものが、悲しいかな「俳優陣がいい仕事をしたな」という薄っぺらい感想のみ...
・歌舞伎のシーンについては、やはりさすがの俳優陣だな、とは思いつつも、そもそも歌舞伎に対しては「血筋(もしくはお家)こそが最大の魅力であり、武器である、だからこその伝統芸能」だと個人的に思っているので、作中どんなに役者陣が素晴らしい演技をしても「俳優」の時点で本当の意味で「歌舞伎を味わっている」気持ちになりきれなかった。
・ストーリーに入り込めなかった分、余計に、見てるものが(本物ではないな)という思いが最後まで拭えなかった。(あ、老けメイクだとか思って見てた)
正直この映画を見るくらいなら、安い席でもいいから、本物の歌舞伎を見に行く方が価値があると感じました。

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ともみ

流行りに乗っかった結果…

2025年6月16日
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鑑賞方法:映画館

笑える

単純

結果的に大した映画ではなかった。
なぜ流行っているか全く理由がわからない
俳優陣の演技は確かに魅了される場面もあったかもしれないがただ俳優としての仕事をしてるだけ
別にストーリーも面白くない。
ただの歌舞伎のお家騒動。
森七菜の存在絶対いらんかった。
最後の高畑充希と三浦貴大のすごく雑な特殊メイクには爆笑笑笑
市川海老蔵の歌舞伎人生を映画にした方が100倍面白い。

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65

5.0役者の凄さに圧倒されまくり

2025年6月6日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

ドキドキ

どうしても初日に観たいため、
時間をこじ開け、映画館に足を
運ぶ。

役者の凄さに圧倒されまくり。

歌舞伎役者の喜久雄と俊介に。
役を演じる吉沢亮と横浜流星に。

芸に生きる厳しさ、喜び、怒り、
哀しみ、苦しみ、妬み、嫉み、
そして別れを渾身の力で魅せて
くれる。

初めての大舞台での二人道成寺
には緊張感がこちらまで伝わり、
拳を握りしめて見入ってしまい
じわじわと胸が熱くなる。

喜久雄の曽根崎心中、切々と語
るお初の心情が沁みてくる名場
面、さらに拳に力が入る。

極めつけは、左脚の切断をもの
ともせずに曽根崎心中のお初を
演じた俊介と、徳兵衛を買って
出て演じた喜久雄。

鬼気迫る迫真の演技は、スクリ
ーン越しでなく、舞台を間近に
観ているかのような錯覚に陥り、
観客と一緒に拍手しそうになる。

くどいようだが、役者の凄さに
圧倒されまくり。

3時間があっという間。

この臨場感をぜひ劇場で味わう
ことをおすすめする。

2533

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まーさん

4.0役者の業

2025年8月4日
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鑑賞方法:映画館

落語の家元の言葉に業の肯定があります。
感動を与える役者はやはり業が深いのでしょう。
イケメン二人の体当たりの演技が心に残りました。
あと、やはり女形といえば玉様を連想してしまいます。演目もそれっぽかったです。

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立丸

4.0芸能の世界は

2025年7月30日
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鑑賞方法:映画館

予備知識なく、歌舞伎の知識もなく観たので、架空の物語なのか、ある人物を追った物語なのかはわかりませんが、厳しい芸能の世界を感じました。主演お二人だけでなく、少年時代の二人も本当に美しかった。
どろどろした血縁のコミュニティと芸事の世界、同じ世界と思えないような、でも同じ人間なんだな、とも。
歌舞伎を観てみたくなりました。

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kawa

3.5歌舞伎界の華やかさと悲壮のドラマに果敢に挑戦した日本映画の復活

2025年7月25日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

ドキドキ

日本の伝統文化である歌舞伎の世界を舞台にして、任侠出身の主人公花井東一郎と上方歌舞伎の名門の血を引く花井半弥の激動の人生を描いた人間ドラマ。「横道世之介」の吉田修一さんが黒衣(くろご)となり楽屋や舞台裏を身をもって3年間も取材した力作の小説を、「フラガール」の李相日監督が約3時間の大作に仕上げて、見応えのある作品になっています。吉田さんの執筆の動機が、溝口健二の戦前の名作「残菊物語」の作中演目『積恋雪関扉』(つもるこいゆきのせきのと・関の扉)に惹かれたというのが意外でした。多くは世襲によって芸が引き継がれる伝統芸能の閉ざされた歌舞伎界を、部外者の眼を通して鋭く且つ大胆にストーリー展開させているのが、時間を感じさせません。それも男性が女装して演じる女形同士の切磋琢磨と確執の愛憎劇でした。これは勿論『関の扉』『連獅子』『二人藤娘』『二人道成寺』『曽根崎心中』『鷺娘』の舞台を再現した演目シーンの充実度と役者の熱演があって、舞台裏の私生活が紆余曲折を経る、華やかさと悲壮を併せ持った醍醐味によるものと印象を持ちました。若い頃にNHK教育テレビの古典芸能番組を僅かに観たくらいの、素養の無い私でも充分楽しめました。その反面、1964年から始まり50年もの長い時間経過の展開の過激性と唐突感がドラマとしての重量感を薄めているのが、贅沢な不満として残ります。脚本と演出に映画としての魅力、それは緩急の差であり、映像の間の扱い、ショットの集中度などがもっと欲しかった。

印象に残ったシーンは、交通事故に遭った父半次郎が代役に御曹司の半弥を選ばず、部屋子(芸養子)の東一郎が大役を務めるエピソードで、初日の楽屋で身体の震えが止まらない東一郎に化粧を施す半弥。才能を見極める半次郎の冷静な判断と実子半弥に掛ける思い、その期待に応えようとする東一郎の責任感から来る精神的重圧に身体が反応するところがいい。半弥の挫折感も丁寧に描かれています。そしてクライマックスの『鷺娘』の舞台シーンは圧巻でした。不自然な演出のシーンでは、襲名披露のお練りの列に芸妓藤駒との子綾乃が駆け寄るところです。藤駒が後を追ってたしなめますが、無反応な新半次郎の割り切った父親像を印象付ける意図が強く、登場人物の情感が弱い。また、主人公喜久雄の落ちぶれた地方巡業もリアリティ薄く、地元の不良青年からリンチされる暴力シーンが定型的すぎます。それと春江と半弥が劇場を後にして駆け落ちする場面の前にある、半弥が春江のアパートを訪ね待ちわびるシーンが曖昧でした。映画的な表現なのに活かされていません。

しかし、1年以上かけて女形の演技を磨いた主演吉沢亮の熱演は称賛に値しますし、敵役半弥の横浜流星の、この個性と容貌が対比されるキャスティングもいい。あまりに整った容姿の男性の演技は実力以下に観られ易いですが、吉沢亮の求道的な姿勢には心打たれるものがあります。横浜流星の演技はまだ完成形ではないものの、誠実な俳優の資質に好感を持ちました。これで吉沢演じる東一郎の女形の柔らかさとしなやかさの色気がもっと溢れ出ていたら文句なしの境地にあったと思います。このふたりの踊りを観ていて、歌舞伎の舞いの厳しさを改めて強く感じました。それは西洋のバレエに通じる肉体の絶え間ない鍛錬と、古典的女性美追求の芸の深さです。現代の人間国宝坂東玉三郎の映像を観て圧倒された経験を持つ素人の感想でした。半弥の父花井半次郎を演じた渡辺謙の不動の存在感は、この作品に安定感を持たせて、尚且つ俳優としての色気を保持しているのには、別の意味で感心しました。ただ襲名披露の舞台で吐血するシーンの是非は拭えません。役者にとっての神聖な場所を汚すような印象を与えます。小説では表現可能でも、映像イメージとしては過剰表現になってしまいます。また糖尿病で片足を失い、それでも舞台に立つ半弥の運命も映画としてはリアリティに欠け、その悲壮感の演出が見せ場となっていても説得力がありません。俳優の中で最も作品の内容に合っていたのは、世界的ダンサーの田中泯80歳の演技でした。手招き一つだけでも圧巻ですし、初めて女形の踊りを観れる贅沢さです。冒頭の抗争シーンだけの永瀬正敏は、「息子」「カツベン!」しか観ていませんが、演技に貫禄が付いていい俳優になっていると確認できました。四代目中村鴈治郎を映画で観られるのは素直に嬉しく、原作者吉田修一と歌舞伎の橋渡しを務めた縁からの特別出演のようです。最近「炎上」でも感服した日本映画の黄金期に活躍した二代目中村鴈治郎のお孫さん。歌舞伎界からは、女優陣で寺島しのぶが大垣幸子役を好演するも役柄がステレオタイプで一寸勿体ないと思いました。高畑充希始め若手女優の和服姿も美しく目の保養になり、喜久雄と俊介の少年期を演じた子役もいい。近年の映画や舞台を観て感じるのは、若い世代の演技のレベルが安定して高いことです。

溝口健二の古典「残菊物語」から生まれた、古典伝統の美を再現した日本映画として貴重な新作でした。映画としてもっと極めて欲しかった心残りがありながら、この映画化には素直に敬服します。田舎の映画館は、平日でありながら多くの人たちで埋められて久し振りに活気を感じ嬉しい劇場鑑賞になりました。
日本映画のその美しさと厳しさの本質に果敢に挑戦した作品。

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Gustav

5.0歌舞伎への積もる思ひは、果敢なき

2025年7月14日
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日本人であるので、この題材は観ておかなければいけないと思い、本作を観ました。
原作未読 歌舞伎・梨園の緒事情を ほぼ知りませんが、
本作を鑑賞後に、坂東玉三郎さん演じる「鷺娘」と人形浄瑠璃「曾根崎心中」を配信で、観させていただきました。

本作では、喜久雄と市駒との関係が、少し薄い気がしたのが残念でしたが、
これ以上作品を膨らませると、4時間超え映画になってしまうので、致し方あるまい

義兄弟を扱った映画は多々ありますが、義兄弟故(ゆえ)に、"ひとつ"しかないものを、2人で奪い合う宿命に成るが、
本作での、他に類を見ない"唯一無二な展開"は圧巻な脚本でした。 <原作賞><脚本賞><監督賞><作品賞>

この大作を演じた 吉沢 亮さん、横浜流星さん、のおふたりの演技は、
歌舞伎役者そのものの域にまで達しており、実に見事でした。 <主演賞><助演賞>

映画の撮影も、無理なライティングをせずに、やさしい光の中に、的確なカメラ配置を行った撮影は素晴らしかったです。<撮影賞>

「ずっと見たい景色」とは、男が女方を演じる歌舞伎において、更にその先にある域は人間でもない 孤高の白鷺(国宝)であり、下手(しもて)の非人間世界なのではないでしょうか。

この無双な映画を観たら、並ぶ映画は在りません。
よって、歌舞伎を扱ったドラマ「タイガー&ドラゴン」を観ると、本作と同じに、うまい"枕の扱い方"に注視する事が出来るでしょう。

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YAS!

5.0「好かん。だが良い作品だ」で良いではないか。

2025年7月11日
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鑑賞方法:映画館

興奮

知的

一時の絶賛モードから様々な意見も出るようになった。良いことだと思う。
しかし短慮な感想も目立つようになったと思う。

例えば、原作に対し映画は短か過ぎるという意見を良く聞く。作りが丁寧でないとも。
確かに時間は足りないだろう。しかし4時間5時間の映画は娯楽作品として本当に正しいのか? 前後編に分けることは集中力や構成力の点から正しいのか?
季監督はスピード感を大事にしたという。密度力と言って良いかも知れない。私はそれを支持したい。
例えば、ある者は「国宝は女性の描き方が足りない」という。
ある女性評論家は春江は強かな女性であり全てを天秤に架けて、主人公より御曹司を選択したのではないか、と推察した。
ある女性記者は春江は主人公の才能が怖くなってしまったのではないか。彼女は御曹司に逃げたのだと推察した。
観る人によって解釈が違う。
それで良いのだと思う。想像で補う。それを許す遊び。最近の作品にも最近の鑑賞者にも、それが無くなってしまっていることは憂えるべきことではないかと私は思う。

最期は人の感性だ。だからこそ個人の感性を超えたところに普遍的評価はある。
個人の感性を超えたとは何か。神の視点が無いのなら、それは多数の鑑賞者の評価と時間を経た評価がそれになろう。
つまり現時点で『国宝』は名作と言って良いのだ。後は時間が評価するだろう。

「おれはこの作品は好かん。だが良い作品だ」
これで良いと思う。

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fumio

5.02人の絆

2025年6月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

孤独な喜久雄が歌舞伎界の部屋子になって、跡取り息子の俊介と切磋琢磨しながら芸を磨いていく。
予告から絶対に観ようと思ってましたが、前評判通り素晴らしい作品でした。
ライバルで兄弟のように育った2人の運命が交差しながら、2人の絆を見せつけられていく圧巻さたるや何とも表現できません。
これは世界中、色んな人に観てほしい。そして後世に語り継がれていってほしい。
3時間あっという間でした!

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たかな

3.0歌舞伎の凄さを感じることが出来る

2025年6月6日
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鑑賞方法:映画館

公開初日に鑑賞。任侠の家に生まれながら歌舞伎役者として芸の道に人生を捧げた男のヒューマンドラマ。歌舞伎の舞台をまるで生で観ているような錯覚に陥り、歌舞伎の圧倒的な迫力に引き込まれました。主演を演じた吉沢亮と横浜流の歌舞伎の演技に拍手を送りたい。

2025-87

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隣組

4.0血に翻弄された二人の絆

2025年6月6日
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国宝と言うラストに向かって演じられると言うのは、
役者さんにとって地獄なんじゃないだろうか?
と想像出来るのだけど、
そこに向かって行く演技になんら疑問符が付かない、
畏怖すら覚える圧巻の仕上がりでした。

外国の人が観たら日本の役者は歌舞伎がベースにあって
誰でも演じられると思われるんじゃないかと思うくらい
歌舞伎を観たことないけど、素人目には遜色ない
歌舞伎シーンでたまげました。

小説だと昭和の時代背景なんかも説明しつつ群像劇の風味もあったけど、映画版では血に翻弄された喜久雄と俊介に焦点が当てられてて、観やすく小説版より俊介の気持ちが汲み取れてとても良かったです。
最後の2人の舞台は泣けました。

小説版の見せ場であった白虎襲名のシーンも渡辺謙さん
流石だな!と思いました。
自分には守ってくれる血が流れてないと言うのを
背負って生きていく喜久雄も見事だったし、
映画版の隠し子との再会シーン
もめちゃくちゃ良い演出でした。

小説を読んでたので、間は思い出しつつ補いながら観れたのだけど、初見の方は分かりにくいところもあるのかな?
と思いました。

小説のラストがとても壮大で映画ではどうなるのかな?
と思っていたら静かなエンディングで物足りなく感じてたのですが、よくよく考えると
喜久雄は最初に観た一世一代の
文字通り命を賭けた父親の大立ち回り、
あれを最高の芝居だと思っていて、あそこに辿り着き、
芝居をもって復讐を果たしたと言う事なんじゃないか?
と考えるとスゴいラストだったなと、
思い出して感動しております。

吉沢亮さんも横浜流星さんも
恐ろしいけど美しい化け物でした。
なんとなく、このお二人が邦画を引っ張って行くのだな
と感じる映画でした。

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奥嶋ひろまさ

5.0見応え充分な、映画館で観るべき映画。

2025年6月15日
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鑑賞方法:映画館

 凄いものを観た。出演者それぞれの存在感がすごい。吉沢亮と横浜流星はもちろん、渡辺謙もちろんだが、田中泯がすごかったなあ。
 怪我をした半二郎が代役を息子の俊介ではなく、才能で喜久雄を選ぶのはすごい。そのことで俊介が家を飛び出し、喜久雄に後継ぎに決めての襲名披露での場面。印象深い場面だった。血を吐き倒れながら叫んだ名前は息子の名前。やはり父親なんだな。家を飛び出し8年。もう喜久雄に継がせるしか無い。才能もある。でも半弥がやはり気がかり。そんな半二郎を呆然と支える喜久雄の表情が、、、とても迫力のある場面だった。
 俊介と春江が2人できえてからの8年。どんな風に過ごしたのか、そんな場面も観たかった。でも約3時間の長い映画、これ以上はねえ、いっそこんな大作、2本に分けてもう少し飛ばした所をやって欲しかった。
 吉沢亮も横浜流星も、これまで闘う映画が多い気がするが、今作ではあんなにしっとりと色っぽく女形を演じて、どんだけ練習したんだ。ほんとに2人の根性はアッパレ。なんかこれで終わっちゃうのは勿体無いね。本当にすごい。もちろん吉沢亮が主演で満足だが、2人が逆のバージョンでも観て見たいわぁ。
 歌舞伎は一度観に行ったことがあるが、機会があれば是非また観たいものだ。

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アンディぴっと

3.5ハンパなファンタジー

2025年6月10日
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悲しい

高評価レビューばかりで驚いた。
こないだ印象操作されたかのような高評価KADOKAWAの
ホラー映画を観て落胆した記憶があるので自分の目で確かめたかった。

☆☆☆☆☆:俳優
(吉沢亮さん・横浜流星さん・田中泯さん)
☆☆☆☆☆:撮影(ソフィアン・エル・ファニさん)
☆☆☆☆☆:美術(種田陽平さん)
☆☆:原作・脚本
☆☆☆:監督(李相日さん)
といったところでした。

吉沢亮さんへは☆をもっと。
この演技は多くの観客が素直に評価するでしょう。
横浜流星さんの『曽根崎心中』は美しく、その演技の為に、それまでを抑えていたのだろう。
田中泯さんは、やはり常に凄い存在感である。

撮影は万華鏡を視ているような色彩。
美術頑張っているなぁと思ったら、さすが種田陽平さん。
ところが、いつも役者に頼る尻切れトンボの監督。
原作は読んでいないが、
(僕は吉田さんのデビュー作は最後までガマンして読めたが、その後の本は拷問のようにつまらなく止めた。
どの作品も、何かのニュースで見たような事件やエピソードなどの類似性が多く、もっとオリジナリティを読ませてほしい作者である。)
話が、そんなに面白くならないし、生き様が中途半端なのだ。
そう、ハンパ。
監督と原作者の作品は以前から、なんかハンパなのである。
本作の(下げマン)森七菜さんと寺島しのぶさんの描き方も。

ラストは(国宝)玉三郎さんの有名な看板舞台をオマージュしたのか。
玉三郎さんの凄さ(透明で儚げで、それなのに凄みのある化身)を知る人には、申し訳ないが付け焼き刃の俳優では敵いはしない。 もちろん、ソコをいかに魅せるかが監督の手腕だが、力不足をみる。 舞台から映画へのカタルシスにしなければならないラスト10分の不甲斐なさよ。
(玉三郎さんと原作者はゲイだけど、本作の主人公は女泣かせを芸にした異性愛者の男性。
ムリを感じた。)
国宝の歌舞伎役者が素泊まりの宿で死を待つ。
(この描写は歌舞伎に対してある種の侮辱にも受けとられるので、どういう意図なのか考えないようにした。)
彫物が背中にある女形が国宝になる。
なんて、余りにもありえない、ファンタジー。

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なかじwithみゆ

4.0コップ一杯の血が欲しい

2025年6月10日
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泣ける

興奮

3時間があっという間でした。
梨園に血筋がなく、稽古に稽古を重ね人間国宝にまでなった女形といえば、
五代目坂東玉三郎を思い浮かべますが、その生涯とはまったく別な物語。
とはいえそこで舞われる演目には、玉三郎の十八番も随所に登場します。
ただ、歌舞伎を深く知らなくても、エンターテイメントとして
十分に練られ見応えある作品にしているのが李相日のさすがな手腕。

吉沢亮が苦しくも美しい才ある歌舞伎役者になりきり、いったいどこまでいってしまうんだろうか、そんな不安を抱かせるほどに狂おしい演技を見せています。
初の大舞台の前の楽屋、花井半弥(横浜流星)にすがり「コップ一杯の血(梨園の血)が欲しい」と泣きつく場面のなんと切なく悲しいことか。

そして人間国宝になった後の半二郎(吉沢亮)が最後に舞う「鷺娘」。玉三郎がその圧倒的な美の世界を演じきり、世界的に称賛されたこの演目を、吉沢亮は歌舞伎役者としてではなく、人間・吉沢亮として静かに演じ自分をその舞の中に沈めていきます。そこには、歌舞伎役者になれずとも、同じく演じることの「業」を抱える俳優の生き様も、幾ばくか見られたような気がしました。

長いエンドロールの後、ひとりの老人が手をたたき喝采していました。
自分も歌舞伎にならい少し叫んでもよかったかも「丹波屋!」と……
そんな気持ちを抱きながら、よい映画の後ならではの高揚感を胸に、劇場を後にしました。

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キタロウ

4.0「100年に1本」は言い過ぎ

2025年6月10日
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吉沢亮さんと横浜流星さんの演技を見るだけで料金分の価値はあると思いました。何気に三浦貴大さんも良かった。でも、途中から綻びが見えてきて、あまり集中できなかったのも確か。まずは渡辺謙さんが代役に喜久雄を指名した理由が不明瞭だった点。原作には描かれているのでしょうか?かなり大きな決断である故に、気になって仕方なかったです。あと、終盤の瀧内公美さんのシーンは興醒めでした。「急に現れて何を綺麗にまとめちゃってるの?」と突っ込みそうになりました(笑)。いくら何でも不自然だし。それ以外にも「謙さんが女形?」とか、「極道上がりで人間国宝になれちゃうの?」とか。まあでも日本アカデミー賞は総ナメするのでしょうね(皮肉)。これは好みだと思いますが、李監督の演出は過剰な気がします。やたら無音になったり。

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ハチ

歴史美術館と思ったら滝沢歌舞伎だった件

2025年8月1日
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タイトルとポスターのビジュに見事に騙された。

下調べしなかった自分の完敗。簡単に言うと、演技がそこそこ上手いトレンディドラマ俳優による何千回とコスられてきた世襲テーマの物語歌舞伎ビジュバージョン。

歌舞伎や国宝について何の説明もなく、会社の御曹司とできる社員の後継騒動の話。よくスパムのように出現する中国スマホ向けドラマでよくこういうの出てくる。

前情報無しで行ってしまったので冒頭の永瀬正敏と子役の下りはこれぞ邦画という迫力満点さで期待させられたが、後半になればなるほどキラキラ俳優2人の歌舞伎演技チャレンジを見せられている感じで、推しが居ない滝沢歌舞伎を観させられている感覚がかなりキツかった。やたら歌舞伎シーンが続くが本人たちの頑張りは認めるけど、本物でない限りこれ何タイム..?感。

映像美や2人の俳優推し時間とか原作無理やり拾ったであろう意味不明シーンなど、全方面無理やりカバーしようとしたのが違和感に繋がる。2人の歌舞伎のステージシーンが素晴らしいと言うのなら、何年も練習している本家を否定することになる。歌舞伎がどんなものなのかの説明がないのでそもそも凄みも伝わらない。コンテンポラリーダンサーおじの凄みのある演技ではあるが、あれが国宝の演技だ!と言われてもピンとこないし本物でもないものを長回しで見せられても、またもやこれは何タイム?となる。

競技人口が鬼少ない世界でトップを勝ち取った人間が国宝?だったら、国宝=絶滅危惧種なのか?と思う。競技人口が修羅レベルの分野でトップになっている選手の方が国宝に値すると思う。そう言う意味であの爺さんが国宝と言われても説得力ゼロ。絶滅危惧種=国宝=爺さんならわかる。国宝じゃなくて歌舞伎界のレジェンドなんでしょと思う。

大衆向けビジネス映画なので、監督もその辺全部わかってて1番違和感を感じていると思うけど、ギャラも良かったしOKという感じじゃないかな。

国宝という反則タイトルx中身は滝沢歌舞伎。イケメン推しタレントの頑張りとそれを超えてくるクオリティを楽しむ3時間、以上。観る側のスタンスをどこに置いて良いか非常に混乱する映画。

そんな自分に2000円払わせて最後まで観させた国宝のプロモーション勝ち。

海老蔵の感想動画が、これまた内容空っぽでクソ。それを観ると歌舞伎業界の人間性レベルを誤解してしまう(本当は奥ゆかしい人が多いと思うが)

善と悪だとかジョーカーがどうのとか、小学生でも書ける感想文レベル。海老蔵を歌舞伎のフロントとして出さない方が良いと思う。見てて恥ずかしい。

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辛口くん
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