劇場公開日 2025年6月6日

国宝のレビュー・感想・評価

全2138件中、221~240件目を表示

5.0見応えのある圧巻の映画だった

2025年6月7日
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3時間の長い映画ではあるが、最後まで見応えのある映画だった。原作は読んでいないけれど、吉田修一と主演のイケメン2人につられて鑑賞。歌舞伎の女形を演じるのに吉沢亮は適役だ。綺麗な顔立ちが際立った。
まずはかなりの尺を歌舞伎の実際の演技に費やしている。それが歌舞伎には素人の私のレベルには、充分な見応えで、彼らがどれだけ修練したかが伺えた。
そして,テーマである血と才。梨園は血筋が全てと誰もが理解してるし、それゆえに、才能がない息子が産まれたらどうするのかなどと一般人は思ってしまう。とはいえ物心ついた時からずっと修行しているその年月と背負ってきた伝統の重みは簡単には裏切らない。ただ,圧倒的な才能の前には負けを認めざるを得なかった。映画は長い年月の2人の浮き沈みを描いていく。ヨメない展開に引き込まれる。全てを捨てて歌舞伎に向き合った男が手にするラストに涙が出た。
そして,この映画を1番支えたのは、田中泯の演技だったと思う。素晴らしかった。

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ニョロ

5.0吉沢亮が神懸かっている…否、悪魔懸かっている

2025年6月7日
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泣ける

興奮

驚く

血筋か才能かという王道テーマを歌舞伎の世界から真正面に描いた作品。

実写邦画でこのレベルの作品って近年何かあったっけ?と思うほど、ここ数年の邦画の中では抜きんでた存在。
歌舞伎のことはよくわからないけど、作品にかける熱量が半端ないことが演技、演出、劇伴あらゆるところからビンビン伝わってくる。

主演の吉沢亮とライバルである横浜流星の二人の演技だけでも3回は観る価値あり。
歌舞伎を演じながら、それぞれ喜久雄、俊介をオーバーラップさせて演じている。
2回ある曽根崎心中、二人の立ち位置、舞台に懸ける思いの種類が違うけど、それぞれ素晴らしい。
そういった心情を効果的に表す構成にした脚本も、カメラアングルも見事。

人間国宝万菊さんの存在感も圧巻。
万菊さんとのやりとりはもっと観たかった。
俊介の葛藤や女性陣の心の機微ももっと観たかった。
そういったところは映画として最小限に抑えていて、演者の演技と観客を信じて余白を残している。
3時間近くあるけど、カットされたであろうエピソードをもっと観たいと思わせる。
日本映画史に残る大傑作。

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ひとふで

5.0近年稀に見る邦画の大傑作!! 吉沢亮さんと横浜流星さんの取り憑かれた様な演技が素晴らしい

2025年6月7日
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吉沢亮さん演じる主人公 喜久雄の半世紀に渡る怒涛の人生を通し、400年間の伝統を繋いできた歌舞伎の世界、そして抗えない血筋や持って生まれた才能に苦悩し翻弄される人々の人生の栄枯盛衰を李相日 監督が堂々3時間をかけて描ききった大河ドラマ

歌舞伎の世界を全く知らないのでとても興味深く観られ、特に舞台のシーンは圧巻、日本の誇る伝統芸能の格調の高さに圧倒されます

冒頭の長崎のシーンは昔の任侠映画の風格を備え最高にエキサイティングな幕開け、極道の親分を演じる永瀬正敏さんがメチャクチャかっこよかったし、その極道の妻を演じる宮澤エマさんがすごく綺麗で色っぽすぎ
更に『怪物』(2023)の演技が印象的な黒川想矢さんが吉沢亮さん演じる喜久雄の幼少期を演じ、この壮絶なくだりに途轍もない印象を植え付けます、このオープニングだけで見に来た甲斐があったなと大満足でした

美しく豪華絢爛な歌舞伎の世界だけでなく、オープニングの1960年代の長崎から始まり、70〜80年代の大阪を舞台にした重厚でリッチな美術と映像に惚れ惚れします
特にキャラクター達に寄ったカットが多く、渡辺謙さんの出てくるカットはメチャクチャかっこよかったです

吉沢亮さんも横浜流星さんも相当な稽古を積み挑んだ歌舞伎役者の演技が圧倒的で惹き込まれました、間違いなく両名の代表作になると思います

ドン底に堕ちた吉沢さん演じる喜久雄が夜のビル屋上で一人舞うシーンは圧巻、白塗りの化粧が崩れ夜空を拝みながら舞う姿は『ジョーカー』(2019)を想起させ、吉沢さんの鬼気迫る演技の凄みに圧倒されました

そして渡辺謙さん、寺島しのぶさん、田中泯さんの息を呑むほどの存在感が圧倒的でとても贅沢な時間を過ごせました

と、何もかもが素晴らしく、近年稀に見る邦画の大傑作、これを劇場で観られた事自体に感謝です

が、大河ドラマなので仕方がないとは思うけど、終始緊張感に支配された作品なので正直 後半はしんどかった、2時間半以内だったら完璧だったのに、とも思っちゃいました(苦笑)

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Jett

3.5高評価の中、、、

2025年6月7日
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き

4.5息をするのも忘れる圧倒的な演技力

2025年6月7日
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久しぶりにレビューを書きます。
この映画『国宝』を観て、どうしても言葉に残しておきたくなりました。
自分の心の記録としても、書いておきたいと思います。

【脳裏に焼き付いているシーン】
手が震えている喜久雄に俊介が化粧をしてあげる場面。
「守ってくれる血が欲しい」「俊ぼんの血をごくごく飲みたい」――
ただただ、静かに涙が流れました。

歌舞伎の世界について詳しくはない私ですが、主演の吉沢亮さんと横浜流星さんの演じる女形の美しさには、心を奪われました。所作の一つ一つが驚くほど繊細で、優雅で、まさに息を呑む美しさ。どれほど稽古を重ねられたのか想像はつきますが、それでもおそらく私たちの想像を遥かに超える、果てしない鍛錬の積み重ねがあったのだと思います。俳優という仕事のすごさ、そしてお二人の並外れた表現力に、ただただ感服しました。

お二人ともルックスの美しさが話題になりがちですが、それを軽く凌駕する演技力。まさに「一流の役者」です。

上映時間は3時間。決して短くはありませんが、「長い」と感じたのは、退屈だったからではありません。主演の二人の踊りや演技があまりにも見事で、「これ以上観たら感情が持たない」という、ある種の叫びに近い感覚を覚えたからです。この感情は喜久雄と俊介に向けてなのか、俳優のお二人に向けてなのかわかりません。もっと踊りが見たい。もう踊りは辞めてほしい。そんな矛盾した気持ちを抱かせる映画でした。

芸に生きる者の喜び、怒り、哀しみ、苦しみ、そして嫉妬や別れ…。それらを体現したかのような演技に、何度も息を飲みました。

二人の「道成寺」での大舞台。張りつめた緊張感がスクリーンから伝わってきて、胸がじわじわと熱くなっていく感覚。

そして、喜久雄の「曽根崎心中」。お初の心情を切々と語る場面は、本当に胸を打たれる名場面でした。

息をするのも忘れるようなシーンが何度もありました。
「血」と「芸」の圧倒される映画です。

吉沢亮さん、横浜流星さん、心からの拍手を贈りたいです。
あっぱれ、あっぱれ――。

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MiMa

4.5圧巻

2025年6月7日
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alvo

4.5血か、芸か。

2025年6月6日
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いやーあまりに圧巻で3時間であっという間。
これが吉沢亮?横浜流星?というのを
忘れてしまうほど。
とんでもないくらい練習して努力したんだろうな
て、いうのが凄みとなって滲み出てた。
お互い紆余曲折あっても
最後ああなれたのはよかった。
憎みきれない相手同士の絶妙な
感情がよく出てたと思う。
珍しい永瀬正敏の親分役も良かった

それにしても女形って、あんなに体力使うんだなあと。しゃがみながら走ったり、体幹ヤバいんだろうな。歌舞伎役者のみなさんは。

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えみんこ

4.5歌舞伎好きにも感動を与える作品

2025年6月6日
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泣ける

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バーバヤガー

5.0"ただのエンタメでは済まされない"

2025年6月6日
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説得力のある演技

誰がこれに文句を言えるのだろうか
(実際の歌舞伎の世界は知らないけど)

見せ物としても、魅せ物として

現時点でこれ以上は無いと思う

また

"演技"の重み

"役者"の重み

"人生"の重み

を感じる

吉田修一原作の深みを感じる内容と
それを見事に映像化した李相日監督の相性は
やっぱり満足度は高い!

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創

4.5血と才能、努力

2025年6月6日
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吉沢亮、綺麗だった。
横浜流星は最初堺正章に見えたけど見てるうちに、違う美しさがあった。堺正章は大好きな人で横浜流星も大好きな人。
ふたりが舞うシーンでは涙が出て来た。
凄かった。
物語の内容から私の勝手なイメージではお二人は逆だった方が凄みがある気がする。横浜流星は糖尿病にはなりそうにないな。
まぁ役者さんだから…
3時間長いなと思ったけど1人の人生を描くには短いくらいだ。

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花

5.0映像から伝わる、本物の気迫と美しさ

2025年6月6日
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歌舞伎はこれまで観たことがありませんでしたが、吉沢亮さんと横浜流星さんの踊りのシーンには心を打たれました。特にクライマックスの舞は圧巻で、美しさと気迫に引き込まれ、思わず息を呑むほど。
3時間という長さをまったく感じさせない構成で、終わった瞬間には「もう終わってしまったの?」という余韻に包まれました。映像だからこそ伝わる所作の繊細さや役者の表情に魅了され、歌舞伎の美しさに酔いしれました。
いつか本物の舞台を観てみたいと思いました。

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kazu

5.0圧巻の演技。

2025年6月6日
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3時間弱の映画を観たのはアバター以来かも。長かった、長かったが、役者陣が、吉沢亮が圧巻すぎてずっと見ていられるほど美しくて恐ろしかった。

ストーリーについて話したいところですが、ちょっと吉沢亮が凄すぎて演技力について「バケモンだった」と言葉を失ってしまうほど。本当に本当に素晴らしかったです。どれほど稽古されたのだろう??想像できませんね、、、

見終わったあとの余韻が、今日一日を変えてしまいそうなほど。

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ぴーまん

5.0吉沢亮は本物の役者

2025年6月6日
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泣ける

興奮

斬新

歌舞伎とか女方とか、よく分からない私でも涙が出そうでした。海外でも評価されるべき作品。次の最優秀主演男優賞は吉沢亮以外ありえません。

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サリー

5.0末恐ろしい黒川想矢の目力

2025年6月6日
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全て圧巻のベスト映画でしたが、冒頭からの少年時代を演じた黒川想矢の女形、特に目力が印象に残る。怪物でも印象的だったが、末恐ろしい。

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サンダンス

2.0何処を見てたんだー?!

2025年8月5日
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難しい

様々な方面からの圧倒的高評価。
映画、原作どちらも優秀作品との評判で、ハードル上がり過ぎたかも…。
原作から端折った部分がとても残念…。
原作から読み取った優美さも想像膨らませ過ぎてしまったかも。
イメージは人それぞれだから仕方ないが、喜久坊の足掻き苦しむ苦悩の日々が薄まってるのがイチバン残念だった。

大スクリーンと大音響で誤魔化された感じがしてならない……(映画の最大の武器であるから仕方ないが…)
2部作にしてでも、渦巻く感情を表面化して欲しかった。
大まかなストーリーが薄くされた印象……。
原作未読で理解出来るか少し不安。

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奇妙鳥

4.5「国宝」と言う大きなタイトルの上を行く見応え有る一本

2025年7月31日
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連日の客入りと歌舞伎への注目度・・とニュースで取り上げられてから全然、観る気も無かった作品だけど、ミーハー心に火が着いて出かけた。2カ月近くたってもまだお客さまが切れないでいた。全然内容も確認しないで行ったせいか、思い込みなしで見たことがかえって良かったように思えた。始まりの新年会の宴会会場に漂う緊張感と違和感。任侠の世界だったんだ、永瀬正敏演じる言葉少なな父親の威圧感に、流石と感心した。主人公の踊りを舞う喜久雄の無邪気さと父を殺された時を目撃していた時の表情(目)の違いにこれからのストーリーの面白さを感じた。
歌舞伎の知識は全く持ち合わせないけれど、伝統の深さと美しさと伝承の厳しさ、複雑な家柄血筋関係、人間関係が入り混じっている事だけはわかった。
御曹司:俊介とヤクザの息子:喜久雄の複雑に入り組む歌舞伎役者としての浮き沈みの苦悩の長い時間と、この2人と彼らを支える女性たちの愛憎の様子にも目が離せない。
序盤の喜久雄が娘に「悪魔に願い事をした」と語った時から最後の国宝には上り詰めた時のインタビュー時の「おめでとう」と口にする女性カメラマンが同一と言う話にも作品の深さを感じた。
3時間余の長い作品だったが全く飽きる間が無くエンドとなった。
やっぱり、観て良かった!の作品だった。そして、趣味の全く違う夫を誘ったが「今までで、一緒に行って一番面白かったと思う」と言う言葉をもらった作品でも有った。

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しのぶ

4.5歌舞伎見た事ない人も面白いと思います。

2025年7月16日
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ストーリーは襲名のお話、役者として極める為に他のものを一切捨てた人の人生、という印象です。
吉沢亮くんと横浜流星くんがめちゃめちゃ良いです。イケメン二人ってのもありますが、韓国ドラマ並みに感情表現が良いです。

歌舞伎の有名なシーンがダイジェスト版で出てくるような感じでした。
歌舞伎なんてわかんないし観たくないと言ってた子と一緒に観ましたが、観たら歌舞伎はやっぱわかんないけどストーリー凄い面白かったと絶賛してました。

何とも言えないですがこれを機に若い人も、歌舞伎とか観るようになったら良いですね。
そう言えば歌舞伎座のお弁当美味しかったなーと思い出しました。

実際の歌舞伎はオペラと一緒で下知識あった方が面白いので是非GPTとかで皆さん今回の映画で出てきた演目、ストーリー調べてみてねって思います。

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yjq

4.5海老様の暴行事件

2025年7月11日
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泣ける

悲しい

興奮

海老蔵が顔を殴られた事件も、今思えばとんでもない事だったな。
歌舞伎の事をよく知らない自分も、この日本の文化の美しさには震えた。
少年時代の二人。それを取り巻く大人たち。そして大人になって行く二人。
全ての俳優に隙がなかった。
永瀬正敏のあのシーンでさえ、美しかった。
この映画は外国の方にもきっと伝わるだろう。
三時間が短く感じました。

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コウジ

3.5吉沢亮の演技は圧巻だったが・・・

2025年7月11日
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興奮

知的

驚く

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SHOT

4.5映画館で見るべき作品

2025年6月24日
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ストーリー展開は承知してるものが大筋で、それに肉付けされている程度。

それを観せるーー魅せる その企みに脱帽する。

原作が吉田修一でなければ 見に行ってはなかったかもしれない。私の吉田修一に対する信頼度は大きい。

今回の作品の映画化は 彼の「悪人」を勝る出来になっているように思う。

歌舞伎の女形

これを演じる男たちの 血を吐き肉を切る生き様。

演技は圧巻。
特に 国宝に指定された後の吉沢亮の踊りは凄まじかった。

いっときも目を離せない劇場で 息をのんで 見つめるように三時間 座って観覧するのである。

早く行きたいと思っていたが 随分人気が急上昇しての今日。

朝の9時に日本橋に出向いた。

お客さんは99%が女性 男性は一人しか見なかった。

満席の劇場で隣に見知らぬ人がいるのだが、さすが女性たちだらけ、時折 控えめな良いコロンの匂いも漂い ポップコーンなど買い求めてるのも見かけたが 誰も咀嚼音も立てないし 飲み物を啜る無粋なじゅじゅーーーっというのも全くなかった。

ただ 朝からの三時間
もう 抗いようがないのが お腹のぐううううっという音。

終盤 あちらこちらから ぐう〜っ という音がする。

私のお腹も ハイチュウ程度では鳴り止まず。

吉沢亮 横浜流星 お二方の妖艶な姿を見ても 無関係に腹の虫は鳴るものよ。

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asica
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