国宝のレビュー・感想・評価
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役者さん方の演技に思いを馳せてしまいます…。
映画を観終わった後、まず思ったことは
「役者さん方のこの演技を観ることが出来て幸せだ」でした。
元々演技に定評のある俳優さん女優さん方。
私はファンと呼べる程ではありませんが、大好きな方ばかりでした。
作品も演技も評判がとても高いですし、凄いものが見られるのだろうとは思っていましたが、
す……凄すぎるだろ……………。
今まで何作品も見てきた俳優さん方でしたが、皆さん初めて見る顔をしていました。
演技だけでもチケ代安いわ!と思うくらい。
なんなら私はこの人達の演技を観に来たんだなと感じました。
ストーリーは理解できる面と理解できない面が半々くらいでした。
長いなとは思いませんでしたが、
己の体調次第で感想が変わりそうだなと思いました。
泣けはしなかったですが、熱い演技には来るものがありました。
やっぱり俳優さん方の凄さなんだよな…。
私は役者を目指していた時期がありました。
役を考えれば考えるほど、
自分の演技と向き合い突き詰めるほど、
深く辛く苦しくなるのが役者というものだと思っています。
時代背景は違くとも、感情としてはリアルだと思いました。
彼らがしたことは置いといて…ですけど。
あと、(若干ネタバレ…?)
確か1964年から始まりましたよね…?65年でしたっけ…?
東京オリンピックの時代から始まるのがなんとも考え深かったです。
それから、
歌舞伎は観たことが無いのですが、観に行きたいと興味を持つ機会をいただけたことも嬉しかったです。
「めっちゃ面白い!」「分かりやすいストーリー性」
な作品ではありませんが、
「この作品を映画館で観れて良かった」と思える作品でした。
懐石料理をいただいた後のような満足感
ハマらなかった
映像、音、歌舞伎の舞台という素晴らしさは十分に表現されていて、最初は息を呑んで観ていました。
ただ、ストーリーがやや薄く感じ、また男女の相関図が、ん?と思うほどだらしく進んでいったので、主役2人の苦悩などが薄れて見えてしまった。
昔の天才たちは愛人が多くいるような様子は耳にするので、時代を感じさせるそういったコンセプトなのかもしれないが、苦悩、対立、歌舞伎という世界の大変さなど、美しいものが汚れて見えてしまったと個人的に感じました。(きれい事ばかりじゃないことはわかりますけどね。)
感動的なところばかりじゃないにしても、もう少し別の波乱万丈な描き方ができなかったものかなと感じてしまいました。
日本人でありながら歌舞伎のことはあまり詳しくないので言える立場ではないですが、こういったことを歌舞伎の裏の真実と思われないために、歌舞伎役者の俳優さんたちはあまり多くは出演していないのではないかと思いました。
実際出ていたらフィクションとはわかっているが、リアルに感じて少々イメージがよろしくなくなりそう...
皆さんの評価ほどはハマりませんでしたが、美しい一面もあったので見なくて良かったとは思いません。
一度見たら良いかな。
邦画の最高傑作
レビューを投稿するのを忘れていたので投稿
原作は未読
終わった後の余韻がレベチ
初めての感覚
曽根崎心中が劇中で2回演じられるが両方とも違う過程を経ての演技だったので心震えた
見た後調べたが、吉沢亮と横浜流星の努力でこの作品の演目は成り立ってると言っても過言ではない。
リピートは絶対確定
起承転結もしっかりあった
余韻が抜けない
女形も男形も美しい
吉沢亮の滲み出る感情の表現が素晴らしい!
ヤクザの息子に生まれ、親を早くに亡くし、単身で歌舞伎の世界に入る喜久雄。日本の伝統芸能として、血筋を大事にする世界では、才能があってもー才能があるが故かもしれないー何度も何度も挫折と憤りを味わう。歌舞伎界を追われて、場末のホテルの屋上で舞い踊る姿が、未だ目に焼き付いている。
いろんな苦難を乗り越えて、国宝とまでなるが、突如として内縁の妻との間にもうけた娘がカメラマンとして現れる。一瞬、歩んできた人生、犠牲にした者たち、後悔が頭によぎるが、それがあったこそ今がある、と噛み締める感じが、吉沢亮の演技に現れる。深い!
国宝になったからには後戻りはできない。歌舞伎会を背負い、前に進んむ決意がみなぎるラストは、またもや感極まった。
伝統芸能の血筋は重い
誰のファンでもありませんが…
吉沢亮や横浜流星等のイケメン俳優に対して「かっこいいよねー?」と中高年のおば様がキャーキャー言っているのがうっとおしくてどちらも正直苦手で全く観る気ゼロだったのですが、夫がどうしても観たいと言うのでお付き合いで観賞。結果、とても素晴らしかったです。鬼気迫る黒川想矢、吉沢亮の演技は圧巻。吉沢亮はまさにハマリ役で彼以外にあの妖艶な美しさは出せないでしょう。吉沢さんは主演男優賞、黒川くんは新人賞は確実では?吉田修一×李相日監督の相性の良さも鉄板だし、映像美、エンディングの井口理の歌声すべて相まって完璧な作品となっています。あと、田中泯さんの異彩を放つ存在感に引きこまれ、森七菜のベッドシーンがさらっとあったのにはちょっとびっくりしました。ストーリーは、血族でないものが代役、そして上方歌舞伎一門の跡を継ぐ、のエピソードになんだか片岡愛之助を連想してしまいました。
きくお子役さんの顔から横浜さんがきくおかと。
圧倒的な美しさ
国宝
不器用な男の子
良いところ
不器用な男同士の強い友情
歌舞伎の良さが伝わる
?なところ
誰かが亡くなる度になんか起こるのは都合がいいような
3時間弱の長編ながら合間に挟まる、と言うかしっかりと歌舞伎の演目が披露されるので惹きつけられるので長く感じなかった。なにより1番の見せ場だけをみせてくれるので、しっかり歌舞伎を堪能したような満足感と裏方から見た表現者の緊張感がすごく心地よい。あれは観客というよりも関係者の応援する目線になってた。歌舞伎を見たくなった、という時点でこの映画は成功していると思う。
父親、師匠、女型、友がそれぞれ亡くなる度に誰かの人生が変わっていく、のだけどなんか劇的過ぎて都合がいいイベントにしか見えなくなってた。それぞれに必然性も理由もあるのは分かるけどね。
ところでホテルの舞台裏に来た連中はほぼ純粋に犯罪なんだけどあのホテル大丈夫か?あと酔っ払ってロクでもないことやる人間は酒のせいではなくただそう言う人間なだけ。
音楽と語り、技芸
恐ろしく美しい不気味な化け物
才能を見込まれた少年・喜久雄が“人間国宝”に至るまでの道のりを描いた芸道映画。
サスペンス的な展開を想像していたが、実際は“歌舞伎”という日本芸能の美と狂気を掘り下げる、濃密な人生の物語だった。
喜久雄を演じた吉沢亮と黒川想矢、どちらも素晴らしい演技力で、とても美しかった。
歌舞伎を実際に観たことはないが、演出や所作も本格的で、クオリティの高さを感じた。
「芸」のシーンだけではなく、芸に呑まれ、道化のように荒れ果てた吉沢亮の姿は、強く印象に残った。
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「ずっとそばで応援する」と言っていた春江が、俊介のもとへ行ってしまう展開には、しばらく腑に落ちないモヤモヤが残った。
だが、おそらく春江は、喜久雄の“圧倒的な芸”を前に、凡人である自分にはそばにいる必要がないと悟ったのだろう。
そして俊介もまた、その芸に打ちのめされ、本気で芸と向き合う決意をする。
圧倒的な芸の前で、2人は寄り添うしかなかったのだろう。
血筋だけでは到底届かない「芸の力」が、当たり前の人間関係さえ断ち切ってしまう。
「歌舞伎」という道は、人並みを逸脱した世界であること——「悪魔との契約」という言葉の意味が静かに迫ってくる。
⸻
実子を差し置いての“名”の襲名。
唯一の後ろ盾であった恩師の死。
スキャンダルによる孤立。
そして、俊介の帰還。
純粋な娘の心を利用しながら、
自暴自棄に荒れていく喜久雄——。
そこから、なぜか唐突に人間国宝・万菊に認められ、復活。(なぜ急に認められたの?)
俊介との再共演、そして彼の病——。
きっと端折られている描写も多いのだろうと思うが、彼の芸の人生がいかに壮絶であったかは、十分に伝わってきた。
そして最後に辿り着いた景色。
あの舞台は、不気味で、美しくて、恐ろしくて——。
魂を削って舞う姿は、観る側の体力までも削ってくるほどの迫力だった。
⸻
全体として、確かに「すごい映画」だった。
ただし2時間40分という長さは、想像以上に体力を要する。
途中で席を立つ観客も多く、少し気が散ってしまった。
個人的に2時間40分は決してあっという間に感じるものではなく舞台のように中休憩が欲しいなと思ったので、
できれば体力のある昼間に観るのをおすすめしたい。
それでも、濃密で圧倒的な“芸”の世界を垣間見られたことは、よい体験だった。
大河ドラマのような映画でした。
ただただ、とにかく綺麗…その美しさに見惚れ溺れる…そんな作品
きっかけ
6月初旬に公開されたこちらの映画。7月下旬になっても、1日何回も上映されていたので気になり鑑賞しました。
あらすじ
任侠の家に産まれた喜久雄は、昔から歌舞伎の女形に魅了され自分も演じる側に。
ある日、喜久雄の父親は別のヤクザに○されてしまう。
そんな折、喜久雄の親父と親交のあった歌舞伎で有名な二代目花井半次郎が親父代わりとなる。
花井半次郎には喜久雄と同い年の息子俊介がおり、俊介もまた、二代目の息子なのでおのずと歌舞伎に興じる身。
喜久雄と俊介の出会う事から、お互いの成長と歌舞伎の栄誉衰退までを描かれています。
結論
ホンマ初めての感情でした。タイトルでもお伝えしたように、映像、ストーリー、演技や仕草が全て綺麗すぎその綺麗さにただただ溺れて3時間が終わっていきました…いやぁ~圧巻…
歌舞伎も出ている役者も全然知らない(無知なんです。悪気はないんです。ごめんなさい。)のに、見終わった後、こんなに見入る事になったからホンマに驚きました!!
皆さんも是非ご自身で体験してもらいたいです!!
歌舞伎世界を垣間見る
歌舞伎の世界を描いた小説が原作で任侠の家庭で生まれ歌舞伎役者の養子となり、兄弟との確執を描いた作品。
主役の吉沢氏などの女型の演技が光り脇を固める養父の渡辺氏の安定感は素晴らしい。歌舞伎の世界を描写する珍しい作品で、監督の意気込みが伝わります。日本人であるのに殆どの人が歌舞伎をしらないが私もその一人です。映画では稽古など日本の伝統を視聴できるので目新しさもあり興味深い。歌舞伎役者の養子として育ち歌舞伎役者と成長していくのだが、歌舞伎役者である養父の跡取りを養子にしたことで兄弟の確執が生まれる。人間関係のもつれが主人公の人生を翻弄することになるが、歌舞伎役者で生きることの苦悩や悲哀が描かれています。舞台で歌舞伎公演をする男優は女型をしているが、かなりの稽古を積んで撮影をしたのではないか。女型を演じている伝統を映画で初見したが、男性が化粧して着物で踊る姿は見入ってしまう。女性の仕草をし女性と見間違えるほどの
演技で、歌舞伎の奥深さを感じました。女型は女性が踊ることを禁止したようで、男性を女性に似せて演舞させたのが始まりだそうです。
映画を通じ日本の伝統を知る機会にもなり、口コミで評判が高いのも頷けます。舞台で踊るシーンは見所なので時間を割いて描写しています。監督の歌舞伎への愛着が伝わる作品でした。
全2352件中、881~900件目を表示
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