国宝のレビュー・感想・評価
全1832件中、941~960件目を表示
語れる映画 リピしたい
原作を読んで、これは映画化されるだろうな。この雪の場面 歌舞伎の舞台 でも誰が演じる、、、読んでいても画が浮かんでくる読書体験でした。
そしていよいよ映画化 よかった。
映画館で映画を見るのは久しぶり でもこれはスクリーンで、ストーリーじゃなく 画面をと思いました。
また嬉しかったのが 周りでいろいろな人が見ていて 感想を交流し合うのも 見てない人に語るのも、リアルにできたのが嬉しい。
そうそうあの場面 高畑みずきには共感しなかったけど、、、
もう一回本を読んでから見たいね
ほんとはもっといろいろドラマやストーリーがあるんだよ
だめ 見にいくから話さないで
国宝で会話が弾みました。
ぎゅっと3時間に収めて
楽しめた。
歌舞伎の美しさを再確認し、歌舞伎自体をより知りたいと思える作品。
とても美しく、心に残る作品でした。
特に、歌舞伎の舞台を映し出す映像の構成や、役者の所作、音楽の響きが一体となっていて、本当に美しいと感じました。
あまり注目されることは少ないかもしれませんが、
舞台を支える「囃子方(はやしかた)」や「衣裳方(いしょうかた)」といった方々の存在が、とても印象的でした。
囃子方は舞台の音楽を奏で、衣裳方は舞台上で役者の着替えをサポートします。普段の観劇ではあまり見えない存在ですが、この映画では彼らの働きがしっかりと映し出されており、改めてその重要さを感じました。
特に、複雑な着物を短時間で着替えさせる場面は圧巻で、見ていてミスが起きないか
(そんなことが起きないように、猛練習をしているのだと思いますが)ひやひやしました。
また、役者たちが日々厳しい稽古を積み重ねている様子も描かれており、伝統芸能を守りながら、観客を魅了し続けるための努力がひしひしと伝わってきました。
華やかな舞台の裏にある、静かで壮絶な努力。
そのすべてが丁寧に描かれていて、歌舞伎という芸能の奥深さに触れることができました。
3時間という上映時間は、長くは感じることはなく、むしろ、もっとこの作品に浸っていたいと思える時間でした。
この映画を観たあと、今度は実際の歌舞伎の舞台を観に行ってみたくなる、とても素敵な作品です。
歌舞伎好きには見逃せない作品
歌舞伎が大好きで、大学時代から現役で働いていた時までは、南座や歌舞伎座などで歌舞伎を鑑賞していました。しかし、リタイア後は歌舞伎のチケットが高いため、もっぱらシネマ歌舞伎で鑑賞しています。女形の坂東玉三郎さんの美しさと幅広い芸に魅了されているので、吉沢亮と横浜流星が女形をどのように演じるのかすごく興味を持ってこの映画を鑑賞しました。大昔に中村鴈治郎さんと扇雀さんの「曽根崎心中」を生で見たときの感動が甦ってきました。鴈治郎さんの手ほどきがあったのだと思いますが、映画の中にも脈々と受け継がれる歌舞伎の魂が宿っていました。ラストの吉沢亮の「鷺娘」は、女形の人間国宝である玉三郎さんが乗り移ったかのような演技に自然と涙がこぼれました。
かのひとをおもう
女形で国宝、原作未読ゆえ
そのまま孤高の玉様、坂東玉三郎様と重ねてしまった。
床山さんを目指す友人に誘われて歌舞伎座に通った大学時代。玉様の亜古屋、お岩さま、揚巻何度も何度も観にいき究極の女形の美に圧倒されたものです。通ううちにその世界がまさに血脈で続いておりそうでないものは余所者の看板背負って舞台に出ているのだと学びました。玉様もあれほど美しく完璧を越えた女形でもその看板はかなりの時間はずされませんでした。女形で唯一無二の国宝となった今でもその影はあるのかもしれませんね。
ぜひぜひ指先脚の爪先まで色香る玉様もご覧ください。
そんな現実を感じながらの鑑賞はかなりハードなものでした。
芸に、血に、極め、にだけ「かぶく」者はそれ以外はどうでもいい、そんなまさに孤独な傾きを見事に演じたお三方に敬意を。
観応えありました。
歌舞伎界の裏表
寺島しのぶがいい
新聞連載時に読んでいたけれど
いい感じに忘れ去っていて
あー、そういえば、そうだった、みたいな感じで
ストーリーを楽しめた
少年時代の2人がほほえましい
そしてそこからの紆余曲折をよくあそこまで、まとめ切ったよなぁ
寺島しのぶの
役どころが、歌舞伎の世界の理不尽を体現していた
田中泯怖いくらいオーラがあった
晩年のアパート暮らし、悲惨な末路かと思えば
「ここには綺麗なものが一つもないの」と言って
これまでの重圧から解放された自由さを語る(寝床で)
なんだか業が深い 歌舞伎の男は全員
そんなにまでしてやっているなら、観たいな、本物の歌舞伎
美しき化け物
とにかく圧巻の一言。
一生をかけて、ありとあらゆるものを犠牲にして、
血を巡る愛憎も友情も、その何もかもを包み込んでひたすら舞台に打ち込み続ける。
手足がもげようとも、光を失っても、
身体のあらゆる自由を失っても、
役者としての更なる高みを探求する瞳の輝きは何よりも美しく、そして底のない闇のような不穏な異質さも合わせ持っておりこちらを覗き込む度に心底ゾッとした。
舞台上で見る華やかな役者としての顔。
しかし、その内側には、夥しい数の呪いが渦巻いており、役者自身も知らず知らずのうちにその一部に飲み込まれていく。
歴史という狂気に取り憑かれた化け物のようである。
その美しさと恐ろしさの相反する2面性に人は感化され、
おもわず目を奪われてしまうのかもしれない。
国宝が国宝たる所以、しかと脳裏に焼き付きました。
すんごいの観た。
歌舞伎役者としての所作表現、時代の緻密な再現性、観劇では決して追うことのできないカメラワークがもたらす臨場感と生っぽさ、ついスクリーンに引き込まれる画角。完成度は語ればキリがなく、かつその度合いはバカ高すぎる。それにより鑑賞者の世代を超える作品であることにも、いたく納得。むしろ残念だったところを上げることのほうが難しいぐらい。歌舞伎、吉沢亮や横浜流星といった記号はあれど、劇場を満席にするほどの作品であることは上映開始間も無くで理解できるし、上映時間さえもブッ飛ぶ。吉沢亮の凛、横浜流星の艶、鵺な田中泯の演技は必見。
観終わった後に過ったのは、なぜ松竹ではなかったのか。松竹が配給権を握っていれば、これほどまでの作品になっていたのだろうかと意地悪なことを想像してしまった。
圧倒的
平日昼間でも満員!
それぞれのお初
吉沢亮と横浜流星、その二人がそれぞれ演じる「曽根崎心中」のお初の演技にとにかく圧倒される。
吉沢亮は台詞回しと身体の使い方、熱量の落とし込み方がとにかく素晴らしく、横浜流星は身のこなしや表情に工夫が見られ、極限状況にある設定とも相まって切実さもひしひしと伝わってきて、どちらもとても魅力的なお初だった。
緊張状態が一瞬ほどける場面が時々あって、なんか泣きそうになった。
少年時代を演じる二人の瑞々しさも眩しかった。
評価が悩ましく難しい、面白い映画
この作品、評価が難しいです。
率直には面白く鑑賞できた出来作ですが、その「国宝」のテーマと、「国宝」の原作に合わせた映像化に、不満も感じてしまいました。
基本は、面白い。だが、推奨しがたい。……でもないような、そうであるような……難しい!
まず、美しい映像美には感動しました。
そして、主演吉沢亮さん演じる喜久雄と、主演横浜流星さん演じる俊介の演技もとても魅力的で、映画に没頭することができました。
私は歌舞伎は知っている程度、原作も知りません。
今回鑑賞しようと思ったのは、前評判も良いし「国宝」というタイトルと世界観に、壮大な歴史的描写の物語を楽しめるかもと期待していました。
半面、歴史的描写の映画は大半、壮大で圧巻だがエンターテインメント性は抑え目なイメージがあり、しかも3時間弱の長編のため、どこかで必ず「ダレる」「眠くなる」瞬間があるかもなぁと、不安もありました。
導入、歌舞伎の舞台。
歌舞伎に見とれました。素晴らしい映像美を見せつけられ、スグに映画に入り込みました。
そこからよくある時系列の起点に移り、喜久雄の少年時代。
極道 任侠 暴力 紋々 抑え目だが性的描写 復讐。
国宝になりえるかもしれない人物の描写に、国宝は無理だろうという思いを感じながら極道映画をしばらく楽しみました。
本作がフィクション映画であることは鑑賞後知ったことなのですが、おそらく原作の世界観が壮大で「尺」が足りないせいなのか、妙な急展開や早送り、カットが目立つその後の映像に、無駄に考察する時間が必要な間があり少し戸惑いました。
①藤駒の、いきなり色になろうかな発言からの、特に大きな進展を描かないまま、いつの間にかの子供出現に脳内整理の時間が必要だった。
②少年喜久雄が1年で娑婆に出られたのは失敗した?未成年だから?からの、あー失敗だったのかな?で、相棒の少年はどうなった?敵はどうなった?と気になった。
③第一印象で、露骨に喜久雄を嫌っていた感じの俊介が、青年期にワープしたら普通の仲で、描写的にも深い不快感は表していなかったので仲たがいの構図はそんなに根深くない?等の考察が先走った。
④時代のワープが頻発だった。
……などなど。整理しきれない事情もあったのかなと思いつつ、ちょっと残念な「はしょり」具合が気になりました。
ですが、そんな感じでマイナス点を伝えてますが、上映中、まったく「ダレる」事無く、非常に楽しく鑑賞することができました。
冒頭申しましたように、映像美がとても素晴らしい!歌舞伎に興味がない人間でも感動を覚え、没頭させてもらえました。
さらに、出演者の演技力にも拍手を送りたい。
少年役の黒川さんと越山さんの演技も素晴らしく、メインキャストに移行する前も十分に物語を楽しませてくれました。
また他の共演者も非常に演技が完成されていて良かったです。
今の時代、大人の事情で演技未完成の方が主要場面に多く出演・発言されると、失礼ですが「ダレて」くるので。
そして、吉沢さんと横浜さん。
素晴らしい!大賛辞を伝えたい。
いい加減な様相、怒り、失望、悲しみ、自暴自棄、喜び、困惑。そして歌舞伎の舞踊。
その演技があったから、劇場で作品に没頭し、「ダレる」事無く、美しさも体感しながら鑑賞することができました。
素晴らしかった!
……の上で、やはり評価が難しいのは作品のテーマ。
以下、個人的な意見です。
①「国宝」には、絶対になり得ない人物像
類まれなる才覚があったとしても、由緒正しい家紋の長が果たして跡継ぎに、現実するだろうか。また、かりにしたとしても、周りの家紋長老格や分家などが、絶対認可しないはずでは。
素晴らしい役者として、何かしらの受賞や著名人としての地位が確立するのは全然良いのですが。
②「国宝」は国の宝
国の宝であり、日本国を象徴する無形文化の一つとして、天皇陛下からも認められ謁見を賜れる存在(国民栄誉受賞者なども謁見出来きますが)。
大目に見てやくざは父親で、断絶していたとしても、自意識のある年代に、自分の意志で紋々を背負い、早々に暴力と性欲を行使して法に触れていて、青年期から壮年期にかけても身勝手な理不尽を行使して、「悪魔と契約」したというほどの事を、まさに行ってきた人物が「国宝」となるのは、どうなのかなと。
③反日の評価が不安
一部の反日の思想家には、「国宝」のレベルが、日本はこんな人物に務まるのかとか、だから日本はダメなんだとか、歴史や民度に対する蔑視や吹聴が誇張されそうで怖いのです。
あくまでも、「フィクション」である事が大前提として、海外には発信を心がけ、外交上の深層心理に悪影響を与えないよう危機管理が必要な気がします。
鑑賞した一市民としても、予備知識が皆無に近いと、もしかしたらノンフィクションの可能性を考えてしまう鑑賞者も少なくはない気がするので、冒頭にフィクションアピールが必要な気がしてしまいました。
以上、非常に面白かったですが、原作や映像化に対する不足感や、国宝の品位に対する評価が気になってしまった作品のため、面白くて映像も演技も最高!ですが、星3.5です。
圧倒的な熱量と執念が結実
スタッフとキャストの熱き思いが結集して、その思いが聴衆に十二分に伝わってくる。
そんな瞬間を初めて経験した。なぜか涙がとまらなかった。
渾身の力をふりしぼって創ったという実感が、これほどまでに押し寄せてくる作品には早々出会えないだろう。
黒子を3年経験して原作を書き上げた吉田修一。『曽根崎心中』、『娘道成寺』の美の世界を如何なく表現しきった横浜流星、吉沢亮。世襲に呪縛された男と歌舞伎の名家に拾われた男の歪な友情。女形の人間国宝役を前衛ダンサーの感性で舞った田中泯。彼らがもたらしてくれたのは、執念以外のなにものでもない。
『曽根崎心中』は、中村勘九郎と市川右近の若手コンビが演じ、『娘道成寺』は、かっては坂東玉三郎、尾上菊五郎が演じたらしい。でも、そんなことはどうでもよい。全体の一部を切り取った芸であったとしても、瞬間の美しさは人の心を打つ。
歌舞伎を見たことがない僕らでも、そこに人間同士の葛藤や厳しい稽古を、はるかに超越した伝統芸の極地を感じる。「美しい」意外にあてはまる言葉が見つからない。演者と聴衆が一体化した瞬間。喝采は鳴りやむことはない。圧倒的な熱量にぐーのねもでない。日本アカデミー賞作品賞の最有力候補とみた。
映像美
テレビやスマホで観るのと映画館で観るのとでは、映像の印象が大きく変わる作品だと感じました。
今の時代、3時間の長編に集中するには、やはり映画館という特別な空間が必要です。そして、大きなスクリーンで観るために作られた映像は、やはりスクリーンで観るべきだと改めて思いました。(何を当たり前のことをと自分でも思います)
映画でしか観ていないため多くは語れませんが、それでも「3時間では足りない」と思うほどの密度でした。
歌舞伎の世界を映画という形で描く——それだけで、関心の薄い人にはややハードルが高いかもしれません。それでもこの作品には、中弛みすることなく観客を惹き込む力があります。
無情に過ぎる時間にどう向き合い動けるか。
人にどう思われ、何を言われて、そうしてどう生きるか。
強く生きる側に立つことの難しさ、それでもそう生きられるように日々を歩みたい。
そんなことを感じさせてくれる映画でした。
観る目がないのか、そこまでいいのか
大評判ということで出掛けた
3時間近い作品だが、確かにそう長くは感じないから、いい映画だったんだと思う
ストーリー的には、二人の男の友情とライバル、挫折と復活という、まぁ、よくあると言えばよくある内容
とはいえ、このよくある内容を破綻なくしっかり描いているので、これもまたいい映画だったとは言える
極道だったことが、ごく僅かしか影響してないとかは、若干違和感はあるが、役の性格形成に影響してるんだということなら、納得できないわけじゃない
何人かの女性たちの描き方が中途半端かなあ、あの女性は結局どうなったんだろうみたいな印象もあるが、敢えて言えばということかな
歌舞伎の世界でも、さすがにそんなことは起きないんじゃないかと思うが、絶対有り得ないとも言いにくい、起きないと思うが
主演二人の俳優も熱演だが、なんと言っても、田中泯が凄い、おそらく歌右衛門がモデルになっているんだろうが、まさに歌右衛門がそこにいるという感覚
さて、この映画がなぜめっちゃ高く評価されているのか
先に述べた二人を含めて、歌舞伎の凄さを表現しているか、ということなんだろうか
もしも、そうなら、月に少なくとも2回、3回は歌舞伎を見物している私にとって、いささか今さらではあった
さらにいえば、歌舞伎はこんなもんじゃない、もっと凄いとも、思うが
歌舞伎をあまり観たことのない方にとって歌舞伎の凄さが少しでも伝わったのであればよかったなと思っている
その道で自分はどうあるのか。
主役のお二人がどれだけ稽古をしたのかと、感服でした。
けれどいちばん光を感じたのは、きくおの子役時代。とても際立って見えました。
ストーリーも素晴らしかったけど、ひとり残されたあと「全て無くしてもいいから日本一になる」までの道すじに、もう少しだけ時間を割いて欲しかった気持ちも。
芸と血筋。
彼らにしか見えないもののようで、たとえば社会における女性がそうであったり、未だ男性しかいない歌舞伎界であったり、政治や皇室であったり、案外身近にもあるもの。
何を選び、何は選べなくて、そこで自分は「どうあるか」。
何をどうやっても、その道に戻ってきてしまうような運命性の切なさと必然性。
生まれた環境を乗り越えて掴むものは、美しい。
全1832件中、941~960件目を表示
映画チケットがいつでも1,500円!
詳細は遷移先をご確認ください。